37万円も「節税」できちゃう?プロが教える「NISA」をうまく活用するコツ
消費税も増え、値上がりする商品が少しずつ増えてきていますね。今後余裕のある生活をしていくためにも、少しでも上手にお金を活用していきたいと誰もが思うはず。
そこで今回は、2019年12月16日(月)に放送された、読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』の人気コーナー『まるトクZIP!』より、最近注目されている『NISA(ニーサ)』についてご紹介します。プロが教える活用のコツ、要チェックです!
■最近話題になっている「NISA」って一体?
銀行や証券会社で申し込みができ、20歳以上であれば誰でも始められる『NISA(ニーサ)』は、『少額投資非課税制度』というもの。NISAで出た利益は、税金がかからないのが大きな特徴です。
『NISA』か『つみたてNISA』の2種類からどちらかを選ぶことができます。
『NISA』では、会社ごとの個別の株を購入したり様々な種類の投資信託を購入することが可能。一方『つみたてNISA』は、特定の投資信託を購入します。初めての投資で「どの株を買えばいいのか分からない」という人は、つみたてNISAを選ぶのがオススメなんだそう。
投資信託とは、運用のプロが株や債券、不動産などに投資をしてお金を育ててくれるというもの。しかし、投資信託には元本保証がないため、いきなりたくさんのお金を投資するのは不安になってしまうというもの。
そこで押さえておきたいのは、投資信託のリスクを小さくする3つのポイント。
「投資対象を日本だけでなく世界にも目も向けたり、株だけでなく債券にも投資したりするなど投資対象を分散させること」、「一度に多額をかけるのではなく、少額でもコツコツと毎月投資を続けること」、「長い期間をかけて運用していくこと」。この3つは押さえておくとよいでしょう。
つみたてNISAが人気の理由は、ランチ一食分くらいの金額から始められる手軽さにあります。月に1,000円から始められ、ネット証券ではなんと100円からでもOK! ただし、100円だと出る利益もとっても少なくなってしまうので、1,000円くらいから始めてみるのがオススメです。
■「NISA」を利用する前に知っておきたいこと
国内では、6,000本以上の投資信託が販売されており、初心者にとっては何を選んで良いのか分からないもの。迷ってしまう方は、金融庁が定めた基準をクリアした約170本の中から商品を選ぶこともできます。
ただし、扱っている種類や商品は金融機関によって異なりますので、金融機関を選ぶ時からどんな商品があるのかよく見ておきましょう。
毎月の積立なら、月々の積立金額の上限は“3万3,333円まで”と決まっています。いつでも変更は可能ですが、上限金額には要注意です!
NISAは投資の最長期間に期限がありましたが、資産の引き出しはいつでも行うことができます。2か月後、3か月後でも引き出すことができちゃいますよ。
■運用し続けると、非課税でお得に!
毎月、上限額の3万3,333円を20年間積み立てると、元本が約800万円になります。20年間ずっと年利2%で運用できれば、20年後にはなんと利益が183万円! 投資している額は非課税なので、約37万円も節税できるんです。
長期的な目線で考えると、利益もありつつ節税にもなる『NISA(ニーサ)』。今後の生活のためにも今から活用してみてはいかがでしょうか?(文/奥山りか)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』(月曜~金曜 5時20分~)
※ thitarees / PIXTA(ピクスタ)
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