いちご、うめぼし…?バリエーションが豊か過ぎるローカル電車【和歌山・貴志川線編】
ローカル電車は、車窓からの風景や立ち寄った駅・周辺の探索など、冒険のような楽しさとドキドキがいっぱい。
今回は、2021年4月8日(木)に放送された読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』の人気コーナー『まるトクZIP!』より、和歌山のローカル鉄道・和歌山電鐵の貴志川線沿線にあるおすすめスポットをご紹介します。猫の駅長や、地元の旬を楽しむサイクリングなど、のびのびとした楽しさが盛りだくさん。早速チェックしていきましょう!
※この記事は2021年4月8日(木)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。
■電車の種類が豊富でかわいい♡「和歌山電鐵 貴志川線」
『和歌山電鉄 貴志川線』は、14駅・14.3kmを走るローカル鉄道。JR線のある和歌山駅から紀の川市の貴志駅を繋いでおり、全14駅の道のりでは視界いっぱいの自然を感じられます。
駅長が“猫”のたま駅長で有名鉄道の仲間入りを果たし、国内だけに留まらず、海外からもファンが押し寄せました。たま駅長は2015年に死去しましたが、今は2匹の猫が跡を引き継いで新たな駅長として奮闘しています。
『和歌山電鉄 貴志川線』の魅力は、なんといっても複数のかわいい電車が集まっていること!
白を基調に、ポイントで使用される赤い果実が目を引く『いちご電車』。
赤い車体をトレードマークに、ポップなブロックカラーを散りばめた『おもちゃ電車』。
イギリスの鉄道アニメ『チャギントン』がプリントされた『チャギントン電車』。
初代駅長・たま駅長をモチーフに作られた『たま電車』。電車には猫の耳が生えています。現在は新しい『たま電車』に向けて、クラウドファンディングも実施中です。
そして今回最初に乗ることができたのは『うめ星電車』! 昭和45年製の大阪東急車輌を、和歌山特産・南高梅モチーフにリニューアルした電車です。
座席は鮮やかな梅の柄や、レトロで和風な梅柄など、種類も豊富。どの席に座るか迷ってしまうくらいのかわいらしさ……♡
電車のデザインは、九州の豪華列車『ななつ星』を手掛けた水戸岡鋭治さん。
木のぬくもりを感じる車内には、和歌山の名産が並ぶ棚があります。車内は「梅一色」に生まれ変わっていますが、運転台は昭和45年製の当時のまま。レトロモダンなデザインと相まって、懐かしさを覚え、愛着が湧く車内です。
各電車の運行スケジュールは日替わり。お目当ての電車がある場合は、『和歌山電鉄 貴志川線』の公式ホームページでチェックしてみてください。
■自然の中を気持ちよく走って「伊太祈曽駅のレンタサイクル」
遠くには山が見え、美しい自然が続きます。窓から見える景色に夢中になっていると、和歌山駅から9番目の駅となる伊太祈曽駅に到着します。
駅に降り立つと、電車を見つめる駅長の姿が……♡ 4歳のメス猫、スーパー駅長よんたまです。
伊太祈曽駅にはレンタサイクルがあり、4時間300円で自転車を借りることができます。自転車は、カゴ部分にシンボルマークが付けられた『たま自転車』。
大人800円・小児400円の1日乗車券を提示すれば、300円の『たま自転車』が200円引きの100円に! 1日乗車券はレトロなデザインで、和歌山電鐵にもまるっと1日乗り放題。記念にもなりますね♡
自転車は午前9時から午後5時の間で利用でき、4時間までは300円ですが、4時間~8時間利用する場合は500円となります。『たま自転車』で探索すれば、エクササイズしながら気持ちいい風を感じられますよ!
■地元の旬を味わって「道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARK」
伊太祈曽駅から自転車で10分ほど走ると、和歌山市内では初めての道の駅『道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARK』に着きます。
道の駅には珍しいBBQエリアがあり、その名も『炎の囲炉裏』。
利用は予約制で、1スペース4,000円から。備品貸し出しの嬉しいサービスも。食材は1人前1,100円~(人数分購入)で、手ぶらでBBQを楽しめちゃいます。
道の駅定番のショップ『水の市場』では、オリジナル商品が充実しており、採れたて新鮮なフルーツや野菜が安く手に入ります。
大きなシンボルツリーがある『火の食堂』は、観光客も地元民も楽しめる食事処。
中でも人気のメニューは『四季の定食 春』(1,980円・税込)。和歌山の伝統的な味噌や醤油、梅がふんだんに使用されています。地元で採れた新鮮なお野菜は、自転車でひと運動した体に染み渡ります。ご飯はかまどで薪を使用し炊かれているため、あつあつホクホク!
料理に使用されている調味料は道の駅『水の市場』で購入することもできますよ。
<店舗情報>
道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARK
住所:和歌山県和歌山市明王寺479-1
営業時間:9:00〜17:00(火の食堂・食事メニューは11:00〜14:00)
電話番号:073-499-4370(産直棟『水の市場』)/073-499-4270(レストラン棟『火の食堂』)
定休日:なし(12月30日〜1月3日は休み)
■桜をボートから楽しむことができる「大池遊園」
伊太祈曽駅から2つ目の駅となる大池遊園駅から徒歩3分の位置に、知る人ぞ知る桜の名所『大池遊園』があります。桜の季節限定で貸し出しボートがあり、水の上から桜を眺めることも。
華やかなピンクの桜は、車窓から眺めても絶景。『大池遊園』には、赤い橋と電車・池・桜のコラボレーションが見えるフォトスポットも。来年はみんなでお花見できるといいですね。
<スポット情報>
大池遊園
住所:和歌山県紀の川市貴志川町長山(和歌山電鐵 大池遊園駅から徒歩3分)
■猫の駅舎が映える「貴志駅」
大池遊園駅から3駅で、終点・貴志駅に辿り着きます。
電車を降りて駅舎を振り返ると、そこには“猫”の駅舎が! 初代駅長のたま駅長がモチーフになっています。
そして、ウルトラ駅長ニタマも! 11歳のメス猫で、なんと和歌山電鐵の執行役員の任も請け負っています。
駅舎にはカフェが内設され、一休みすることができます。『たまミュージアム貴志駅 ショップ&カフェ』には、オリジナルグッズもあり、ついつい買い込んでしまいそう。オリジナルグッズはネット販売もされているので、ぜひゲットしてローカル鉄道を応援しましょう!
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【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』(月曜~金曜 5時20分~)
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