間もなく梅雨入り!蓬莱さんが教える「梅雨支度」【教えて蓬莱さん!お天気耳より情報】
全国では梅雨入りしている地域がちらほら見受けられ、いよいよ関西でも梅雨のシーズンが始まろうとしています。皆さん、梅雨支度はお済みですか?
今回は、読売テレビ『かんさい情報ネットten.』のお天気コーナー『スケッチ予報』でおなじみの気象キャスター・蓬莱大介さんに梅雨入り直前の今確認しておくべきことを教えていただきました。
■関西地方は梅雨入り間近!今年の梅雨の傾向は?
──関西は間もなく梅雨入りするそうですね。梅雨入りしたら、大雨が続くのでしょうか?
現段階で梅雨入りしている奄美地方、沖縄、九州では、50年に一度の大雨と言われるほどの雨量を記録しているエリアがあり、今後関西地方でも記録的な大雨に見舞われる可能性はあります。
ただ、大阪管区気象台から発表された近畿地方の6月から8月までの天候の見通しによると、6月は降水量が平年より少ない確率が40%、平年並みの確率が40%、平年より多い確率が20%と予想されているので、梅雨入り直後の降水量はそんなに多くはないのではないでしょうか。
──梅雨入り直後の降水量の予想は少ないとはいえ、大雨には注意が必要ですね。
梅雨の後半は、平年より雨の降る確率が高い予想が出ています。天気予報をこまめにチェックしてくださいね。
■備え1:本格的な雨が降る前に側溝や雨どいの掃除を
──梅雨に備えて、今出来ることを教えてください。
まずは道路の脇にある側溝や雨どいの掃除です。そこに落ち葉やゴミがたまっていると、雨量が多い時に詰まって雨水が溢れやすくなります。雨水が溢れると様々なトラブルにつながるので、雨がひどく降る前に家の外まわりの点検を済ませておくことをおすすめします。
■備え2:住んでいる地域の避難場所や災害によるリスクを『ハザードマップ』でチェック
──そのほか、いざという時のために準備しておくことがあれば教えてください。
今住んでいる場所で起こる災害のリスクを事前に知っておくことが大切だと思います。それを調べるのに役立つのが『ハザードマップ』。
国土交通省のハザードマップポータルサイトを開き、住んでいる市町村を入れると、それぞれの地域の『ハザードマップ』を簡単に確認することができますよ。例えば、大阪市中央区の『ハザードマップ』はこんな感じです。
──大雨や地震などによる災害のリスクがどの場所で起こるか教えてくれるんですね。
避難場所や災害が起こった時の注意点など役立つ情報が載っているので、家族で情報を共有しておくと、いざという時に慌てずに済みますよ。
雨の日が続いて、気分も曇りがちな梅雨。蓬莱さんは、肌がスーッとしてサラサラになるメンズローションでリフレッシュすることもあるそうですよ。デパートなどで売っているような自分ではなかなか買えない“良いもの”をプレゼントすれば、父の日にも喜ばれるかもしれませんね。(文/原田静香)
【取材協力】
※ 蓬莱大介さん・・・2011年より読売テレビの気象キャスターを担当し、現在は『情報ライブ ミヤネ屋』、『かんさい情報ネット ten.』、『ウェークアップ!ぷらす』に出演中。翌日の天気のポイントをイラストで教えてくれる『スケッチ予報』では、ユーモア溢れるイラストが大人気!
【画像・参考】
※ 蓬莱大介/水害ハザードマップ(大阪市中央区版)/国土交通省ハザードマップポータルサイト/気象庁/anna