
大阪・関西万博に行く人必見! 話題のポーランドパビリオンへ駆け込みたい!
物理学者のキュリー夫人や音楽家のショパン、天文学者のコペルニクスなど、さまざまな偉人を生んだポーランド共和国。実際に中東欧へ足を運ぶときには何日もかけて名所やグルメを満喫したいものですが、2025年10月13日(月・祝)までは、大阪・関西万博にポーランドパビリオンを出展中! 日帰り&簡単アクセスでポーランドを疑似体験できます。
「未来を切り拓く遺産」をテーマにしたポーランドパビリオンは、ただ美しい展示を見るだけではなく、実際に触れたり参加したり、音に包まれたり、五感で満喫できると大きな話題になったことも。一生に二度とない(かもしれない)機会なので、大阪・関西万博に来場した際にはぜひ訪れてみてください!
ポーランドパビリオンを徹底探索してみた!

ポーランドパビリオンがあるのは、イタリアや英国、ルーマニアといったヨーロッパ中心の海外パビリオンが集まる「セービングゾーン」。西ゲートから進んで大屋根リングの内側に入り、すぐ南側あたりに位置しています。
組み木で表現された印象的な外観からは、ポーランドの創造性や革新性、遊び心などがちらりと顔をのぞかせてくれるよう。館内では、雄大な自然と最新のテクノロジーが調和した展示がお待ちかねです!
自身の心を映す植物をつくってみよう

パビリオン内の順路を進むと現れる、最初の展示「心象の緑」。フロアに設置されたディスプレイ上には、ポーランドのハーブを描いた5枚のカードが並んでいます。直感で選んだり、好きな言葉や見た目で選択したりを4回繰り返すと、バーチャル上で自分だけのオリジナル植物が育ちました!
選択した4つのハーブにはそれぞれ「我慢強さ」「愛嬌」といった個性を表すキーワードも紹介されています。自分の深層心理に触れる言葉を見つけて、思わずドキッとしてしまうかも……。

完成したオリジナルハーブは、二次元コードを読み取ることで自分のスマホに保存ができます。ポーランドパビリオンでの体験としてSNSに共有したり、ハーブのキーワードを見返したり、何度でも楽しめますね!

フロアでは、目の前のスクリーンや壁、床といったあちこちに植物が投影されます。2枚が重なったスクリーンに映し出されると、まるで3Dのように立体的にも見えるなど、空間全体がユニークで幻想的な雰囲気に。

さらに、パビリオンの出口付近にある巨大なディスプレイでも、これまで来場したゲストたちが生み出したハーブが迫力満点の花園を描き出します。新たな種が加わると、インスタレーション全体が複雑に変化。「心象の緑」でのハーブづくりを体験した人たちだけの共同アートなので、同じ景色は二度と見られないという点にも心を動かされますね。
ショパンを繊細に奏でる巨大楽器

「オーラ」は、すべてのゲストが足を止めて耳を澄ませる展示です。大阪・関西万博内でもっとも巨大な楽器だとされ、湾曲した壁一面が楽器の基盤。壁にはなんと140個もの柳のブラシがくっついており、時には規則的に、また時には一つひとつが自由に動くことで、その摩擦音が音楽を奏でる装置になっています。

小さくてやさしい音が奏でるのは、ショパンの「マズルカ」など数パターンの音楽。物音を立てないように展示に向かい合う時間も新鮮に感じさせてくれました。
毎日開催! 「ショパンコンサート」

パビリオン内には定員50名ほどのコンサートホールがあり、毎日ポーランド出身のピアニストがショパンの楽曲を披露する「ショパンコンサート」が開催されています。ピアノソロの場合もあれば、チェロ、バイオリンとの重奏など、訪れるたびに曲目やスタイルが変わるのもお楽しみのひとつ。
事前予約で満席になってしまうほどの超人気イベントですが、来場当日まで観覧のチャンスあり! 記事後半では予約方法などもご紹介しているので、チェックしておきましょう!
【予約制】ショパンコンサート
開催日:万博会期中毎日
開催時間:①15:00 ②17:00 ③19:00
所要時間:約30分
対象:6歳以上に限る
料金:無料
ご紹介しきれていないポーランドパビリオンの見どころは、スライドで確認してください!
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「七草(Seven Herbs)」/日本と同様に、ポーランドにも伝統的な“七草”が存在。ダイヤルを回すと、ディスプレイのストーリーが進んで七草を紹介してくれます。 -
「七草」/ポーランドの“七草”は、セントジョーンズワート、ミント、ヤロウ、レモンバーム、カモミール、セージ、イラクサの7種のハーブです。 -
「ポーランドの原風景(The Most Polish Landscape)」/ポーランドに実在する国立公園の写真を元に、AI生成された風景画像を投影。ポーランド出身者によると「本物よりもポーランドらしい風景」なのだそう。 -
「雲(The Cloud)」/ポーランドの伝統工芸品の装飾「pajaki(パジャキ)」にインスパイアされたアート作品。ポーランドではシャンデリアのようにおうちの天井に吊るすのだそうです。 -
「雲」/小さな粒が組み合わさって複雑な線を描く作品。実際のパジャキは祝祭の時期にご近所が集まってつくられるもので、そのデザインにもさまざまなパターンがあります。 -
「ものの響き(Sound Of Matter)」/ポーランドにある塩水濃縮施設から着想を得た展示。スピノサスモモの枝を塩水がしたたり落ちる様子や壁が淡く光る様は、カーテンを閉めて真っ暗ななかで体験することもできます。 -
「収穫前(Pre-Spring)」/四季で移り変わるポーランドの森を、透明な球体のなかに閉じ込めています。130種を超えるリアルな植物標本が観察できます。 -
「未来につながる創意の園(Plantation of Ideas For the Future)」/ポーランド経済をさまざまな分野・視点から学べるラボ。ゲームや食など多様な分野にわたるクリエイティブが一堂に会します。 -
「未来につながる創意の園」/オリジナルの香りをつくることができる、ポーランド発の香水専門店「Mo61(エムオーシックスティーワン)」など、それぞれのカプセルに革新的なアイデアが集結。 -
「詩(Verses)」/各展示の周辺には、その展示に沿ってつくられた現代詩が日本語とポーランド語で綴られています。どの詩も大阪・関西万博のために制作された、ここでしか出合えない言葉です。 -
「詩」/出口付近でも、詩やイラストをまとめたカードを壁一面に展示。カードのお持ち帰りはできないので、お気に入りのカードをスマホで撮影し、心に刻んでみてください。 -
「ショップ(Shop)」/パビリオンwp訪れる楽しみのひとつはやっぱりおみやげ! ポーランド名産の琥珀(こはく)を使ったアクセサリーが人気です。
パビリオンの外でも気軽にショパンを体験

「パビリオンの予約時間はまだだけど、入場が待ちきれない!」「何度でもポーランドパビリオンを体験したい!」という人は、パビリオンの外観展示「やどり」を探してみてください。
ポーランドの「国立フリデリク・ショパン研究所」との共同制作で誕生した屋外インスタレーションで、ヘッドホンをつけて、電源をオンにするだけでショパンの音楽に浸ることができます。
本場の伝統料理を味わいたい!


ポーランドパビリオン内には、ポーランド料理が楽しめるレストラン「ポーランド・テイスト」を併設。予約をしなくても少し並べば利用できるので、ランチやディナーにおすすめです。

ここでいただけるのは、日本の定食風にレイアウトされたプレート2種。それぞれのメニューは同じですが、使用する食材が異なる「ベジタリアンセット」と「肉セット」から選ぶことができます。
ポーランド風のキャベツ煮込み「ビゴス」や「緑レンズ豆ときのこのピエロギ」など、ポーランド伝統の料理をつくるのは、20年以上の経験を持つポーランド人シェフ。ポーランドで実際に使われているスパイスにもこだわり、本場の味わいを再現しています。

レストランでは、カラフルでかわいい器やグラスにも注目を! 特に陶器はポーランド南西部に位置するボレスワヴィエツにある、マヌファクトゥラ社の製品で統一。まるで現地の友だちの自宅に遊びに行ったような気分で伝統料理が楽しめます。
ポーランド・テイスト
2025年10月13日(月・祝)まで
営業時間:9:30~21:00(L.O.20:00)
定休日:なし
https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/gourmets/06eafdb6-1aa4-4bd1-8c71-92f36845d752
ポーランドパビリオンの混雑状況

ポーランドパビリオンは7日前抽選など事前申込みが可能ですが、予約なしでも先着順で入館可能です。
閉幕が近づいているため、万博会場全体で混雑が続いていますが、待ち時間の目安は以下のとおり。雨の日など天候によっても左右されるので、参考にしてください!
【平日の待ち時間目安】
・午前中:約0~20分
・午後:約30~60分
・夕方以降:約30~60分
【土・日曜・祝休日の待ち時間目安】
・午前中:約0~30分
・午後:約30~60分
・夕方以降:約30~60分
※混雑状況によるため、待ち時間は目安です。
ショパンコンサートの予約方法
事前予約(抽選):「EXPO2025デジタルチケットサイト」7日前抽選にて予約受付
当日予約(先着):「EXPO2025デジタルチケットサイト」当日9時から予約受付
キャンセル待ち(先着):当日開催回ごとに会場前にて受付(キャンセル人数は回によって変動します)
ポーランドパビリオン館長に聞いてみた!

ポーランドパビリオンの見どころは?
すべてです! パビリオンの外観や楽しんでいただける展示内容、そしてポーランド人スタッフなど、会場のすべてにポーランドの魂が宿っていて、ポーランドの本当の姿を見ていただけます。のんびりと観覧したい人もアクティブに楽しみたい人も、きっと満足いただけるはずです。
印象に残っている万博エピソードは?
たくさんありますが、やはり“人との出会い”ですね。日本の「こどもの日」に合わせて音楽コンクール受賞者のお子さんをご招待したときや、ポーランドの民族舞踊を踊る大学サークルのみなさんとお会いしたときなど、日本のみなさんがショパン、ポーランドの文化をとても愛してくれているのだと実感できました。先日、アリーナでコンサートを開催した際には延べ16,000人もの方が来場してくださり、とても感動しています。
これから初めてポーランドパビリオンを訪れるゲストにメッセージをお願いします!
ポーランドパビリオンのスローガンは「ポーランド。未来を切り拓く遺産」。日本もポーランドも、古くからある歴史遺産を今でも大切にしながら、未来へと進んでいる共通点があります。実際にポーランド共和国に旅行して感じる感動や体験とは違う、大阪・関西万博でしか出合えないポーランドの魅力を体感してください。
ポーランドパビリオン
2025年10月13日(月・祝)まで
大阪・関西万博会場内 セービングゾーン
https://www.expo2025.or.jp/official-participant/poland/
https://expo.gov.pl/ja/
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