TOP ライフスタイル 料理研究家が伝授!簡単ひと手間で「お店のような絶品鍋料理」にする裏ワザ

料理研究家が伝授!簡単ひと手間で「お店のような絶品鍋料理」にする裏ワザ

2019.02.12

寒い日がまだまだ続いていますね。あたたまる鍋料理は下準備も少なく、楽ちんでおいしいメニューですが、毎回同じような具材や食べ方になっていませんか?

実は、いつもの鍋料理にちょっとひと工夫加えるだけで、劇的においしくなるんです!

そこで今回は、家庭でできる“絶品お鍋料理”の裏ワザを、2019年1月21日(月)放送の読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』の人気コーナー『まるトクZIP!』から伝授します。

教えてくれるのは、大阪の超人気カリスマ料理研究家・小川薫さんです。

 

■案外知らない「おいしい野菜」を見分けるポイント

画像:読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』

まずはお鍋に欠かせないおいしい白菜の見分け方をご紹介。

白菜は、断面を見たときに、平らになっていると新鮮でおいしく、膨らんでいると古くて味が落ちているとのこと。白菜は外側から内側の葉っぱに栄養を送り届けているので、劣化が進んでいるものは中央が盛り上がってくるのだそう。

画像:読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』

ニンジンは、“芯が細いもの”を選びましょう。なぜなら、ニンジンは外側が味が濃くて栄養価が高いから。つまり芯が細いということは、おいしい部分がたくさんあるということ。野菜を選ぶときのポイントのひとつになりますよね

 

■鶏肉はネギと一緒に炒めることで旨味アップ!

画像:読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』

お野菜と相性もいい鶏肉。そのままお鍋に入れる前にフライパンで“ネギと一緒に焼く”ことで、ネギが鶏肉の旨味を吸収してくれるので激ウマになるのだそう。

さらにお鍋にはシイタケが定番ですが、いつもと一味違う鍋にしたいときは、なんと“マッシュルーム”がおすすめ。マッシュルームはシイタケのおよそ3倍の旨味成分があると言われているため、マッシュルームの出汁で料亭風の上品な味が加わります。

昆布やカツオを使った手間のかかる出汁取りがいらなくなるのもポイントです。

 

■溶け出てしまうチーズは「きんちゃく」に入れると食べやすい!

画像:読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』

お鍋にチーズを入れて食べたいけれど、チーズが溶け出してしまう……と諦めてしまいがちですが、お餅などを入れるきんちゃくにチーズを入れて“チーズきんちゃく”にすると、スープを濁すことなく味わうことができるのだとか。絶妙なとろけ具合も最高ですよ。

画像:読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』

ちゅるちゅると食べられる『マロニー』はお鍋の中で散らばってしまって取るのも一苦労。そんなときにはちくわの中にマロニーを入れると散らばらず、束のマロニーの食感を味わうことができます。

作り方は簡単。ちくわに『マロニー』を入れてから、ちくわの部分だけを切り、上から熱湯をかけます。『マロニー』が柔らかくなれば完成。

 

■シメのラーメンは「鍋用ラーメン」を使うのがポイント

画像:読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』

お鍋のシメにラーメンを食べるときは生麺ではなく、必ず鍋用ラーメンを使いましょう。同じ麺なのでは?と思いがちですが、実は生麺は麺がくっつかないように表面に打ち粉がついているので、その粉が溶け出してスープがトロトロになってしまうのです。

一方、鍋用ラーメンは 特殊な製法で麺がくっつかないように作られているので表面に打ち粉をしていません。スープがトロトロにならず、サラサラの出汁で最後までおいしくいただけます。

 

■一番味が染み込んだ最後のお出汁で「おこわ」に

画像:読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』

お肉やお野菜など、たくさんの出汁が詰まったスープを捨ててしまうのはもったいないですよね。だけどもうこれ以上食べられない……そんなときにおすすめなのが、濃縮されたスープで作る『寄せ鍋のスープで中華おこわ風』。

炊飯器に洗ったお米を入れ、お水の代わりに残ったダシを加え、ベーコンやむいた甘栗などを入れて炊くだけ! 本格的なお店で食べるよりもおいしいおこわに仕上がりますよ。

<材料>
米・・・2合
寄せ鍋の余ったスープ
切り餅・・・1.5個(75g)(※1cm角に切っておく)
甘栗・・・60g
ベーコン・・・30g(※1㎝の色紙切りにしておく)
しょうゆ・・・小さじ1
ごま油・・・小さじ1
三つ葉・・・適量(※みじん切りにしておく)

<作り方>
(1)炊飯器に洗って水気を切った米(2合)としょうゆ・ごま油(各小1)を入れ、内釜にある2合分の目盛りまで寄せ鍋の余ったスープを入れる。
※スープが足りなければ水を加える。
(2)(1)に切り餅(1.5個)・甘栗(60g)・ベーコン(30g)をのせて炊飯する。
(3)炊き上がったらよく混ぜ、器に盛り付けて三つ葉(適量)を添えて完成。

処分してしまいがちだったお鍋のお出汁も有効活用できちゃいます!

 

いかがでしたか? お鍋にいれる食材から、最後の出汁の活用法まで、この時期にぴったりのお鍋料理を余すことなくおいしく味わえる方法をご紹介しました。

寒い今の季節にぜひ試してみてはいかがでしょうか(文/ecocoro)

【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』(月曜~金曜 5時20分~)

この記事の情報は公開時点でのものです。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

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