冬こそ「白」を着たい！ 今季トレンドの“クワイエットラグジュアリー”なシンプルコーデ【Vol.05】【関西 STYLE SNAP】

【関西 STYLE SNAP】とは？
個性的な着こなしが得意といわれる関西のおしゃれさんたち。関西のファッションシーンに影響を与えるショップスタッフに今季のおすすめスタイルについてASK！ トレンドはもちろん、着こなしのヒントや注目アイテム、お気に入りスポットまで切り込みます！

シンプルなパンツコーデを上品＆大人っぽく着こなすには？

今週のおしゃれさん　＞　工藤文さん（ビオトープ 大阪）
ファッション、雑貨、ボタニカル、フードをトータルで提案する複合型セレクトショップ、ビオトープ 大阪の店長、工藤文さんが披露してくれたのは今季急浮上のトレンド、クワイエットラグジュアリー。文字通り、控えめでありながらもラグジュアリーさが漂う着こなしのことを言います。上質な素材、一流の仕立てによる圧倒的なクラス感と洗練された雰囲気で、世界中のおしゃれなセレブたちをも魅了する最新トレンドをキャッチしましょう！

「トップスがクリーンかつ都会的なムードなので、ボリューミーなパンツでバランスをとりました。クリスタセヤのトラウザーは落ち感のあるシルエットが決め手。レッグラインを拾わず、下半身をスッキリ見せてくれます」（工藤さん、以下同）

こんなにシンプルなのに物足りなさを感じない秘訣は、計算されたバランスにあり！ お仕事やフォーマルなシーンでの着こなしでもお手本にしてみましょう。

★Style Secret
着こなしのポイント！

ありきたりにならない。白トップス攻略法

「トップスはウクライナのアップカミングなブランド、リトコフスカ。一見シンプルですが、パワーショルダーになっていて構築的なフォルムが格好いい！ スウェットのような地厚な素材により、無地でも表情が生まれます。肩に存在感がある服なので、大ぶりのピアスでボリュームを合わせました」

トップスと、顔まわりのアクセサリーのバランスは見過ごしがちなポイントでした！ ジェンダーレスなコーデにゴールドの煌めきがプラスされるだけで、ぐっと華やかに。デイリーコーデにも取り入れることができそう。

生涯愛せる！ 美しい佇まいの黒バッグ

艶やかなレザーとゴールドのバックルの組み合わせがスタイリッシュなサヴェットのワンハンドル。

「華美すぎないデザイン、フォルムの美しさに惚れ惚れ。短いハンドルと横長シルエット、このバランスはありそうでなく、オーセンティックでありながらもすごく洗練されています」

ミニバッグはサイズ感も相まって、ジュエリーのような役割も担ってくれることを発見！ 一生もののバッグは、セレモニーからデイリーまで活躍してくれるこんなバッグをお迎えしたいですね。

★Style Arrange
着れば気分もおしゃれ度も上がる！ワントーンコーデ

「トップスはそのままで、カラーリングからシルエットまですべてチェンジ！ オーセンティックな最初のスタイルとは真逆にアレンジしました。実はベアトップのドレスをロングスカートのようにして穿いているんです。服が軽やかなので、足元は重くして」

おしゃれな存在感を放つワントーンスタイル。清潔感あふれる白はダークトーンの服を着る人が多い冬にこそ、積極的に取り入れていきたいですよね。肌もワントーン明るく見せてくれておすすめです！

スタイリッシュで、リアルに使えるドレスが新定番

「このドレスは普段から着やすいアイテムで、お気に入りです。ストレッチが利いて快適な着心地、しかも自宅で洗濯できる！ シャリッとした素材で透け感があるので、今っぽく着られるんですよ」

素敵なドレスをクローゼットに眠らせている人は少なくないはず。スカートとして穿いたら、これまで以上に着回しすることができますね。さすがナイスアイデアです！

おしゃれのことをもっと深掘り。工藤さんにASK！

いきつけ！
マイお気に入りスポット in 関西

センスのいい人は、装いだけでなく、素敵なオフタイムの過ごし方を知っている！ ということで、今リアルに関西で暮らすおしゃれ賢者にお気に入りスポットをリサーチ。

大阪中之島美術館
ファッション業界の最先端で働きながら、同時に母親でもある工藤さん。忙しくも充実した日々の中で、時間を見つけてでも訪れたいのは大阪の新たなアートの拠点。
「大阪中之島美術館は建物自体が素敵。見応えのある企画展が多く、良質なインプットを探しに。感性を磨いてくれる場所です」

大阪府大阪市北区中之島4-3-1
TEL. 06-6479-0550
営業時間：10:00〜17:00（入場は16:30まで）
休館日：月曜日（祝日の場合は翌平日）
https://nakka-art.jp/
＼from Editor／
質がよく、本当に長く愛せるアイテムだけでワードローブを揃えることをいつも夢見ています。工藤さんのコーデを拝見してますます思いは強くなるばかり。 ディテールやバランスなど、服を見る目を養いたいです！