TOP ライフスタイル まだ間に合う、ふるさと納税!初心者でもわかる基本とプロに聞く返礼品の選び方

まだ間に合う、ふるさと納税!初心者でもわかる基本とプロに聞く返礼品の選び方

2024.11.29

年末が近づくと気になるのが「ふるさと納税」。やってみたいけど何から始めればいいのかわからない……そんなあなたにピッタリの情報をお届けします。ふるさと納税の基本から来年の変更点まで、ファイナンシャルプランナーの飯村久美先生に解説いただきます。2024年度分もまだ間に合いますよ!

今さらですが…ふるさと納税の仕組みって?

ふるさと納税は、自治体に納めている住民税の一部を自分が支援したい地域に振り分ける制度。寄付という形で行い、手続きをすると寄付額のうち2,000円を超える部分が所得税や住民税から控除されます。寄付先から返礼品が届くなどのメリットがあることも魅力です。

控除の上限額は、所得により異なります。源泉徴収票をもとにWEBでシミュレーションすると目安がわかります。

控除を受けるためには手続きが必要

控除を受けるための手続きには、ワンストップ特例制度の利用と確定申告の2つの方法があります。

ワンストップ特例制度は、自治体から届く書類に必要事項を記入し返送するというシンプルな仕組みですが、寄付できるのは年間5自治体まで。

確定申告の場合は少し手間がかかる反面、寄付先の上限数はありません。それぞれにメリット・デメリットがあるので、手続きや寄付のしかたに合わせて選ぶようにしましょう。

2024年の締め切りは12月31日!

2024年度のふるさと納税は、2024年12月31日(火)23時59分までに申し込みと支払いを完了させる必要があります。クレジットカードの決済や郵便振替などに時間がかかることもあるので、余裕をもって手続きをするようにしましょう。

ワンストップ特例制度の場合は、申込書と本人確認書類を2025年1月10日(金)必着で送ります。間に合わない場合は確定申告をしましょう。

飯村先生がアドバイス!ふるさと納税返礼品の選び方

返礼品には、その産地ならではの食品や工芸品、宿泊券や観光施設の体験チケットなど、多彩です。寄付をする地域とのご縁も生まれるので、楽しみながら自分に合う品を選びましょう。次のような活用の仕方もオススメです。

■お世話になった人へのお礼として役立てる
ふるさと納税の返礼品は、送付先を指定できます。家族やお世話になった人へ返礼品が届くように手配すると交際費の節約になります。例えば、おせちを実家に送り、家族団らんに役立てるのもよいですね。

■あとから返礼品を選べる「ポイント制」
寄付額に応じてポイントを発行し、あとからゆっくり返礼品を選べる「ポイント制」もあります。時間がない人や、好きなタイミングで必要な品を選びたいという人におすすめです。

■災害支援への寄付
返礼品で選ぶ以外にも、地震や大雨などの被害を受けた地域への「災害支援」の寄付もできます。

来年からふるさと納税のルールが変わる…?

2025年10月から、仲介サイトのポイント付与が禁止されます。これまでのようにポイント還元が受けられなくなるため、利用している仲介サイトの状況を確認しておきましょう。

今年もいよいよあとひと月! ふるさと納税をやったことがない方も、飯村久美先生からいただいたアドバイスを参考にして、気軽に始めてみませんか。

教えてくれた人

ファイナンシャルプランナー 飯村久美先生
FP事務所アイプランニング代表。個別相談をはじめ、セミナー・講演・著作、メディア出演でも活躍中。生活者目線でのわかりやすい家計診断やアドバイスが好評。
https://www.fp-iimura.jp/

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