TOP パン 【和歌山・串本】紀伊大島にあるSNSで話題の「nagi」で心に残る味わいに遭遇!【明日のパン、どうする?】

【和歌山・串本】紀伊大島にあるSNSで話題の「nagi」で心に残る味わいに遭遇!【明日のパン、どうする?】

2025.12.27

思い出のパンやハマっているパン、憧れのパンに、ウワサのパンまで。
関西の気になるベーカリーを巡って、特別な「明日のパン」を探します。

今回教えてもらったのは、大阪市内から車で約3時間、和歌山・紀伊大島にぽつんとあるベーカリー「nagi(ナギ)」。国産の小麦と無農薬・減農薬の素材にこだわった、このお店には、地元周辺だけでなく関西一円から多くのファンが訪れるそう。おいしさもロケーションも抜群の「nagi」で、遠くてもわざわざ行きたくなる秘密を探りました!

自然に囲まれた和歌山最南端ベーカリー

目的地となる紀伊大島へは、阪和自動車道/松原那智勝浦線をひたすら南下。紀勢自動車道すさみ南ICから国道42号線を進み、東牟婁郡串本町を目指します。串本町は潮岬や橋杭岩といった観光名所をはじめ、最近では日本初の民間ロケットの打ち上げなどでも話題になった町です。

うわさのベーカリー「nagi」が、串本町の沖合に浮かぶ本州最南端の島・紀伊大島にオープンして18年。木々に囲まれた道沿いに現れる小さなお店は、地元の人たちから長年愛されているだけではなく、遠方からも多くの人が訪れる人気店として知られています。

実は、ここから車で1時間ほど離れた場所に住むannaスタッフの友人も、「nagi」のパンの評判を聞いて何度も訪れているとか。

パン好きにとって、おいしい“明日のパン”があると聞けば、ちょっとした距離は問題なし。パンを目指して進む道中のわくわく感は、おいしいスパイスになってくれるんです。

旬の素材と独創的なアレンジに爆買い必至

小さなパン屋さんの小さな引き戸をからりと開けると、目の前にはパンがずらり。甘い系からハード系はもちろん、惣菜系やピザ、パンガレットまで、バラエティ豊富なパンがそろいます。その数はなんと平日でも40~50種、休日には70種にもなるというから、何度も訪問したくなるのも納得です。

anna編集部が訪れたときにも、お客さんの姿が途切れる時間はほぼゼロ。悩みながらもトレイいっぱいにパンを山積みにしている人、「今日はあのパン置いてる?」と尋ねる常連さん、串本町を旅行で訪れて、地元の人からおすすめされてやってきたという観光客など、年代もさまざまな人たちが、おいしいパンを求めてやってきていました。

初めて訪れたベーカリーでは、スタッフさんにおすすめを聞いてみたり、ほかのお客さんのトレイをのぞき見してみたりする人も多いはず。「nagi」の気になるパンをご紹介します!

「ブルーベリーブレッド」500円

見た目はどっしり、でも食べるとふわふわの、全粒粉入り「ブルーベリーブレッド」は、店頭に並ぶやいなや手に取る人がとても多かったアイテムです。中に練り込んでいるのは、串本町のお隣、古座川町産の無農薬ブルーベリーを使った自家製ジャム。店主自らが農園を訪れて吟味したブルーベリーからジャムをつくり、有塩バターとともに生地に巻き込んで焼き上げています。

地のもの、無農薬や減農薬の安全な素材を使ってパンづくりをしたいというのは、この地で開業した店主の願いのひとつ。「nagi」を訪れるときには、旬の素材を使ったパンをぜひ探してみてください。

「いちじくのデニッシュ」320円
「ピーナッツリング」250円

「nagi」を訪れたなら必ず購入してほしいのが、店の一番人気である「ピーナッツリング」です。さくさくと軽い生地の中には、ピーナッツクランチクリームをイン。生地のエッジ部分はカリッと香ばしく、さらにピーナッツのクランチの食感が心地よく、ひと口ごとに楽しさと幸せをくれるよう。

これから「nagi」を訪れる人には「ピーナッツリングは多めに買っておかないと後悔する」とアドバイスしておきたいほど、何度でも食べたくなる一品です!

すぐに食べたいときは裏手の「喫茶 yuyano」へ

ベーカリーの奥には、ひとまわり小さな白い建物「喫茶 yuyano」があります。こちらではドリンクと一緒に「nagi」で購入したパンを味わえるほか、カフェオリジナルのサンドイッチやピザ、スイーツなどが楽しめます。

窓からは木々の緑が見渡せ、店内には4人掛けのテーブル席が4つのみ。ときには満席になってしまうほどの人気の空間には、のんびりとした時間が流れていました。

「季節のピザ」1,800円/写真はナス、エリンギ、オクラ、プチトマト、ジャガイモ、北海道産トウモロコシ、ベーコン、「アイスティー(オーガニックフェアトレード)」500円

11時から16時限定で提供される「ピザ」は出来たてアツアツをぜひ! ピッツェリアで一般的に使用されるセモリナ粉を使わずに小麦粉でつくる生地は、ベーカリーならではのこだわり。ふわっとした食感と豊かな小麦の味わいが広がり、たっぷり乗った食材にも負けない風味が堪能できます。

カフェで楽しめるフードには、7種のピザだけでなく「ツナとチーズの黒ゴマサンドセット」や「クロックムッシュセット」といったパンを生かしたメニューも充実。さらにスイーツやドリンクにもこだわりのセレクトが光ります。

喫茶 yuyano

和歌山県東牟婁郡串本町大島1158
0735-70-4320
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:月・火曜(祝日は営業) ※振替休業あり
https://www.instagram.com/yuyano_1158/
※中学生以上はワンオーダー制です。

“パンの本質”にこだわった遊び心が満載

山本一喜さん

「nagi」を営む山本さんは、もともと大阪で会社員をしていたそうですが、奥さんの実家があった紀伊大島にほれ込み「ここに住みたい」と移住を決意。和歌山の名店「ベーカリーテラス ドーシェル」と神戸の人気店「コム・シノワ」でパンづくりをゼロから学び、18年前に「nagi」をオープンさせました。

北海道や滋賀・奈良などから国産小麦を仕入れ、石臼で自家製粉し、独自の酵母を育てる。“パンの本質”を届けることにこだわったパンづくりは、ずっと変わることはありません。

今では、シソやレモン、バジル、トマト、スダチなどがお店の前の小さな庭に育ち、その一部をパンやピザの材料として収穫することもあるそう。今後は自家栽培の素材を増やしていくことも、山本さんの野望のひとつなのだとか。

「nagi」にしかないパンを求めて、ご近所さんも、小旅行気分の人も、たくさんの人が訪れたくなる理由は、訪れるたびに新鮮な出合いがあるパンと、そのこだわりが光るおいしさにあります。

ベーカリーで購入してすぐ、裏のカフェで自家製ジンジャーエールとともにぱくり。本州最南端である潮岬に広がる芝生に座って雄大な太平洋を眺めながら、もしくは、海から突き出た橋杭岩を目の前にぱくり。

“明日のパン”はもちろん、おすすめは“買ってすぐ食べるパン”です。最初のひとくちは、またすぐに店に戻れる場所でぜひ。「これもっと食べたい!」「やっぱりあのパンも欲しい!」と、おかわりが欲しくなるはずです。

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教えてくれた人:パン屋さんに住みたい和歌山人 中村

海沿いの国道42号は、大好きなドライブコース。大島へ渡るループ橋が近づくと、もうすぐnagiのパン!とテンションが上がります。私のイチオシは、ほわほわの”湯種食パン”。目移りしてしまう惣菜系は、その日の気分で選んで間違いなしです。

パンとカフェ nagi(ナギ)

和歌山県東牟婁郡串本町大島1158
0735-65-0065
営業時間:9:30~18:00
定休日:月・火曜(祝日は営業) ※振替休業あり
https://www.instagram.com/nagi_kushimoto/

※価格はすべて税込み表記です。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

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