ワサビのツーンには結局何がイイの?「ネットの裏ワザ」3つを検証してみた
世の中には生活を豊かにしたり、困ったことを解決したりする裏ワザがインターネットでたくさん出回っています。果たしてその裏ワザは、本当に使えるものなのでしょうか!?
そこで今回は、2018年3月16日(金)に放送された読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』の人気コーナー『情報喫茶店』より、効果が出ると言われている裏ワザを、実際に試して検証してみました!
■1:ワサビの「ツーン」を解消する裏ワザ
皆さん、ワサビを食べてツーンときた経験はありますよね。そこで一瞬で辛みが消えてしまうと言われている4つの裏ワザを実際に試してみました。
まずは“鼻から吸って口から吐く”という方法。インターネットの情報では、鼻の奥のワサビの刺激を和らげると書かれていましたが、実際に試してみたところ、残念ながら効果なし……。
続いて“ガリを食べる”という方法。ガリの刺激がワサビの刺激を忘れさせてくれるとのことですが、これもかえって刺激が増すだけで効果はありませんでした。
続いて“マヨネーズをなめる”を検証。これは効果あり! 口の中がまろやかになって辛みが消えていく感覚になるそう。
最後は“コーラ”。もしかして効果があるのかも……?と思いきやこちらは効果なし。それどころか炭酸の刺激が相まって、さらに辛みや痛みが増してしまいました!
したがって、ワサビの“ツーン”を消す4つの裏ワザのうち、効果があったのは“マヨネーズ”のみという結果となりました。
管理栄養士の水口麻衣子さんにお話を伺ったところ、実はワサビに含まれる辛み成分は油に溶けやすい性質があり、マヨネーズの油に溶けて、辛みがなくなるんだそう。
お寿司の場合、大トロなど脂分が多く含まれるネタにはワサビが効かないことが多いので、ワサビの代わりに辛み大根を乗せているお店もあるそうですよ。
■2:子どもが簡単に目を覚ます裏ワザ
準備や用意に何かと忙しい朝。そんな忙しい朝に、子どもがなかなか目を覚まさず、イライラする方も少なくないのではないでしょうか。
インターネット上にも、子どもをあっという間に起こす裏ワザがたくさんヒットしますが、この中で素早く子どもを起こすことができる裏ワザは、本当にあるのでしょうか。
まず“蚊の音”を聞かせる方法を検証。インターネット上で見つけた蚊の音を、耳元で鳴らしてみましたが、全く効果なし。
続いて、触覚に訴える“まつ毛を触る”方法。こちらは効果抜群! くすぐったそうに動きながらスッキリと起きました。起床までの時間はなんと1分50秒!
最後は嗅覚に訴える“きつい臭い”を嗅がせる方法。今回は納豆の臭いを使って行いましたが、意外にも効果あり! 怪訝な表情を浮かべながら3分15秒で目が覚めました。物凄く嫌いな臭いには効果があるようです。
結果、起床までの時間が一番早かったのは、“まつ毛を触る”でした。
近畿大学理工学部の西郷和真先生によると、五感の中でも視覚から得る情報はとても多いため、目の周りは敏感にできているそう。まつ毛を触ってまぶたを刺激されると、無意識ながら危険と認識され、防衛本能として目が覚めるのだとか。
■3:目が回ったとき簡単に回復する裏ワザ
コーヒーカップやジェットコースターなどに乗ると、目が回りフラフラしてしまいますよね。目が回るのを抑えるには、いったいどんな方法が効くのでしょうか? ぐるぐるバットを使って4つの裏ワザを大検証しました!
まずは“耳を引っ張る”。三半規管を司る耳を引っ張ることで、まっすぐ走れるという噂ですが、全く効果なし。
続いて“左に傾けて走る(逆方向”)方法と、“右に傾けて走る(回転方向)”をどちらも検証。回転方向と逆に傾けて走ると、約6メートル進めたものの、途中でダウン……。あまり効果がありませんでした。
最後に“指を見つめて走る”。こちらは最初こそふらついていたものの、およそ10秒ほど親指を見つめていると目が回るのがおさまり、真っ直ぐに走ることができました!
めまいなどを研究している、近畿大学医学部の土井勝美教授にお話を伺いました。実は目が回るのは、三半規管が刺激を受けて、目が揺れる『眼振(がんしん)』という現象が起こっている状態なんだそう。指先を見つめることによって、眼振が抑制されるため、目が回らなくなるのだそう。
以上、インターネットで効果があると噂されている裏ワザを大検証してみました! もちろん効果には個人差がありますが、知っていて損はないかも。
あなたもぜひ試してみてくださいね!(文/nagu)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』(毎週金曜 よる7時~)
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