【徳島おでかけ5選】ファミリーも女子旅も大満足のココだけ体験がいっぱい！

徳島県といえば『阿波おどり』と『鳴門のうず潮』……もちろん両方とも徳島観光に欠かせないスポットですが、実は徳島の最新スポットがテレビや雑誌、SNSで話題になっているのをご存じですか？

徳島県は、関西からも好アクセスで絶好のおでかけスポットでもあり、anna編集部としても「これは見逃せない！」ということで、インスタグラムで徳島の魅力を発信する『徳島ファンづくり＠関西プロジェクトチーム』の長井さん、近藤さん、阿部さんに協力してもらい、今注目すべき徳島最旬スポット5選をご紹介します！

■徳島おでかけのマスト情報は？

画像：徳島県

（1）アクセス

阪神高速道路『中之島JCT』から徳島市までは、車で約2時間。『明石海峡大橋』や『鳴門大橋』を経由すれば、オーシャンビューの爽快ドライブが楽しめます。関西各所から高速バスもあるので、現地でレンタカーを借りるのもおすすめ！

（2）観光アプリ

徳島旅に欠かせないのが観光アプリ『徳島たびプラス』。ナビやモデルコース検索、オリジナルコース作成など、驚きの機能が満載！　しかも登録施設で使えるクーポンやプレゼントが当たるスタンプラリーもあるので、ダウンロード必至の便利アプリなんです！

■1：サステナブルなエコライフを体験しよう

画像：anna

“サステナブル”や“SGDs”という言葉がまったく知られていなかった2003年、自治体では初めて“ゼロ・ウェイスト（ゴミゼロ）宣言”を行った上勝町。その象徴である『上勝町ゼロ・ウェイストセンター』では、町民自らが足を運び、13種類45分別を実践しており、“サステナブルな町”として注目を集めています！

画像：anna

『上勝町ゼロ・ウェイストセンター』があるのは山の中腹。上空から見ると“？”の形をしたユニークな施設です。そしてちょうど“？”の下丸部分にあるのが、サステナブルな生活を体験できる『ゼロ・ウェイストアクションホテル“HOTEL WHY”』です。

（1）ゼロ・ウェイストアクションホテル“HOTEL WHY”

画像：anna

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上勝町産の木材を使用した建物の中に入ると、個性的なエントランスが広がり、中央の石畳を囲むように全4室の客室が並んでいます。

画像：anna

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お部屋はすべてメゾネットタイプ。1階にソファ、2階にはチェアが配置されているので、美しい山々を眺めながらゆったりとした時間が過ごせそうです。

画像：anna

なんと、各部屋には専用テラス付き！　チェアを並べて星空を眺めたり、朝靄の中でヨガをしたり、普段の生活ではできないことをしたいですね♡

そして、窓枠がいくつも重なった特徴的な外壁には、町民から集めた廃材を活用。2重窓にすることで気密性も高まり、おしゃれ＆機能的なデザインとなっています。
“ゼロ・ウェイスト”なホテルとあって、客室には6個のゴミ箱を設置。お隣の“ゴミステーション”で、分別にもチャレンジしてみましょう！

画像：anna

「施設内には、欲しいものを持ち帰れるリユースショップもあるんですよ！」

＜店舗詳細＞
ゼロ・ウェイストアクションホテル“HOTEL WHY”
住所：徳島県勝浦郡上勝町福原下日浦7-2
アクセス：徳島駅から車で約45分
電話番号：080-2989-1533（受付9:00～17:00）
IN15:00～17:00／OUT10:30
料金：1名11,000円（税・サ込、1泊朝食付き）～
詳細：https://why-kamikatsu.jp/

（2）RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store

画像：RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store

ランチやカフェ、ディナーを楽しむなら、自家製『カミカツビール』が自慢のココで♡　ビールの量り売りをしているので、容器があればテイクアウトもOKです。『ゼロ・ウェイストアクションホテル“HOTEL WHY”』の宿泊者には、レンタル水筒のサービスもあります。

画像：RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store

クラフトビールは常時10種類ほどがラインナップ。上勝町産の柑橘類『ゆこう』の搾りかすや、規格外品の『鳴門金時』などをリユースしたオリジナルビールが楽しめます。お酒が弱い方には、『ゆこうソーダ』や『自家製ジンジャーエール』などがおすすめ！

画像：RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store

ランチタイムには『ホットドック』や『プルドポークサンド』などの軽食が用意されています。天気のいい日はガーデンに出て、徳島食材が満載のBBQ（予約制）も楽しみたいですね♡

画像：RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store

今後はビール製造で出たモルトかすを肥料に、ビールの原料となる小麦づくりを行う循環農業を計画中。サステナブルな活動の拠点としても見逃せないスポットです。

「ガーデンで飲むビールは最高！大自然の中で、とってものんびりできますよ。」

＜店舗詳細＞
RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store
住所：徳島県勝浦郡上勝町正木平間237-2
アクセス：JR『徳島駅』から車で約40分
電話番号：0885-45-0688
営業時間：水～日曜日・祝日11:00～17:00 ※17時以降は予約制
定休日：月・火曜日
詳細：https://www.kamikatz.jp/ja/toppage.html

■2：気分は武将!?秘境の古民家宿に泊まりたい！

画像：篪庵（ちいおり）

古民家をリノベーションした宿が人気の今、東洋文化研究者のアレックス・カー氏が監修した『篪庵（ちいおり）』がSNSなどで話題になっています。20畳の広さを誇る座敷の真ん中には囲炉裏があり、壁には家紋が入った横断幕。情緒あふれる空間に1日1組限定で泊まれるなんて贅沢すぎ！　雨上がりの霧景色やフクロウの鳴き声しか聞こえない静寂など、非日常な空間を体験できます。

画像：篪庵（ちいおり）

画像：篪庵（ちいおり）

秘境・祖谷地域は平家の落人が逃げ込み、隠れ住んだと伝えられている伝説の地。今でも300年以上前に建てられた茅葺き屋根の建物が残っていて、『篪庵』もその一つ。囲炉裏で長年燻された室内はツヤツヤと黒光りしていて、重厚な雰囲気を醸しています。

画像：篪庵（ちいおり）

宿にはキッチンがあるので、自分で食事を作ることも可能。でも、せっかくなら地元食材を使った夕食（3,200円・税込）を予約してみてはいかがでしょう♡　祖谷特産の“岩豆腐”に“そば米雑炊”、“ごうし芋”など、お腹いっぱい満喫しちゃいましょう！

「近隣には、自然いっぱいの祖谷渓・大歩危などの観光スポットがありますよ！」

＜店舗詳細＞
ちいおり（篪庵）
住所：徳島県三好市東祖谷釣井209
アクセス：JR『徳島駅』から車で約2時間30分
電話番号：0883-88-5290
IN15:00／OUT10:00
料金：1名18,000円（税・サ込、1泊素泊まり ※2名利用時）～
詳細：https://www.chiiori-stay.jp/

■3：本格営業運行“世界初”の「ＤＭＶ」で旅をしたい！

画像：阿佐海岸鉄道

2021年に徳島県南部で運行を開始した『デュアルモードビーグル（DMV）』は、時にはバス、そして汽車にも変形し道路も線路も走行できる乗り物なのです！　本格的な営業運行は世界初とあって、小さいお子さんのいるファミリーから、SNS映えを狙う若者まで大人気となっています♡

画像：阿佐海岸鉄道

バスから汽車へ、汽車からバスへのモードチェンジは、乗客が乗ったまま行います。変形ロボに乗っている気分で、子どもたちは大はしゃぎ！　チェンジスポットには迫力満点の見学スポットもありますよ。

画像：阿佐海岸鉄道

波、すだち、太陽をイメージした3色が揃うDMVは、『阿波海南文化村』から『道の駅宍喰温泉』まで（土・日曜、祝日は室戸岬まで）を繋いでいるので、観光スポット巡りにも最適。日によっては満席になることもあるので、ネットで乗車券を予約しておくのがベストです。

「車内はバスなのに、乗り心地は汽車……といった不思議な体験がおもしろいですよ♡」

＜スポット詳細＞
阿佐海岸鉄道「デュアルモードビーグル」
住所：徳島県海部郡海陽町（阿波海南文化村～道の駅宍喰温泉）
アクセス：JR『徳島駅』から車で約1時間45分（阿波海南文化村）
電話番号：0884-76-3700（宍喰駅）
詳細：https://asatetu.com/
予約：https://secure.j-bus.co.jp/hon/RouteList/List?uncd=3610

■4：阿波藍で作る、オリジナルの「徳島ブルー」

画像：in Between Blues

“ジャパンブルー”と呼ばれ、海外でも人気の藍色。藍染の染料“すくも”の一大産地が、徳島の吉野川流域です。徳島のすくも『阿波藍』を使った藍染体験で、自分だけの“徳島ブルー”をお土産にできるスポット『in Between Blues』をご紹介。海を見渡す絶好のロケーションも楽しめます！

画像：in Between Blues

藍染体験ができるのは、Tシャツや手ぬぐい、ハンカチなど。染料に浸けたTシャツを水にさらす工程では、季節や天気によって、目の前の海で洗い流す特別な体験ができちゃいます♡

画像：in Between Blues

体験の合間には、ショップでオリジナル藍染グッズを吟味したり、藍の実を使ったマフィンをお供にティータイムを。徳島で発展した藍染の歴史についての話も聞けるので、興味深い時間を過ごせますよ。

画像：in Between Blues

ショップでは『藍染ベビーギフトセット』（13,200円～・税込）や『藍染CAP』（7,800円・税込）が人気です。「こんなモノまで藍染に!?」という新しい出合いがありますよ。

「藍染には殺菌＆抗菌作用があるそうで、とっても気になります！」

＜店舗詳細＞
in Between Blues
住所：徳島県海部郡海陽町宍喰浦松原216-3
アクセス：JR『徳島駅』から車で約2時間
電話番号：0884-70-1488
営業時間：11:00～17:00（要予約）
定休日：不定休
藍染体験料金：手ぬぐい・ハンカチ各3,850円、Tシャツ11,000円（すべて税込）
詳細：https://inbetweenblues.jp/

■5：名将・三好長慶を偲んでレアご朱印をゲット♡

画像：anna

徳島が誇る武将・三好長慶（みよしながよし）の従兄弟、岩倉城主の三好式部少輔康俊（徳太郎）が開いた『岩倉八幡神社』。武人が武勇の神を祀った珍しい神社で、勝負運や出世開運のご利益があるのだそう。

画像：anna

この神社が注目されたのは、ドーンと武将のシルエットが描かれた“かっこいいご朱印”が話題になったからです。宮司は常駐していないので、初穂料（300円）を賽銭箱に入れ、拝殿前の箱の中からご朱印をいただきましょう。

画像：anna

さらにチェックしてほしいのが、境内に鎮座する狛ライオン。境内右奥にはえびす社があり、逆立ちした飛び狛犬も見られるので、ぐるりと散策を楽しみたいですね♡

画像：anna

画像：anna

『岩倉八幡神社』は県道12号からちょっと中に入るので、まずは真っ赤な看板を見つけてください。すぐ横の階段は一部崩れているため、看板を越えて右折し、車で境内の駐車スペースに向かうのが安心です。

「岩倉八幡神社と西照神社、正部神社、玉振神社の4社を巡るスタンプラリーも人気です！」

＜スポット詳細＞
岩倉八幡神社
住所：徳島県美馬市脇町東山1710
アクセス：JR『徳島駅』から車で約1時間
料金：参拝自由
電話番号：0883-52-4928（西照神社）

（1）三好長慶はどんな人？

1522年に徳島県三好市の芝生城で誕生した戦国武将です。織田信長よりも早く天下人になったことで知られていて、“戦国時代最初の天下人”や“早すぎた天下人”と言われているそう。晩年は現在の大阪・大東市に位置する飯盛城に居を構えていた、関西にも縁の深い人物です。

（2）生誕500年を祝う記念イベントを開催！

現在、長慶生誕500年を記念して、『もし三好長慶が大河ドラマの主人公になったら』というテーマで1話分のストーリーを募集中。優秀作品は作品集の出版予定もあるそうなので、書くも良し、読むも良しで参加してみてはいかがでしょうか？

■関西＆オンラインでも発見！食べて、遊ぶ徳島スポット

「徳島に行くまで待てない！」という人に、関西で徳島を満喫できる方法をご紹介します！

（1）三好長慶ゆかりの地・飯盛城跡ハイキング

画像：大東市生涯学習課

天下人・三好長慶が居城としていた『飯盛城跡』は、国史跡指定された貴重な遺跡。今も石垣や土橋などの歴史を感じられるスポットが残り、ハイキングコースとしても人気です。

画像：大東市生涯学習課

山頂では、三好長慶像がお待ちかね。大東市街地が見渡せる展望台などもあり、過去には三好長慶も眺めたであろう景色に想いを馳せてみるものいいですね！

＜スポット情報＞
飯盛城跡ハイキングコース
住所：大阪府大東市北條2377（飯盛城跡）
アクセス：JR学研都市線『野崎駅』から上り約1時間30分、『四條畷駅』から上り約1時間40分
詳細：https://www.city.daito.lg.jp/site/history/2763.html

（2）徳島の特産品をお取り寄せ！「あるねっと徳島」

すだちに鳴門わかめ、徳島ラーメンなど、一度のおでかけでは食べきれないほどの特産品がある徳島。今回はオンラインショップで買えるおすすめグルメ2品をピックアップしました♡

・みまからフランク

画像：徳島県物産協会

青唐辛子をゴマ油で炒り、醤油やカツオ節などを加えた激辛薬味『みまから』は、美馬地方に伝わる伝統薬味。『阿波美豚ソーセージ』に『みまから』を練り込んだ、クセになる辛さのフランクフルトです。

・そば米ぞうすい

画像：徳島県物産協会

そばの産地である祖谷地方の郷土料理。そばの実を塩ゆでして殻を向き、乾燥させれば『そば米』の完成！　フリーズドライ製法なので、お湯を注ぐだけでお手軽に楽しめます。

■徳島でしかできない体験を楽しんで！

画像：anna

ご紹介したように徳島には歴史もあり、新しいものもあり、訪れないと味わえない極上体験がいっぱいです。ゆったりリラックス旅も、SNS映え狙いのアクティブ旅も、次のプチ旅行先は徳島に決まり！（取材・文／小林梢、撮影／大同香代子）