『ユーハイム』と『モロゾフ』神戸2大スイーツブランドの隠された秘話とは!?
神戸といったらスイーツは、はずせませんよね! 神戸には全国的にも有名なスイーツブランドがたくさん。でも、そんなスイーツには知られざる歴史やおいしい食べ方があるんですよ。
今回は、2018年8月23日(木)放送の読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』の『関西スイーツファイル』より、神戸の名店『ユーハイム』と『モロゾフ』の2店をご紹介。
2大スイーツブランドに隠された知られざる秘話をお伝えします。
■1:バウムクーヘンの先駆者『ユーハイム』の歴史に迫る(神戸・元町)
バウムクーヘンで有名な『ユーハイム』。日本で初めてバウムクーヘンを売り出したのが『ユーハイム』だったのをご存知でしょうか?
『ユーハイム』は、ドイツ人創始者カール・ユーハイムによって1909年創業。
1914年第一次世界大戦が勃発して、カールは日本に強制連行されますが、広島の捕虜収容所で開かれた作品展に『バウムクーヘン』を出品したことがきっかけで、日本初のバウムクーヘンとなったのです。
実は1922年カール・ユーハイムは横浜で第1号店を開店。しかし1923年関東大震災で店が倒壊したため、避難船に乗って神戸に移住したのだとか。
そして、1923年三宮の元生田署前に『ユーハイム』を開店。多くの外国人が住んでいたこともあり、本場ドイツのバウムクーヘンを売る店として注目されました。
バウムクーヘンは、以前はデコボコしたような山がついた形でしたが、日本の手土産文化に合わせるため、今の形へ変移したそう。
ユーハイムの隠れた名物が、神戸元町本店限定の『アッフェルバウム』(2,160円・税込)。なんとリンゴが入っているんです。レモン汁とシロップで漬け込んだリンゴを丸ごと一個、生地で包み込んだ一品。
バウムクーヘンというよりフルーツケーキを食べているような感覚です。
<店舗情報>
ユーハイム 神戸元町本店
住所:兵庫県神戸市中央区元町通1-4-13
TEL:078-333-6868
営業時間:10:00~20:00(L.O. 19:30)
定休日:水曜日
■言わずとしれた関西の一品『モロゾフ』のカスタードプリンの秘密とは!?(神戸・三宮)
神戸の2大ブランドとして欠かせないのが『モロゾフ』。50年以上のロングセラーを誇る『カスタードプリン』(324円・税込)は、関西を代表するプリンと言っても過言ではありません。
実は、この『モロゾフ』のカスタードプリンには隠された秘密が。
ロシア人の菓子職人モロゾフと日本人創業者が出会い、1931年チョコレートショップとして創業した『モロゾフ』。
『カスタードプリン』は1962年東京・銀座で開業した喫茶店でが誕生しました。当時、プリンが入れられていたのは、ガラスではなく陶器でしたが、客からの注文が増えて工場での生産が開始。時代を経て今の形になりました。
そんな『カスタードプリン』にはおいしい食べ方があるのです。それは“お皿に出して食べる”こと。カラメルソースが全体にいきわたるのでおいしく食べられるのだとか。
まず、スプーンの背中でカップの周りをぐるっと一周、空気を入れていきます。。
そして、プリンの器をおさえて前後にふります。するとプリンがきれいにお皿の上に盛り付けられるのです。
カラメルがプリンとまんべんなく絡むことで、さらにおいしく。
また、『モロゾフ』の知られざる逸品『とろ生カスタードプリン』(324円・税込)は、なめらかでとろとろの食感。こちらはお皿に出さず、プリンの容器のまま食べてくださいね。
<店舗情報>
モロゾフ センター街ショップ店
住所:兵庫県神戸市中央区三宮町1-8-1 さんプラザ 1F
電話:078-391-8718
営業時間:11:00~20:00(L.O.19:30)
定休日:第3月曜日
神戸の2大スイーツブランドをご紹介しましたが、いかがでしたか? 歴史やおいしい食べ方を知ることでますます食べたくなりますね。これらのスイーツを食べるときはぜひお試しを。(文/ロールキャベツ)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイド す・またん!』(月曜~金曜 5時20分~)
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