秋の訪れはいつ? 2023年秋・冬の天候予想を気象予報士が解説【教えて蓬莱さん! お天気耳より情報】
9月は気候が変わりやすく、長袖やジャケットが必要な日も出てくる時期です。しかし、今年は例年よりも暑い日が多く、9月に入っても冷汗グッズや日傘が手放せなかった人も多かったのではないでしょうか。ただ、9月末になりこの暑さが少しずつ落ち着いてくると同時に、秋の訪れも感じられるようになってきました。季節の変わり目は特に、お天気が気になりますよね。
そこで今回は読売テレビ「かんさい情報ネットten.」のお天気コーナー「スケッチ予報」でお馴染みの気象予報士・蓬莱大介さんに、2023年10月以降の天気について解説していただきました。
2023年~2024年の冬は暖冬?
真夏のピークが過ぎたように感じますが、10月の前半まで30℃を超える暑い日が続きそうです。今秋は例年よりも気温が高く、秋らしい天気が訪れる歩みはゆっくり。そして、暖冬の予報が出ています。
過去の例として、2019年から2020年の冬は大阪市内でもダウンジャケットを着なくても過ごせるほど暖かく、また、雪が少なかったため観光客が減り、、日本海側のスキー場が閉鎖に追い込まれたことがありました。今年の冬も同じように暖冬となるかもしれません。
暖冬の理由は、偏西風が北に蛇行し、南から暖かい空気が流れ込みやすいことと、西高東低の冬型気圧配置が発生しづらくなるため、北から冷たい空気が流れ込みにくくなることです。また、赤道付近の太平洋東部の海水温度が高いので、「スーパーエルニーニョ」と呼ばれる極端な状態になる可能性があります。エルニーニョ現象は世界中で異常気象を引き起こし、偏西風が北に蛇行することもその一部と考えられます。
9月後半は台風シーズンですが、日本では2023年9月に台風が1個しか発生しませんでした。しかし、引き続き海水温度が高いため、10月に入ってから台風が発生し、日本に接近する可能性があります。最新情報にご注意ください。
秋の花粉症に注意
近畿地方では、9月はそこそこ雨が降り、気温が高い日が続いています。これは、秋の花粉症が発生しやすくなる状況だと考えられます。秋の花粉は、イネ科の雑草から飛散し、公園や河川敷に多くみられるブタクサやヨモギが代表的です。熱がないのに鼻水や肌荒れが出る場合は、秋の花粉症かもしれません。花粉は午前中にピークを迎えるため、気になる場合はマスクを着用するなどの対策を取りましょう。
インフルエンザが小中学校を中心に流行しています。季節の変わり目で体調を崩している人も多いかもしれません。健康には十分注意し、マスクをするなど対策を行いましょう。(解説/蓬莱大介)
蓬莱 大介ほうらい だいすけ
2011年より読売テレビの気象キャスターを担当し、現在は「情報ライブ ミヤネ屋」、「かんさい情報ネット ten.」、「ウェークアップ!ぷらす」に出演中。翌日の天気のポイントをイラストで教えてくれる「スケッチ予報」では、ユーモア溢れるイラストが大人気!
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