“近畿地方のある場所”とは一体どこ？ 菅野美穂＆赤楚衛二が語る「怖さの幕の内弁当」な新感覚ホラーとは

菅野：

謎解きをしてご応募いただいたということで、いらっしゃる方がもしかして少ないかも知れないと思っていたんですが、こんなにたくさんの方が集まってくださったことをうれしく思います。

赤楚：

皆さん、クイズに正解した方っていうことなんですよね？ ちなみに僕はまったくわかりませんでした。

白石：

難問をくぐり抜け、そして運も勝ち取ってここに集まっていただいて、見つけてくださってありがとうございます。

菅野：

私も挑戦したんですけど、1つ目のパートで、「こ」が多いなと気づいて、これは謎を解く鍵になるのかと思ったんですが全く違いました。 “わかんのかんの、菅野美穂”でした（笑）。

赤楚・白石：

（笑）。

赤楚：

解かれた方ってやっぱり関西の方が多いんですかね？
（参加者の、関西在住の方が手を挙げる）
やっぱりほぼ関西の方なんですね！

菅野：

今ですとやっぱり「大阪・関西万博」です。GWに行きまして、（パビリオン等の）抽選はけっこう外れちゃったんですけど、それでも行ってみるとその場で楽しめることがあって、また行けたらいいなと思っています。

赤楚：

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」かな？ 9年ほど前に行ったんですが、新しいエリアもでき、いろいろガラリと変わっているみたいなので行きたいですね。

白石：

大阪といえば「新梅田食道街」にあるたこ焼きの「はなだこ」に行きます。いつも行列なんですけど、おいしくて好きですね。

菅野：

本当に、ものすごく怖すぎて笑っちゃいました。人は怖さが臨界点に達すると笑いに転じるんだなという、ほかの作品ではできない経験をしました。

赤楚：

怖さの中でも気持ち悪さだったり、陰鬱とした感じだったり、いろんなジャンルの怖さが詰まっています。ひとくくりのジャンルでは表現できない、いろんな描写があるので何度でも楽しんでもらえる作品になってるんじゃないかなと思います。

白石：

一度見終えたあとに、もう一度見たくなり、2回見るとまた違った楽しみ方ができて、3回見ると深い味わいが出る作品になっているので、ぜひ繰り返し楽しんでいただきたいです。

菅野：

監督がおっしゃったように、実は謎解きの要素も散りばめられているそうで、私も一度見ただけでは気づかなかったところがありました。次に見るときはどこにトリックがあったのか、探しながら見たいです。

菅野：

私自身、ホラー作品に出演するのが久しぶりで、自分で準備して現場で提案するというよりは、監督がおっしゃっていることをそのままできたらいいなと演じました。皆さんに怖がっていただけるように、ドアノブに手をかける所作でも、ホラーらしいノブの回し方があるなと考えたり、興味深かったです。

赤楚：

僕は、今まで経験したことのないことをやらせていただき、それが難しかったです。監督にレクチャーしていただいたんですが、その監督の演出というか、お芝居がうますぎて「こういうふうにやればいいんだ！」とすぐイメージできてすごく助かりました。

菅野：

ネッシーはそろそろ諦められるんですけど、ツチノコとケセランパサランはまだ信じています（笑）。

赤楚：

僕もとくにチュパカブラにはいてほしいなと思いますね。

白石：

UMA系が多いですね（笑）。

菅野：

人とかオバケとか、超常現象とか、いろんな怖さがあるので、申し上げるなら「怖さの幕の内弁当」みたいなところがありまして（笑）。どんな怖さがお好きでも、きっとハマると思うので、「これ私の好きなツボだな」と楽しんでいただきたいなと思います。私は、劇中に出てくる「見たら死ぬ動画」というのがものすごいインパクトでした。

赤楚：

フラットな状態で見ていただいたらこの作品が“ある場所”にいざなってくれるので、それを楽しんでいただけたらと思います。

白石：

まずは何も考えずに『近畿地方のある場所について』というジェットコースターに乗ったつもりで翻弄されていただけたらと思います。