TOP おでかけ 【奈良・きたまち】古民家で、テラスで。秋の読書時間を特別な場所で過ごしたい

【奈良・きたまち】古民家で、テラスで。秋の読書時間を特別な場所で過ごしたい

まだまだ暑い日が続いているからこそ、少しずつ感じる秋の気配がうれしい季節。
人それぞれに“〇〇の秋”はあるけれど、自分のためだけに使いたい、ちょっと贅沢なごほうび秋時間をご提案します。

常にスマホの通知を気にすることが増えた現代、「新しい本と出合う」「好きな本を読み返す」といった一冊の本にじっくりと向かい合う時間は、とても貴重なものになりました。だから今、本と過ごせる場所を目指して、奈良・きたまちへ。すぐ行けるのに旅気分も味わえるこの場所で、寄り道的読書を楽しみます。

【Book Cafe 川べり】気持ちいいテラスで読書タイム

2025年4月、きたまちの西端にオープンした「Book Cafe 川べり」は、奈良で生まれた出版社「萌書房(きざすしょぼう)」が“本を読める空間をつくりたい”という想いで手掛けた書店カフェです。

入り口すぐの空間には、天井まで伸びた本棚に新旧を問わずさまざまな書籍がずらり。哲学書が多めの選書に萌書房ならではのこだわりが垣間見えるほか、コミックや専門書、歴史解説書といったニッチなラインナップに「どんな本があるんだろう?」という好奇心が止まりません!

『所有論』(講談社)3,300円、『日本の漫画本300年「鳥羽絵」本からコミック本まで』(ミネルヴァ書房)3,080円

巨大な書店ではなかなか足を踏み入れることのないコーナーや、今まで出合う機会がなかった情報などが、ここではひとつの空間に集結。欲しい本がなくても新しい発見や体験が待っています。

そんな書店スペースの奥に広がるのは、木の香りに包まれたカフェ。ときには読書会を行っていたり、小さな個展が開催されたり、イベントスペースとしても活用されています。カフェ利用のみでもOKですが、書店で買った本や持ち込んだ本を読むときに集中できるよう、BGMはなし。すぐ横を流れる佐保川のせせらぎだけが聞こえる静けさが、本への没入感を高めてくれるようです。

「バスクチーズケーキ」450円、「自家製ジンジャーエール」500円

暑さがもう少し落ち着いてきたら、全面の窓をオープンにして、気持ちいい風が吹くテラス席へ。目の前には佐保川がゆるやかに流れる“川べり”は、時間だってのんびりと、ゆっくりと流れていきます。

ときには川の中を鹿がお散歩していることもあるそうなので、そんな奇跡のような景色との遭遇もお楽しみに。

Book Cafe 川べり

奈良県奈良市法蓮町1050-1
0742-42-6986(萌書房)
営業時間:10:30~18:00、金・土10:30~20:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休)
https://www.instagram.com/kawaberi_bookandcafe/

【ミジンコブンコ】“カレー × 本”の魅惑の関係

築100年を超える古民家の扉を開けると、ギュウギュウに本が詰まった壁一面の本棚。そして、鼻腔をくすぐるスパイスの香り。「ミジンコブンコ」は、店主の歴史の集大成のような場所。15年以上にわたり収集してきた本と、20年以上もレシピを独自研究しているオリジナルカレーを提供してくれます。

「ミジンコプレート(チキンカリィ)」1,200円/内容:カリィ1種+ダル1種+添え物+スパイスおばんざい5種~ ※スープ付き

店主がカレーにハマったのは高校生のとき。バングラデシュからの留学生がつくってくれたカレーに衝撃を受け、一人暮らしをはじめた後はまるで実験を繰り返すように我流でスパイスを研究し、オリジナルのカレーを積み重ねていったそう。

そして完成したのが、オープン以来愛され続けている「チキンカリィ」です。ガツンと直撃する辛味に加えて、20種ほどのスパイスが複雑な旨みを演出。カレーを囲むように配置された日替わりのスパイスおばんざいを好きに組み合わせれば、そのおいしさは無限大! 食感も味わいも香りもまったく想像できない展開を見せ、好奇心と食欲が同時に刺激されるようです。

カレーを待つ間や食後の余韻に浸るときには、店主・人見さんが集めた1,000冊以上の本を手に取ってみて。購入することはできませんが、小説や写真集、絵本、雑誌などを自由に読むことができます。「まるで自分の趣味をのぞかれているようでちょっと恥ずかしいんですけどね」と笑って教えてくれました。

収集する本が増えるにつれてDIYで本棚を追加したという店内は、テーブル席から座敷席など、どの席からでも本に手が届きます。ひとり席で読書に集中したり、友達と並んで写真集や雑誌を眺めたり、お子さんに読み聞かせをしたり、過ごし方は自由自在。どんな席があるかはスライドでご確認ください!

店内に並ぶ本は、出版社や作者、ジャンルなどもバラバラに散らばっています。定期的に書籍の入れ替えが行われていることからも、やはり本との出合いは一期一会。宝探しのような気分で店内を見回してみてください。

『ちいさなちいさな めにみえない びせいぶつの せかい』(ゴブリン書房)、『赤い蝋燭と人魚』(偕成社)

お店の名前である「ミジンコブンコ」にかけて、微生物やマクロの世界を知ることができる本。そして、挿し絵の美しさに思わず手に取ってしまう本など、思いがけない出合いがあちこちに隠れています。

ミジンコブンコ(ニャミー)

奈良県奈良市東笹鉾町41
0742-24-8231
営業時間:11:30~17:30(L.O.17:00)
定休日:日・月曜
https://www.instagram.com/mijincobunco2/

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※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

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