パフとブラシどっちがいい?乾燥する季節の「フェイスパウダー」の選び方&使い方
秋もすっかり深まり、紅葉のライトアップも開催されているようですね。夜が長くなってきましたが、それだけ夜に楽しめることも増えてくるこの季節、家族や恋人、友人との計画もワクワクしますよね。
さて、これまでお出かけメイクとして秋冬にピッタリのアイ・リップメイクやチークの塗り方をお伝えしてきましたが、今回のテーマは女性が大好きな“お粉”!
乾燥しがちなこの季節にぴったりなフェイスパウダーの種類や使い方をマスターしていきましょう!
■フェイスパウダーの種類と選び方のポイント
フェイスパウダーというと、まずどんなものを想像するでしょうか? 乾燥が気になるこれからの季節は、ファンデーションもリキッドタイプやクリームタイプなど、油分の多いものに切り替えていく人も多いはず。
その油分の多いファンデーションでつくった肌をさらっと仕上げながら、メイク崩れを防いでくれるのが“フェイスパウダー”です。
フェイスパウダーは大きくふたつのタイプに分かれます。それは“ルースタイプ”と“プレストタイプ”というもの。あまり詳しくない方でも、一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?
まず“ルースタイプ”は、粉状のフェイスパウダーで、ふんわりと柔らかい、よりナチュラルな印象に仕上がるのが特徴です。
そして“プレストタイプ”は固形のフェイスパウダーで、持ち歩きもしやすくなっています。肌への密着性が高いので、よりしっかりとメイクしているという感じに仕上がります。
さらにナチュラルで透明感のある仕上がりを目指したい人には“ルーセントタイプ”という色がつかないタイプのフェイスパウダーもあります。そしてある程度のカバー力もあり、しっかりと肌色を整えのであれば色のついた“不透明タイプ”がオススメ。
その他にもマットな肌に仕上がるものや、パールが配合されていてツヤ感の出せるもの、カラーコントロール機能で肌悩みをカバーしてくれるものなど、フェイスパウダーにもさまざまなものがあるので、自分の理想の肌により近付けるアイテムを探してみてください。
■ツールも重要!フェイスパウダーのつけ方
さて、理想のフェイスパウダーを手に入れても、それをなんとなくファンデーションの上から重ねるだけでは、そのパウダーの本当の実力を発揮できていないかもしれません。
実はフェイスパウダーは、その粉の質感やカラーだけではなく、ツールでも仕上がりがグンと変わります。付属のパフで仕上げるのももちろん良いですが、ツールの幅を広げると、ひとつのフェイスパウダーでいくつもの表情が作れるようになるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(1)パフでつける
まずフェイスパウダーを使うのに多い“パフ”。フェイスパウダーにセットされているものも多く、さっと使えるのでとても便利です。
使うときはプレストパウダーなら表面をさっとなでて、ルースパウダーならパフを置いたまま指で押さえて、ケースを少し傾けるだけでちょうど良い量を出すことができます。
持ち運びにも便利なパフを使ってフェイスパウダーをつけると、より粉が密着し、マットな肌に仕上がります。ただし一度につく粉の量も多いので、一度手元で調整したり、日中テカりやすい部分からつけたりなどの工夫をしましょう。
(2)ブラシでつける
ブラシでつけるときは、プレストパウダーなら表面をくるくるとなでるようにし、ルースパウダーは蓋やティッシュなどに使う分だけ出してからブラシにとって使います。
パウダーは磨くことでツヤ感が増すので、ふんわりとした肌やツヤ感のある肌をつくりたいときにはブラシでつけるのがオススメ。持ち運びにはなかなか難しいですが、キャップ付きのタイプもあるので、ぜひ活用してみてください。
全体にさっと塗るだけではなく、少し磨くように仕上げていくとより綺麗に仕上がります。
■自分に合ったつけ方やツールのお手入れも意識しながら使いこなす
フェイスパウダーを使う際の注意点もいくつかありますが、まずはあまり厚く重ねないようにしましょう。フェイスパウダーはさまざまな役割を果たしてくれますが、あくまでも仕上げのアイテム。カバーしたいからといって厚く重ね塗りしてしまうと、メイク崩れの原因にもなります。
特にパールの配合されたフェイスパウダーは、顔全体に塗ることで大顔に見えてしまう・毛穴などが悪目立ちしてしまうなどのデメリットもあります。自分の肌をしっかりと観察しながら、ピッタリのアイテム・使い方をを模索してみてください。
さらに、フェイスパウダーを塗るためのツールのお手入れも重要です。パフやブラシに雑菌が繁殖すると、肌荒れの原因にもなります。それぞれに合ったお手入れ方法で時々ケアしながら、フェイスパウダーを今よりもさらに使いこなしてみてくださいね!(文・写真/須田夏美)
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※ anna