TOP おでかけ 【大津・琵琶湖】この春、アクティブに五感で楽しむスポット10選

【大津・琵琶湖】この春、アクティブに五感で楽しむスポット10選

2022.02.17

暖かなおでかけシーズンが待ち遠しい! そんなウキウキ気分を満たしてくれる旅先としておすすめしたいのが、滋賀・大津です。

大自然を肌で感じたり、伝統工芸を体験したり、地元の食材を使った料理やスイーツを味わったりと、大津の魅力が満喫できるスポット10選をご紹介します。

この春は、五感で目いっぱい大津を楽しんでみませんか?

■大津ってどんな町?

画像:小野さゆり

古くは都が置かれ、江戸時代には宿場町としても栄えた大津は、長い歴史と豊かな自然が調和する町。JR『大阪駅』から電車で約40分、JR『京都駅』からならわずか10分ほどで到着できる立地も魅力です。

画像:ヤンマー

日本最大の湖・琵琶湖のほとりにあり、“湖都”とも称される大津。四季折々の美しさをみせる湖を、海のない滋賀県に住む人たちは“うみ”と呼び親しんでいます。

■大津と琵琶湖の魅力がつまったスポット10選

(1)伝統漁にチャレンジ!「しじみ漁体験」
(2)瀬田の名物をかき揚げに!「吾嬬」
(3)源氏物語ゆかりの花の寺「石山寺」
(4)里山の自然美と甘味を心ゆくまで。「叶 匠壽庵 寿長生の郷」
(5)自分だけの組紐作りに挑戦「藤三郎紐」
(6)150種類以上の茶葉がそろう「中川誠盛堂茶舗」
(7)ゆるかわいいタッチに癒やされる「大津絵の店」
(8)湖国の恵みを使った和ランチ「大津魚忠」
(9)湖を見渡すパノラマビュー「びわ湖大津プリンスホテル」
(10)豪華クルーザーで湖を巡る「ヤンマーチャータークルーズ」

(1)伝統漁にチャレンジ!「しじみ漁体験」

画像:二村海

琵琶湖には100本以上の川が注ぎ込んでいますが、湖から流れ出すのは『瀬田川』だけなんです。
そんな『瀬田川』で琵琶湖名物『セタシジミ』が取れる『しじみ漁体験』(定員7人、1~4人は1回:6,000円、以降1人につき+1,000円・すべて税込)に挑戦!  港から漁船に乗り漁場に着くと、7mほどの竹竿の先に網をつけた道具で川底の『セタシジミ』をすくっていきます。平安時代から続く伝統的な漁法で、貝が入り重くなった竿を体全体を使って引き上げます。
体験は1時間ほどで、『セタシジミ』が取れる喜びと、開放的なロケーションで体を動かす爽快さに浸れます。

画像:二村海

琵琶湖水系の固有種である『セタシジミ』は、小ぶりながら殻が厚く、身も肉厚なのが特徴。しじみ汁やしじみ飯、しぐれ煮など、地元では家庭の味として親しまれています。

画像:二村海

体験の後は、瀬田川を遊覧。日本三名橋のひとつに数えられる『瀬田の唐橋』や『石山寺』の“山門”といった名所を船上から眺められます。川面を行く船は揺れも少なくて、とても快適ですよ。

<スポット情報>
しじみ漁体験(しじみりょうたいけん)
住所:大津市瀬田1-21-19
アクセス:名神高速道路『瀬田西IC』から車で約5分
最寄駅:京阪『唐橋前駅』から徒歩約9分
電話番号:077-545-0055(瀬田町漁業協同組合)
時間:8:00~17:00 ※要予約、予約受付は平日9:00~15:00
詳細:http://www.otsu-gyokyo.org/group/index4.php

(2)瀬田の名物をかき揚げに!「吾嬬」

画像:二村海

体を動かしてお腹が空いたら、瀬田町漁業協同組合の隣にある、そば店『吾嬬(あづま)』へ。
ここで味わえるのが『しじみかき揚げそば』(1,000円・税込)です 。セタシジミと野菜のかき揚げを口に運べば、貝の旨味がじわりと広がります。出汁が自慢のそばにのせても、シジミのエキスがたっぷり入った天つゆや山椒塩につけても楽しめます。

画像:二村海

お店は、瀬田の唐橋のほど近く。しじみ漁船からも見た橋は、琵琶湖を代表する風景・近江八景のひとつとしても有名です。食事の後にじっくり眺めてみるのもおすすめですよ。

<店舗情報>
吾嬬(あづま)
住所:大津市瀬田1-19-31
アクセス:名神高速道路『瀬田西IC』から車で約5分
最寄駅:京阪『唐橋前駅』から徒歩約9分
電話番号:077-545-0011
営業時間:11:30~14:00、17:00〜21:00
定休日:月曜日

(3)源氏物語ゆかりの花の寺「石山寺」

画像:石山寺

747(天平19)年に創建された『石山寺』は、国宝の本堂・多宝塔をもつ古刹。平安時代に紫式部が『源氏物語』の構想を練った場所としても知られています。
境内には寺の名前の由来になった『硅灰石(けいかいせき)』(国の天然記念物)がそびえ立ち、圧巻の光景をみせます。

画像:石山寺

一年を通して様々な花が咲き誇る“花の寺”としても有名な『石山寺』。梅が見頃を迎える季節には、“梅つくし”(2022年は2月18日〜3月18日開催予定)が開かれます。境内3か所の梅園に約400本の花が咲き競うほか、約100点の盆梅も展示。
満開の梅を愛でながらゆっくり散策してみたいもの。

<スポット情報>
石山寺(いしやまでら)
住所:大津市石山寺1-1-1
アクセス:名神高速道路『瀬田西IC』から車で約9分
最寄駅:京阪『石山寺駅』から徒歩約10分
電話番号:077-537-0013
拝観時間:8:00~16:30(受付終了16:00)
詳細: https://www.ishiyamadera.or.jp/

(4)里山の自然と甘味を心ゆくまで。「叶 匠壽庵 寿長生の郷」

画像:平田尚加  ※撮影は10月

大津で創業し、地元の文化や自然を映した創作和菓子を生み出す『叶 匠壽庵』。その和菓子作りの拠点となる場所が、緑豊かな里山に開かれた“寿長生の郷(すないのさと)”です。約1,000本が植わる梅林や柚子畑など、日本の原風景を思わせる自然美が楽しめます。

開放的な茶室では『お茶席体験教室』(1人・1,650円・税込)が開かれ、都会の喧騒を離れ心休まるひとときが過ごせること間違いなしです。

画像:平田尚加

約63,000坪もの広大な苑内には、茶室のほか食事処やベーカリー、作陶の体験ができる工房などが点在。古民家カフェでは、生クリームどら焼き『花一日(はなひとひ)』(660円〜・税込)などのスイーツが味わえます。

画像:平田尚加

丹波大納言小豆を使った『あも』(1本・1,296円・税込)は、代表銘菓のひとつ。粒を潰さないように手作業で丁寧に炊き上げられた小豆のつぶあんともっちりした食感の求肥(ぎゅうひ)が絶妙にマッチします。

<店舗情報>
叶 匠壽庵 寿長生の郷(かのう しょうじゅあん すないのさと)
住所:大津市大石龍門4-2-1
アクセス:名神高速道路『瀬田西IC』から車で約19分
最寄駅:JR『石山駅』前よりシャトルバス(無料)で約30分
電話番号:077-546-3131
営業時間:10:00~17:00 ※施設により営業時間は異なる
定休日:水曜日 ※季節により異なる
詳細: https://kanou.com/

(5)自分だけの組紐作りに挑戦「藤三郎紐」

画像:平田尚加

百人一首の歌にも登場する逢坂(おうさか)に店を構える『藤三郎紐』では、大津の伝統文化に触れられます。オリジナルの組紐ストラップ作りができる『組紐体験』やハンカチ・手ぬぐいの『染色体験』(1人・各2,000円・税込)で、思い出に残る自分だけの作品づくりにトライしてみて。

画像:平田尚加

1867(慶応3)年の創業で、帯締めなどの組紐を手がける同店。工房内にはカラフルな絹糸が並びます。草木染めの絹糸で、栗のイガやヤシャブシといった植物から作る染料によって繊細な色合いに。代々受け継がれてきた、全国でも珍しい手組み台を使った多彩な組み方で頑丈に仕立てられています。

<店舗情報>
藤三郎紐(とうざぶろうひも)
住所:大津市逢坂1-25-11
アクセス:名神高速道路『大津IC』から車で約9分
最寄駅:京阪『大谷駅』から徒歩約9分
電話番号:077-522-4065
営業時間:9:00~17:00 ※体験は土曜日のみ。要予約
詳細: https://tozaburo-himo.com/

(6)150種類以上の茶葉がそろう「中川誠盛堂茶舗」

画像:平田尚加

大津は、日本最古といわれる茶園が残る場所。平安時代に伝教大師・最澄が中国から持ち帰った茶種を育てたと言われています。大津産の上質な茶葉は、幕末から明治時代には海外へも輸出されるほど高い人気を誇っていたそう。

そんな大津の旧東海道沿いにあるのが、1858(安政5)年創業の『中川誠盛堂茶舗』です。店内には、明治時代の茶缶や幕末に藩が輸出用の茶葉を買い入れた際の手形の陳列もあり、その長い歴史が感じられる店内も魅力のひとつです。

画像:平田尚加

最澄ゆかりの茶葉を復活させた『日吉銘茶』(50g・1,620円・税込)や日本五大銘茶に数えられる最高級茶葉・朝宮茶をはじめ、香り豊かな和紅茶などもそろいます。試飲もできるので、気になった茶葉をじっくり選んでみては。

<店舗情報>
中川誠盛堂茶舗(なかがわせいせいどうちゃほ)
住所:大津市中央3-1-35
アクセス:名神高速道路『大津IC』から車で約5分
最寄駅:JR『大津駅』から徒歩約5分
電話番号:077-522-2555
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜・祝日
詳細: https://seiseido.com/

(7)ゆるかわいいタッチに癒やされる「大津絵の店」

画像:小野さゆり

大津にしかないお土産といえば、大津絵。ユーモラスな表情を浮かべる鬼をはじめ、素朴な画風や色使いが魅力です。江戸時代初期の仏画が始まりで、東海道を行き交う旅人の土産や護符として関東の浮世絵と並ぶ人気を集めました。
その人気は海を渡り、ピカソも愛していたとか。

画像:小野さゆり

『大津絵の店』は、そんな民画を今に伝えるお店です。五代目の高橋松山さんによる絵はがきや絵皿など、バリエーション豊かな作品が並ぶ店内でお気に入りの一品を見つけるのも楽しいですね♡

<店舗情報>
大津絵の店(おおつえのみせ)
住所:大津市三井寺町3-38
アクセス:名神高速道路『大津IC』から車で約9分
最寄駅:京阪『三井寺駅』から徒歩約6分
電話番号:077-524-5656
営業時間:10:00~17:00
定休日:第1・3日曜
詳細: http://www.otsue.jp/

(8)湖国の恵みを使った和ランチ「大津魚忠」

画像:小野さゆり

琵琶湖で取れた湖魚や近江米・野菜など地元食材をふんだんに使った弁当や懐石料理が評判の老舗。
なかでも『花遊手かご弁当 雪』(3,850円・税込)は、竹かごに近江野菜のおひたしや煮物をはじめ、色とりどりの旬の美味が詰め込まれた華やかなメニューです。デザート付きで満足感たっぷりのランチタイムが楽しめそう。

画像:小野さゆり

1905(明治38)年に建てられた町家は、国の登録有形文化財。6部屋全てが個室として利用でき、しっとり静かな時間が過ごせます。

近代を代表する名作庭家・七代目小川治兵衞が手がけた奥庭も必見ですよ。

<店舗情報>
大津魚忠(おおつうおちゅう)
住所:大津市京町2-4-10
アクセス:名神高速道路『大津IC』から車で約8分
最寄駅:JR『大津駅』から徒歩約5分
電話番号:077-522-4428
営業時間:11:30~15:00(LO14:00)、16:30〜22:00(LO19:00)
定休日:水曜日
詳細: http://uochuu.jp/

(9)湖を見渡すパノラマビュー「びわ湖大津プリンスホテル」

画像:びわ湖大津プリンスホテル

大津市内で最も高い約136m・38階を誇るリゾートホテル。全室レイクビューの部屋からは琵琶湖の雄大な景色が満喫でき、清々しい気分に。
高層階の21階〜32階にある客室『スカイフロア』(料金1室2人・1人9,559円~・税サ込、食事代別)は、空と湖をイメージしたブルーとグレージュが基調。湖に時折現れる虹をイメージしたアートワークもリゾート気分を高めてくれます。

画像:びわ湖大津プリンスホテル

琵琶湖畔に立つこのホテルは、『国立代々木競技場』や『東京都庁』を手がけた世界的建築家・丹下健三氏が設計。

画像:びわ湖大津プリンスホテル

37階レストラン『レイクビューダイニングビオナ』では、朝日に輝く広大な湖面や夕日に照らされる山々など、大津の絶景を眺めつつ和洋中のブッフェ料理を堪能することができます。

朝食は、近江牛と地元醤油で仕上げた“朝丼”をはじめ、滋賀県産の食材を使った料理が味わえますよ。

<施設情報>
びわ湖大津プリンスホテル(びわこおおつぷりんすほてる)
住所:大津市におの浜4-7-7
アクセス:名神高速道路『大津IC』から車で約10分
最寄駅:京阪『錦駅』から徒歩約14分 ※JR『大津駅』前よりシャトルバス(無料)で約10分
電話番号:077-521-1111
IN 14:00 OUT 11:00
定休日:無休
詳細: https://www.princehotels.co.jp/otsu/

(10)豪華クルーザーで湖を巡る「ヤンマーチャータークルーズ」

画像:ヤンマー

さらに大津と琵琶湖の魅力を味わうには、豪華クルーザーでプライベートクルーズが楽しめる『琵琶湖クルージングプラン』(1人〜10人乗り、2時間:220,000円・税込、1週間前までに要予約)がおすすめです。
ラグジュアリーな雰囲気が漂う空間で、広がる湖面と遠くに望む山々が織りなす景色を眺めながらゆったりランチやパーティーを。

画像:ヤンマー

洗練されたスポーティーなデザインは、国内外で活躍する工業デザイナー・奥山清行氏によるもの。船内には、ベッドルームやシャワーも完備。豪華クルーザーでの特別な時間は心を潤し、明日からのパワーをみなぎらせてくれそう。

<スポット情報>
大津港マリーナ(おおつこうまりーな)
住所:大津市浜大津5-3-10
アクセス:名神高速道路『大津IC』から車で約15分
最寄駅:JR『大津駅』から徒歩約17分
電話番号:090-3722-5253(ヤンマーマリンインターナショナルアジア)
運航時間:9:00~16:00
定休日:火・水曜
詳細:http://www.ohtsu-marina.jp/

画像:anna

瀬田川でのしじみ漁、組紐体験や数々の絶品グルメに琵琶湖クルージング……。多彩な魅力あふれる大津で、いつもよりちょっとアクティブな旅を楽しんでみませんか。(文/澤井祐輝・写真/平田尚加、二村海、小野さゆり・マップ/亀山美穂)

【画像・協力】
※ヤンマー
※石山寺
※びわ湖大津プリンスホテル
※anna

※撮影時のみマスクを外しております。
※各自治体が発出しているルールに従い、新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえでお楽しみください。
※各店舗や施設の営業状況が異なる可能性があります。必ず各店舗・施設へ確認の上お出かけください。

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