元体操選手・田中理恵さんが「通い続ける」和歌山にあるおすすめのスパとは?
体操の元日本代表選手であり、2020年 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事を務める田中理恵さん。プライベートでは2018年1月に第一子を出産されました。
そんな田中さんは和歌山県出身。今回は、田中さんがおすすめする和歌山のレジャースポットや、現役時代のハードな日々について教えていただきました!
■「帰省すると必ず行く!」和歌山の癒しスポット
—昨年娘さんを出産されてから、ご実家のある和歌山には帰省されていますか?
田中 数ヶ月に一度は帰ります。両親も娘に会いたがっていますし、何より私が日々の疲れを癒しに帰りたくて(笑)
—和歌山にある、お気に入りの穴場スポットを教えてください。
田中 和歌山ってスーパー銭湯やスパが多くて、私も帰省すると絶対に行くんです。特にお気に入りなのが、岩盤浴や天然温泉のある『ふくろうの湯』。一人でリラックスしに行くこともあれば、兄(和仁さん)一家や弟(佑典選手)も一緒に、家族で行くこともあります。実家に家族が集まると人数が多くて、お風呂の順番待ちをするのが大変ですよね。そんな時に、みんなで行って楽しんでいます。
<施設情報>
ふくろうの湯
住所:和歌山県和歌山市本町2-1 フォルテワジマ地下1階
最寄駅:JR『和歌山駅』/南海線『和歌山市駅』
電話:073-423-4126
営業時間:【日〜木】10:00〜23:00(22:00受付終了)【金・土・祝前日】10:00〜24:00(23:00受付終了)
定休日:第3火曜(祝日の場合は翌日)
—田中さんは岩盤浴派ですか? 温泉派ですか?
田中 妊娠前までは岩盤浴派だったのですが、出産してからは温泉の方が好きになりました。授乳中ということもあるのか、岩盤浴に入ってもあまり汗が出てこないんですよね。
もともとはサウナも好きだったんですが、今はめっきり温泉派。ゆっくり浸かって、全身の力を抜いて。それが幸せなんです。
—ほかに、和歌山でオススメのレジャースポットはありますか?
田中 子ども連れなら、『アドベンチャーワールド』ですね。6頭もいるパンダが有名ですし、イルカショーも観ることができます。いろんな動物に会えるから、連れて行った甥っ子や姪っ子たちが本当に楽しそうでした。
■体操漬けの現役時代、リフレッシュのために行ったのは展望台
—現役時代のことも聞かせてください。体操漬けの毎日だったと思いますが、オフの日はありましたか?
田中 小学校1年生から体操を始めて、高校から大学に入る前までは父が指導する「和歌山オレンジ体操クラブ」に所属していました。
オフがあっても、それは体を休めたり、治療で通院したりするための“メンテナンス”の日。当時は、練習場と自宅の往復以外には、出かけることはほとんどできませんでした。
—やはりハードですね。どうやってリフレッシュしていたんですか?
田中 ひたすら寝るか、録画していたテレビ番組を観るか。
あとは年に1〜2回、母に連れられて『最初ヶ峰展望所』に行きました。夜になると星がすごくきれいに見えるんですよ。そこでリフレッシュしたら、また練習の日々が始まります。
—『和歌山オレンジ体操クラブ』は今もお父様が指導されているんですか?
田中 はい、教えています。本格的に体操を教えているクラブなので、真剣に体操をやりたいというジュニアの選手たちが集まっています。生徒も随時募集していますよ。
■東京に住んで気づいた、関西人の優しさ
—その後は横浜市にある日本体育大学に入学されて、そこでもハードな日々を送っていたんですか?
田中 ハードでしたね。朝から夕方まで授業を受けて、夕方から夜9時頃まで練習して。住んでいた寮の門限が10時だったので、残りの1時間で体のケアをして。そして帰ったら掃除をして、あとは寝る。
週に1度の休みは治療に使うので、本当にどこにも出かけていないですね。大学院を卒業する26歳までこの生活です(笑)
—今は東京都内にお住まいですよね。東京と関西で、何か違いを感じることはありますか?
田中 関西は人が優しいなと思います。街の人がみんな友達みたいな感じなので気軽に話しかけられますし、困ってそうな雰囲気の人がいたら、普通に声をかけてきます。
東京はみんな早足で歩いていて忙しそうで、道を聞くのもちょっと怖く感じてしまう時がありました。駅員さんにすら、聞けないこともありましたね(笑)
—なるほど。その後東京での生活はどうですか?
田中 10年近く住んでいるのでだいぶ慣れました。正直、電車の乗り換えなどは東京の方が分かりやすくて。小学校から高校生まで和歌山でしたが、向こうではずっと車移動で、電車にはほとんど乗ったことがなかったんです。そういう意味では、東京は暮らしやすいかもしれませんね。
田中さんが体操漬けの日々を過ごした和歌山。あまりおでかけはしなかったというだけに、ローカルな地元の穴場スポットを聞くことができました。和歌山に行く時はぜひ参考にしてくださいね。(文・写真/大石七海)
【画像・参考】
※ anna