大阪・守口生まれの赤楚衛二はミナミで飲み歩きがしたい!木曜ドラマF「わたし旦那をシェアしてた」インタビュー
現在絶賛放送中の小池栄子さん主演木曜ドラマF『わたし旦那をシェアしてた』。同じ男性と事実婚の関係を結んでいた3人のシングルマザーが、夫の死をきっかけにシェアハウスで共同生活をし、遺産を巡りながら数々の謎に巻き込まれていくという斬新かつスリリングな展開で話題を呼んでいます。
今回本作にて、シェアハウスの雑用係・松田秀明を演じる赤楚衛二(あかそ・えいじ)さんにインタビュー。役作りについてや現場でのエピソード、さらには関西での思い出などたっぷりと話を伺いました。
■木曜ドラマF『わたし旦那をシェアしてた』あらすじ
“事実婚”ではあるものの、愛する夫・天谷恭平(平山浩行)と幸せな日々を送っていた森下晴美(小池栄子)。
ある日夫が何者かに殺害されたという連絡が入り、病院に駆けつけると夫の「妻」だと名乗る二人の女性・小椋加奈子(りょう)、藤宮茜(岡本玲)が現れます。
夫の遺言により、3人はシングルマザー専用のシェアハウスで共同生活を送ることに。そこで“たった一人の妻”に残したとされる3億円の遺産を巡って闘い、数々の謎に巻き込まれていくファイティングミステリーです。
■松田秀明は「自責の念を抱えながらも周りを助けるいい奴」
−今回演じている松田秀明は、恭平殺しの実行犯でありながらシェアハウスの雑用係で3人のシングルマザーと共同生活をしていくという、物語のキーパーソンとなる役どころでもあるかと思います。改めて、松田という人物をどのように捉えて演じているのかお聞かせください。
“自責の念を抱えながらも周りを助けるいい奴”だと思って演じています。後半ではある事件をきっかけに松田が大きく変わっていくので、その点も注目していただきたいです。
−どのような役作りをして挑みましたか?
いろんな過去を抱えていて、謎が多いキャラクターでもあるので、役作りの段階ではどうやって向き合っていくのか悩みました。僕がこれまでに演じてきたのはヒーロー的な立ち位置の役が多かったのですが、松田も女性3人を“守る”という部分では共通点はありつつも、根本的な憎しみや悲しみが違うと思っています。そういう点では今まで以上に考えながら、いい意味で悩みながら演じていますね。
絶対に外しちゃいけない芯となる部分は固めていますが、それ以外は現場の雰囲気やキャストのみんなで作っていきたいという思いもあるので、なるべく“スポンジ”のような状態でいたいなと思っています。
−現場はどのような雰囲気で撮影が進んでいますか?
今まで男性が多い現場が多かったのですが、今回は女性が多くて、初めはどう接していけばいいのか悩む部分もありました。でも撮影が進んでいくにつれて、だんだんと心が開けるようになって。今では後輩的な立ち位置で先輩の皆さんに可愛がっていただけたら嬉しいなと思っています。あとは子役の子達もいるので、一緒に遊んだりもしています!
−撮影での印象的なエピソードとは?
第4話で小池さん演じる森下に「犯人じゃないよ」と言うシーンがあるんですが、事前に小池さんから「このシーンは間接的にも森下と松田の仲が深まっている段階でもあると思うので、強めに言って欲しい。そうしたらすんなり受け入れられるから」と言われて、「確かに……」となりました。それが第2話を撮りながらの撮影だったので僕自身も混乱している部分があったのですが、そうおっしゃっていただいたことですごく助けられました。
■関西では「飲み歩きがしたい!」
−赤楚さんは、生まれは大阪と伺いました。関西での思い出などありますか?
出身は愛知ですが生まれが大阪の守口で、子供の頃は夏休みに1ヶ月間くらい祖母の家に遊びに行っていました。あとは、中学生の時に初めて友達だけで旅行に行ったのがUSJで、それはすごく思い出に残っていますね。
−赤楚さんにとって関西は所縁の地でもあるんですね。
そうですね。最近だと、3月に神戸で撮影をしました。たまたまオフの時間があったので、一人で異人館に行って、香水を作りました! お店の方が記念撮影をしてくれたんですが、一人だったんですごく恥ずかしくて(笑)。でもすごく楽しかったです。
−今気になっている関西の観光スポットや、行ってみたい場所はありますか?
大阪のミナミで飲み歩きとかしてみたいです! 学生時代はよく大阪に行っていたんですけど、今はなかなか時間やタイミングが合わなくて……。大人になった今だからこそできる楽しみ方でもあると思うので、時間を見つけて行ってみたいですね。
−楽しいお話をありがとうございました。最後にこれからの放送を楽しみにしている方に向けてメッセージをお願いします。
これから作品の中盤に差し掛かって、今までの謎もだんだんと解き明かされていきます。それに対して女性3人の戦いが繰り広げられていくのはもちろん、僕が演じる松田もどのように向き合っていくのか、ぜひ注目していただけたらなと思います。
■第6話のダイジェスト
森(黒木啓司)らに襲われて重傷を負った文江(夏木マリ)は意識を取り戻したものの、秀明(赤楚衛二)は昏睡状態のままだった。晴美(小池栄子)と加奈子(りょう)が病院に付き添い、茜(岡本玲)が子供たちの面倒を見ていた。美保(渡辺真起子)ら警察に守られているものの、逃亡中の森がまた現れるのではないかと晴美たちは気が気ではない。美保に「なんで恭平があなたたちを選んだか分からない」と言われた晴美は、恭平との出会いを語り始める。晴美と加奈子は恭平の思い出を語り合ううち、恭平のかかりつけ医だった笠浦(升毅)の存在に気付くが……。
“仮面ライダー俳優”として一躍注目されている赤楚さんの、新たな一面を観ることができる本作。今後ストーリーが進むにつれて私たちをどのように楽しませてくれるのか、期待が高まります。木曜ドラマF『わたし旦那をシェアしてた』は毎週木曜日よる11:59より放送中です。お見逃しなく!(文/川上ゆき)