激動の1年に!? 人気占い師・水晶玉子に聞く2025年の警戒日とは

2025年は西洋占星術でいうと、社会とか大きなところに影響する星が星座をまたいでけっこう動くんですよ。ここのところずっと時代の変わり目ですよって言っていたけど、本当に変わったなって、すごく大きな変化を感じるような出来事も多いと思います。

世の中の空気がガラッと変わるようなことがいろいろある年なんですね。去年もお話したと思うんですけど、東洋の占術でも2024年は甲辰(きのえ・たつ)で10年サイクルの始まりの年だったんです。また西洋占星術では2024年11月20日に冥王星が山羊から水瓶座に動いていて、2025年はまず3月30日に海王星が牡羊座に動いて、5月25日に土星が牡羊座に動いて、7月7日には天王星が牡牛座から双子座へ移る。けっこう動きが多いんです。

これらの星は2025年のうちに一度また元の星座に戻って、完璧に動くのは2026年なんですよ。だからある意味2025年っていうのは、今後の社会ってこんなふうに動くんだみたいなことが予告編のように少しずつ分かってくる年になるかな。今まで当たり前って思っていたことが、なんかちょっと違ってきてるみたいなこともあるし、新しいことも色々起こってくると思います。そういう意味で言えば2025年の年末には、1年たったらずいぶん変わったよねって思ってくるんじゃないかな。

柔軟な気持ちになれる人が、運気が上がってくると思います。選択肢が増えた分、いろんなことを考えるので迷いやすくなる年です。その分柔軟であることが大切。昨日はこう思ってたけど今日はこっちみたいな、そういう考え方で全然OKですね。

細かな警戒期間は7月1日から24日と8月26日から9月21日、2ヶ月くらいは注意が必要な年なんですね。オリエンタル占星術ではその警戒期間を「七曜凌逼（しちようりょうひつ）」っていうんですけど、物事や人の感情が極端に振れやすく、予想外のことも起こりやすい時期です。実は、2024年はすごく「七曜陵遍」の運気の期間が長くて、1月、2月はほとんど。あと9月、10月もそうだったんです。だからいろいろな問題が起きやすく、注意しないといけない時期ではあるんです。不可抗力のこともあるけれど、その時、注意しないといけない時期って分かってるだけで対応は全然違うはず、当たる当たらないではなく、それが占いっていうふうに思ってほしいなって考えているんです。

そうですね。いろいろな大きな星の動きが重なってもそれが必ずしも、天変地異につながるとは私は思いませんが、だけど、そういうふうに言われてるんだったら、お水や食べ物を用意しとくとか、家族で連絡先を確認するとか、避難方法を検討しておくとか、それだけで全然違うじゃないですか。

占いで今年は注意しましょうとか、この時期は注意しましょうって言われて、関係ないやって過ごすよりも、玉子そんなこと言ってたなくらい心にとめておくとか、“大難を小難に、小難を無難に”っていう日本にはすてきな言葉があるけれど、そういうふうにできるかもしれないじゃないですか。だから2025年は特にここ（書籍）にも激動って書いちゃいましたけど、ガラッと変わるようなことが起きてもそれをしなやかに柔軟に受け止めてよいことのきっかけにして、いい年にしてほしいです。