【月々5,000円から】プロが教えるじぶん年金「iDeCo」でお金を増やす方法
2019年10月から消費税も10%に増税となり、今後の生活が不安……という方も多いのではないでしょうか。老後のためにも、生活の負担にならない程度に少しずつお金を運用できたら嬉しいですよね。
そこで今回は、2019年10月3日(木)に放送された、読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』の大人気コーナー『まるトクZIP!』より、上手にお金を増やすために活用したいじぶん年金の『iDeCo(イデコ)』について紹介していきます!
■上手にお金を増やす方法ってどんなものがあるの?
お金を増やす方法といえば、『貯蓄』や『投資』などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし、仮に100万円銀行などに預けても、増えるのは1年でたったの8円程度。これだけしか増えないのなら、銀行に預けても仕方がないと思いますよね。
そこで活用したいのが『iDeCo』という「個人型確定拠出年金」。これは、個人で積み立てる“じぶん年金”というものです。
年金というと、まず思い浮かべるのは“国民年金”や“厚生年金”などの公的年金ですよね。
でも、『iDeCo』はじぶん年金なので、勤めている会社など関係なく誰でも入れるのが特徴。ベースになる国民年金にさらに自分で積み立てることができるんです。
■月々5,000円から!個人で積み立てる『iDeCo』って一体…?
『iDeCo』を利用するメリットは3つ。まず、月々5,000円からでOKなので、誰でも始めやすいのは大きなポイント。
次に、節税効果が大きい点にも注目です。積み立て金には所得税と住民税がかからず、運用益も非課税、受け取り時も税制優遇があります。
なので年収400万円の場合は、月々5,000円を30年間積み立てると、約27万円もの節税に。普通に預けるよりもかなりお得なんです。
さらに、『iDeCo』には自分の状況に合わせて「元本確保型」と「投資信託」から選ぶこともできます。
積み立てたお金を1円も減らしたくないという場合は「元本確保型」の定期預金で始める方法、増やしていきたい場合は「投資信託」を選ぶのがポイント。「投資信託」は、運用のプロが株や債券を育ててくれますよ。
しかし、「投資信託」で気になるのは元本割れのリスクですよね。実は、リスクを減らすためにはコツを押さえておく必要があるんです!
ポイントは、投資対象を分散させること。株と債券、日本と海外のように投資の対象を分散させておくことが重要。投資対象をどのように分散させるかを決めるのは自分なので、選ぶ時には忘れないようにしましょう。
また、「投資信託」の値段は、変動し続けます。そこで、一気に買うのではなく、値段に合わせて“コツコツ”買っていくことも大切なポイント。
過去の実績上、20年かけると元本割れはせず、2~8%ほどの安定したリターンが得られるとされています。短期で考えるのではなく、長期的な運用ができるような計画を立てるようにしましょう!
■じぶん年金『iDeCo』を始める際に注意すること
まず気をつけたいことは、『iDeCo』は60歳まで受け取ることができないということ。60歳以降に“まとめて”か“分割”で、受け取り方法を選択できます。
そのため、申し込みには20歳以上60歳未満と年齢制限があります。手続きにも2か月ほど時間がかかるので、注意が必要です!
また、厚生年金以外の会社独自の上乗せ年金である“企業年金”に加入している場合、種類によっては『iDeCo』を始められない場合もあります。加入の有無は、会社にしっかりと確認しておきましょう!
そして最後に注意したいのは、年間の積み立て金額の上限です。働き方によって上限が変わってきますので、月々の積立額には気をつける必要がありますよ。
月々5,000円から始められるじぶん年金『iDeCo』。今後の生活のために、お金を少しでも多く貯めていきたいという方は、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか?(文/奥山りか)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』(月曜~金曜 5時20分~)
※ shutterstock(one photo)
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