アニメの“聖地巡礼”から京都の推しホテル、無印良品のエアビーまで。忘れられない旅、気になる旅先とは?【旅好きエディターのトラベル白書】
★短期集中連載<旅好きエディターのトラベル白書>★
旅を愛してやまないanna エディターが、自身の旅遍歴のなかから推したい旅をガイドします。第3回は、日々の筋トレもサウナも旅のため(?)という、フットワークの軽さ(だけ)が取り柄の旅好きエディターSeiraが思い出に浸ります。
エディター Seiraの「旅の履歴書」
Seira
東京在住。社会人1年目にして、有休の全てを旅で溶かした逸話がネタ。特技は機内で爆睡できること。プライベートではビーチリゾートとワインが旅の目的になりがち。最近は吉方旅行に目覚め、運に委ねて行き先を決めるのが楽しい。
今までの旅記録
<海外>
渡航回数ベスト3は、ヨーロッパ、ハワイ諸島(カウアイLOVE)、東南アジア。未体験はアフリカ大陸。カラダが元気なうちに長期休暇で周遊するのが目標。
<国内>
47都道府県制覇まであと、5県!
漫画・アニメの“聖地巡礼”でNYへ
推し旅その1「忘れられない旅」
その昔、NYが舞台の漫画「BANANA FISH(作・吉田秋生)」に沼りまして。20年以上の時を経てアニメ化されたのですが、原作にひけをとらない傑作で、またもや沼オチしました。
予想以上にアニメの反響が大きく(ちなみにEDテーマは今をときめくKing Gnu。彼らのファーストシングルとなる「Prayer X」で、常田大希さんの書き下ろしです!)、NYでゆかりの“聖地”を巡るオフィシャルツアーがあり。ファンと行く旅は楽しいはず!と、仕事を抱えながら参加しました。
参加者は、私のような古参から、ひとまわり年下の人や母娘で参加の親子など、年齢層や属性も多様。一緒にキャッキャと楽しみながらニューヨークを練り歩き、写真を撮ったりナイトアウトをしたり。世代の垣根を越えて、目的が一緒、好きが一緒の人たちとする旅の醍醐味を知りました。
NYを訪れるのは10年以上ぶり。街の様子は変われど、自由でクールでリアルな、この街が放つ独特の空気感は唯一無二で、不思議と勇気をもらいました。
ちなみに今年は、どハマりしているNHK大河ドラマ「光る君へ」のゆかりの地を巡りたい。ファーストサマーウイカさん演じる清少納言の「枕草子」に涙しながら、ドラマ&歴史好きの友人らと京都合宿を目論んでいます(笑)。
スリランカ経由でモルディブへ
推し旅その2「リセット旅」
仕事でもプライベートでも、思い起こせば人生の転機にモルディブを旅しています。俗にいう“呼ばれている”のでしょうか(笑)。
旅の魅力のひとつに、新しい色彩との出合いがあります。モルディブの海の色はまさにそれで、「ターコイズブルー」とはこの色のことか!とカンゲキしまくり。
海の美しさはさることながら、私的推しポイントは砂浜! ふかふかの絨毯のようなクッション性(?)のある踏み心地は、初めての経験でした。
おすすめはスリランカ経由で行くルート。本場アーユルヴェーダで癒やされて、海の青、空の碧に身を委ねると、やる気が満ち、何かがはじまる予感がします。人生はそんなすぐに変わらないかもしれないけれど、小さくとも確実な一歩を踏み出せるはずですよ(きっと!)。
モダン建築好きなら泊まりたい、京都のホテル
推しホテル「ザ・ホテル青龍 京都清水」
今年も開催(11月2日〜)が決まった「京都モダン建築祭」を楽しみにしている人、いますか? はい、私です。数多ある京都の楽しみ方のなかでもお気に入りがモダン建築巡りです。
そんなわたしがときめきまくったホテルは「ザ・ホテル青龍 京都清水」。観光客でにぎわう清水坂上にあるのですが、一歩足を踏み入れるとタイムトラベルしたような、まったくの別世界が広がっています。
ホテルは、昭和8年に移転・新築された元清水小学校の校舎を改装したもの。当時、京都随一のモダン建築と名を馳せた西洋建築の粋とモダンインテリアが融合した世界観は、映画やドラマに出てきそうなほど、ムード満点でドラマティック。
ホテル散策が楽しいのもこのホテルの魅力。階段や廊下などは昔の共用部分をできるだけ残しているそうで、新旧融合の空間デザインは拍手もの。モダンな幾何学模様と、木造とのコンビネーションがたまりません!!
お部屋はクリーン&シックな設え。現代的な快適さと歴史的な趣を兼ね備えています。窓からは京都の街並みと法観寺・八坂の塔を望めます。
おすすめの撮影ポイントは、講堂を改築したレストラン&ライブラリーと、クラシカルでエレガントなシャンデリアが目をひくロビー。朝食会場にもなるライブラリーには、京都の歴史や観光にまつわる本から、写真集、マンガまで、1000冊以上の本がびっしり並んでいます。
もちろん、レストラン&バーも充実。ホテル内には、京都の名バーとして知られる「Bar K6」のオーナーバーテンダーである西田稔さんがドリンクを監修したスタイリッシュなバー「K36 The Bar & Rooftop」があります。ルーフトップから見晴らす京都のパノラマも旅情感たっぷり。ここでは、特製カクテルを楽しみながら、京都の夜景を堪能できます。また、アラン・デュカスが設立した、デュカス・パリ監修による「ブノワ 京都」では、フレンチ仕立ての京都美食が楽しめますよ! 朝食は「Well-being Breakfast」をテーマにしたコースで味わえます。
ザ・ホテル青龍 京都清水
京都府京都市東山区清水二丁目204-2
075-532-1111
https://www.princehotels.co.jp/seiryu-kiyomizu/
アートの島・豊島でワーケーション
次に狙っている旅「無印良品×Airbnb」
旅×仕事×暮らしをうまくバランスさせたい。ワーケーションやリモートワークが盛んな今、そんな昔からの思いを実現できる選択肢が増えました。
ホテルベースのワーケーションも魅力ですが、もっと地元に根ざした暮らしを体験して、新たな視点やインスピレーションを得る機会にできればという思いも。
4月にオープンした「MUJI BASE TESHIMA」は、まさにそのような体験ができそう。古民家を改築したこちらは、「IDÉE」がコーディネートを担当。日本のヴィンテージ家具、日本のアーティストの作品など、アートな暮らしが体験できる仕立て。
使用する食器や家具は、瀬戸内を中心に活動する現代作家の作品が揃えられています。暮らしの道具を通してその地域を肌で感じられるという、これまでにない体験が魅力。
「MUJI BASE TESHIMA」があるのは、香川県にある小さな島・豊島(てしま)。豊島美術館をはじめとする現代アートの施設を求めて、国内外から多くの旅行客が訪れる場所です。
締切を抱えた仲間達と、ここで大人の合宿をするのも良さそう!?
MUJI BASE TESHIMA
香川県小豆郡土庄町豊島家浦2358
https://www.muji.com/jp/ja/special-feature/mujibase/teshima/
旅のスタメンは、ヘアアイロンと香りアイテム
旅に欠かせない「マイ・トラベル・エッセンシャルズ」
旅先では、ほぼアップヘア。ゆえに、前髪と顔回りのヘアがお疲れモードにならないように気を付けています。そんなとき役立つのが、ReFaのコードレスのフィンガーアイロン(指コテ)。 タイプCのケーブルで充電可能なのも、アダプターの荷物が減り◎。
香りも欠かせないアイテム。シゲタ パリのエッセンシャルオイル「FREE ME(フリーミー)」は、旅の疲れで凝り固まった体が解放されるような感覚に。日々筋トレ後にも使っているのですが、旅先で使い慣れた香りがあるとほっとするメリットも。
旅先での香りの身だしなみは、軽やかなヘアフレグランスをチョイス。やさしい気分になれる、ディプティックの「EAU ROSE(オー ローズ)」がお気に入りです。
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