TOP ライフスタイル お金が返ってくるのに知らないなんてもったいない!プロが教える「公的制度」を賢く使う方法

お金が返ってくるのに知らないなんてもったいない!プロが教える「公的制度」を賢く使う方法

2020.03.15

進学や就職、引越しなど何かと出費が増える春の新生活。スタートする前に、家計の見直しを行いたいですよね……。とはいえ、お金のことは、考えるだけで気が重くなってしまうという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、2020年2月18日(火)に放送された読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』の大人気コーナー『まるトクZIP!』から、お金のプロが教える医療保険についてご紹介しましょう。

1世帯あたり、年間およそ8万円と言われている医療保険。この医療保険の見直しが、家計にとってとても重要になってくるんですよ。

 

■「医療保険」って何?

画像:読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』

保険の種類は大きく分けて2種類あります。死亡保険や年金保険を扱うのが生命保険会社、火災保険や自動車保険などを扱うのが損害保険会社です。

そのどちらからも発売されているのが、「医療保険」なんです。

画像:読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』

病気や怪我をした時のための保険が医療保険で、基本的に保障されているのが「手術」や「入院」に関するもの。それにプラスして「特約」として、通院やがん、先進医療などの保障も自由に選ぶことができます。

保険料は月単位や年単位で支払うのが一般的ですが、この入院したら1日いくらもらえるのか、特約はあるのかないのかによって保険料が変わってきます。

画像:読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』

では、医療保険にどのくらいお金がかかるのか見ていきましょう。

40歳男性を例に挙げると、入院1日につき5,000円、手術給付金として10万円が一生受け取れるという保障内容が一生続くと仮定して、平均寿命の82歳まで月々2,000円の保険料を支払い続けると、なんと、およそ100万円も医療保険に支払っていることになるんです。

 

■公的制度をうまく使って賢く節約できる

意外とお金がかかる医療保険ですが、国の公的制度をうまく使えば節約することもできるんです。

(1)高額療養費制度

画像:読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』

『高額療養費制度』とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が同じ月のうちに上限額を超えた場合、その超えた分を支給してもらえるという制度なんです。

例えば、病院で1か月の医療費が100万円かかったとしたら、通常3割負担なので自己負担額は約30万円ですよね。ここで高額療養費制度を利用すると、“自己負担額の上限”を超えた医療費は、国から戻ってくるんです。なので実質自己負担はおよそ9万円になります。

画像:読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』

さらにこの制度は、健康保険に加入している人なら誰でも利用することができる嬉しい制度!

毎月の上限額は収入と、70歳以上かどうかによって決まります。基本的には自分で申請するものなので、加入している健康保険組合に確認してみてくださいね。

ただし、先進医療には使えないので、そこまでカバーしたい方は特約を検討するのがおすすめだそう。

(2)医療費控除

画像:読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』

1世帯の医療費が年間で10万円を超えた場合、確定申告の際に『医療費控除』を利用することができます。

この医療費控除では、通院にかかる交通費や市販薬代なども含めて良いので、年間で管理しておくと税金がお得になるかもしれません!

また、不妊治療やインプラント、先進医療も対象内なので家族全員のものを集めると控除の対象になるケースもあるそうです。今年はまだ始まったばかりなので、ぜひ集めておいてくださいね。

(3)傷病手当金

画像:読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』

『傷病手当金』とは、会社員や公務員など毎月の給料から健康保険を支払っている方が対象の制度で、病気や怪我で連続3日以上休んだ場合、4日目以降については給料の3分の2に相当する額をもらえる制度のことを言います。

ただこちらの制度は、有給休暇の利用など、傷病手当金より多い報酬をもらった場合には支給されないので注意してくださいね。

 

また、病院の支払いをクレジットカードですると、ポイントを貯められてさらにお得になるのだとか。今からでも、ぜひ活用してみて!(文/藤田真奈)

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【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』(月曜~金曜 5時20分~)

この情報は記事公開時点のものです。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

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