648日も万博通い!? “万博おばあちゃん”がギネス認定の快挙【大阪・関西万博】

スイスパビリオンは祝福ムードいっぱい！

2005年、地元・愛知で開催された「愛・地球博」に毎日通い、一躍有名になった山田外美代（とみよ）さん。その後も世界各地の万博を訪れ続け、今回は大阪・関西万博のために会場近くに引っ越し、開幕から毎日通い続けてすべてのパビリオンを制覇しました。

その結果、2025年9月5日（金）までに会場を訪れた日数は累計648日に到達。「Most days Visiting Expo（万博を訪れた最多日数）」として、ギネス世界記録（TM）に認定されました。

認定式の会場となったのは、「大阪・関西万博」会場内のスイスパビリオンです。

国内外から多くの関係者が祝福に駆けつけ、スイス連邦陣列区域政府代表マヌエル・サルクリさんからは「愛・地球博で外美代さんを知ってから交流を深めてまいりました。本日私どものスイスパビリオンにお出迎えできることを光栄に感じ、この瞬間を、世界に発信できることを嬉しく思います」と祝辞を述べました。

続いてギネスワールドレコーズジャパン代表の石川香織さんより、山田さんへ認定証が授与され、会場は大きな拍手と笑顔に包まれました。

認定式には、この万博をきっかけに交流を深めた海外の関係者も数多く姿を見せました。大きな拍手と祝福の声に包まれ、記念撮影の時間には、山田さんが誇らしげに、そしてうれしそうに笑顔を見せる一幕もありました。

続けることの大切さを発信していきたい

スピーチで山田さんは、「私はかつて病気をして、前向きに生活できるか心配した時期がありました。楽しい場所に行こうと家族が愛・地球博に行くことを提案してくれ、万博を訪れたその日から友人ができて、パビリオンの中のすばらしさを感じて、今があります」とこれまでの歩みを語りました。

さらに「パスポートもビザもいらず、毎日いろいろな国に行けるのは、万博しかないと思っています。子どもたちに“続けることの大切さ”を身をもって発信できたら」と、今回の認定を力強く喜びました。

会場を訪れて肌で何かを感じ取って

今後の目標について問われると、「25年後に“万博漬け”の梅干しを食べたい」とユーモアたっぷりに答えた山田さん。大阪・関西万博の「EARTH MART」パビリオンでは、和歌山県産梅と天草の塩を使った梅干し「万博漬け」が作られ、2050年に受け取れる“食のタイムカプセル”として梅干しを仕込む取り組みが進められており、山田さんも大きな期待を寄せています。

最後に「会期はまだ残っています。今からでも遅くありません。ぜひ会場を訪れて、スタッフとコミュニケーションを取りながら、万博の空気を肌で感じてください」と呼びかけました。

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＼from Writer／
平均すると1日3時間は大阪・関西万博に滞在しているという山田外美代さん。小柄でかわいらしい印象ながら、周囲の人を明るく元気にする力強いパワーに満ち溢れていました。閉幕まであと少し、私ももう1回、いやあと2回、会場を訪れようと思います！

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