【今、行くべき台湾旅vol.3】 美しい湖・日月潭で、自然が織りなすレイクリゾートを体験
台湾は美食、美景、美容、そしてショッピングのパラダイスとして知られ、 食べたい料理や行きたいスポットが多すぎて迷ってしまう! そこで、ウラリエさんとanna編集部が、“今、行くべき台湾”を現地リポート。しかも2025年6月30日(月)までは、台湾観光庁から台湾ですぐに使えるNT$5,000(約2万円)のプレゼントキャンペーンを実施中なんです! さぁ、おいしい、やさしい、台湾へでかけましょう!
3回連載のラストを飾るvol.3は、台北を飛び出し、台中・日月潭を目指して日帰り旅へ。自然に囲まれたネイチャーリゾートの地では、そこにしかない魅力がいっぱい。世界に誇るラグジュアリーホテルにも潜入できちゃいました!
目指すリゾート地は、台湾最大の美しい湖・日月潭
日月潭は、山々に囲まれた標高749メートルに水をたたえる高山湖。翡翠色輝く絶景が楽しめる、風光明媚な湖です。台北からは新幹線で約1時間。台中駅でバスに乗り換えてさらに約1時間と、大都会から自然へと移り変わる景色を楽しんでいる間に到着します。
太陽と三日月を合わせた形からその名がついたという日月潭の周辺では、観光船クルーズを楽しんだり、湖畔のラグジュアリーホテルに立ち寄ってみたり、リトリートなひとときが過ごせそう。どこかノスタルジックな雰囲気が漂う、台湾リゾートを満喫しました!
台中駅からちょっと寄り道。「宮原眼科」でスイーツ三昧
台中駅から徒歩5分ほどの場所にある「宮原眼科」は、世界中から観光客が訪れる超人気スポット。1927年に日本人医師が開院したものの、長年閉鎖されていた「宮原眼科」の名称・建物をそのまま残し、歴史ある建築美、ファンタジーの世界にも迷い込んだような幻想的な内装、お土産にしたいフォトジェニックなスイーツ、絶品の台湾グルメが楽しめるレストランが一堂に会しています。
日月潭へ向かう途中に台中駅で乗り換えがあるので、ここぞとばかりに立ち寄ってきました!
かわいさ盛りすぎ! 「宮原眼科アイスクリーム」
カラフルなパレットのようにずらりと並んでいるのは、全部アイスクリーム! 「宮原眼科」でまず訪れたいのが、地元素材を使った40種以上のアイスと、10種のトッピングから好きなアイテムを選んでつくる「宮原眼科アイスクリーム」です。
さっそく行列に並んだウラリエさんは、日本語で書かれたメニュー表を見ながらショーケース内のアイスをかなり吟味。お茶フレーバーだけでも8種、チョコレート系は7種もあるうえ、新作や季節限定メニューまでそろうアイスの充実ぶりに、みなさんも悩むのは確実です。
メニュー表にチェックを入れてスタッフさんに渡せば、あとはかわいく盛り付けてくれる様子をワクワク眺めるだけ♡
ついに「宮原眼科アイスクリーム ~ウラリエスペシャル~」が完成! こぼれ落ちんばかりのボリュームで盛りに盛ったラインナップがこちらです。
(1)アイスクリーム「パッションフルーツ」
(2)アイスクリーム「アールグレイ」
(3)アイスクリーム「巨峰ぶどう」
(4)スペシャルトッピング「バタフライとうさぎ」※季節替わり
(5)ミニアイスクリーム「ローズティー」※スペシャルトッピングのオプション
(6)無料トッピング「花餅」
(7)無料トッピング「土鳳梨酥(パイナップルケーキ)」
(8)無料トッピング「乳酪蛋糕(チーズケーキ)」
ウラリエさんが手に持つと、そのインパクトは絶大。ほぼ顔と同じ大きさといってもいいくらいです。今回注文したトリプルのほか、シングル(NT$100、トッピング1個無料)、ダブル(NT$180、トッピング2個無料)から選べます。
チームannaは3人でシェアして完食。食べ応えのあるトッピングはもちろん、フレッシュなフルーツフレーバーのアイスがさっぱりしていて絶品でした。
実は、チョコレート天国でした♡
「宮原眼科」にはパッケージにもこだわったパイナップルケーキや焼き菓子などのお土産スイーツがたくさんありますが、驚いたのはチョコレートのバリエーション。ここでもお悩みタイムは必須です。
ウラリエさんはじめ、annaスタッフ全員が購入したのが、ドライフルーツをチョコレートでコーティングした「台湾水果巧克力」。マンゴーやパイナップル、グァバといったフルーツにそれぞれ異なるチョコレートを合わせています。
お店のスタッフさんに聞いたおすすめが、“ライチ×アルパコ(ブラックチョコレート)”です。甘くて爽やかなライチと、ビターチョコが相性抜群! 次に「宮原眼科」を訪ねたときにも、絶対買うと決めています。季節限定のフルーツが登場していることもあるそうですよ!
宮原眼科ゴンユェンイェンクー
+886-4-2227-1927
営業時間:10:00~22:00
定休日:無休
https://www.dawncake.com.tw/
台中市中區中山路20号
美景・歴史・美食! すべてが詰まった日月潭マストスポット
日月潭は自然と歴史文化が共存し、その土地ならではの魅力を再発見できるエリア。心が洗われるような美しい景色に包まれて楽しむ、初めての体験がたくさんありました!
【1】ローカルグルメを求めて、遊覧船クルージング
日月潭には3つの船着場があり、ぐるりと回遊するように遊覧船が運航しています。実は、台湾出発前に台湾出身の人に話をきいたところ、船着場のひとつ「玄光寺」にはめちゃくちゃ有名なローカルグルメがあるそう。そこで今回は、水社埠頭から玄光寺埠頭まで、約15分の湖上散歩を楽しむことにしました!
船内では、陽気な船長のトークをBGMに景色を眺めたり、古くから聖地として伝わる拉魯島を発見したり、大興奮のウラリエさん。日月潭周辺での移動には周遊バスやサイクリングといった選択肢もありましたが、遊覧船にして大正解でした。
玄光寺埠頭に到着! 埠頭のすぐそばにある階段を上ると、『西遊記』で有名な三蔵法師(玄奘法師)を祀る「玄光寺」に到着します……が、その前に噂のローカルグルメ探索へ向かいます。
埠頭から上陸すると、漂う香ばしい香り。その正体こそ、名物のアッサム紅茶といったさまざまなお茶とシイタケ、調味料などを加えて煮込んだゆで卵「香菇茶葉蛋」です!
6時間以上もグツグツと煮込んだ「茶葉蛋」には、ちょっと甘辛く香ばしい味わいが染み込んでいます。鼻に抜けるお茶の香りが爽やかで、後味はあっさり。「何個でも食べられそう」と、ウラリエさんは完食後すぐに2個目を買いにいくハマりっぷりでした。
「茶葉蛋」は、コンビニエンスストアやサービスエリアなど、台湾全土でおなじみの名物料理のひとつ。なかでもこちらのお店「金盆阿婆」は台湾屈指の名店として知られ、一日に2,000個以上を売り上げたこともあるそうです。
小腹を満たしたあとは、玄光寺に上って湖を見下ろす絶景を堪能したり、ロープウェイに乗ったり、先住民文化が体感できる遊園地「九族文化村」に足を延ばしてみたり、気の向くままに日月潭を楽しみましょう!
日月潭リーユエタン
遊覧船営業時間:8:00~18:00
定休日:無休
https://www.sunmoonlake.gov.tw/ja
南投県魚池郷日月潭
金盆阿婆ジンペンアープォ
営業時間:9:00~18:00
定休日:無休
南投県魚池郷中正路玄光寺338
【2】台湾は紅茶もおいしい! 復活したレトロな紅茶工場を見学
2022年、台湾紅茶がイギリスの品評会で賞を受賞し、世界的に注目を集めているってご存じですか? そんな台湾紅茶の一大産地が、日月潭です。
今回訪れた紅茶工場「日月老茶廠」は、1960年代の最盛期後に一度は閉鎖されたものの、2004年にオーガニック紅茶の製造工場として復活した、現役の歴史遺産。無料で工場見学ができるうえ、工場で生産した台湾紅茶を購入できるとあって、人気の観光スポットでもあるんです。
「日月老茶廠」では、今でも60年以上前の設備が活躍し、無農薬・無添加にこだわった紅茶づくりが行われています。タイミングによっては、萎凋台(写真左)にぎっしりと茶葉が敷き詰められた光景をみられるそうです。
場内各所には設備の説明や工程を紹介する日本語のパネルが掲示されているので、ノスタルジックな雰囲気を楽しみながら歴史や伝統を知ることができました。
工場で製造しているお茶は、併設しているショップで購入もできます。annaがおすすめする紅茶2種はこちら!
写真左の「尚品紅玉紅茶」は、“台茶18号”と呼ばれるアッサム系の品種を改良して生まれた茶葉を使用。ブランデーやミントにも似た芳醇な香りとすっきりした飲み口から、世界中にファンの多い逸品です。この紅茶の個性を最大限に味わいたいなら、ストレートでぜひ。
写真右の「厳選阿薩姆邦紅茶」は、スターラックス航空のビジネスクラスで提供を開始した「タピオカミルクティー」に使われていると話題に。ミルクに負けない強い味わいを持つので、おうちでも手軽に本格的なミルクティーが楽しめます。
取材にお伺いした際には施設2階にある秘密のカフェスペースで紅茶を試飲させていただいたんですが、なんと、2024年1月ごろより、紅茶の試飲体験のスタートが決定したそう。おすすめなので、機会があればぜひ体験してみてください!
さらに施設内には実際に茶葉の収穫も行うという茶畑や、ちょっと休憩できるオープンテラスもあり、歴史や文化を目と舌で堪能するだけでなく、自然に囲まれたリラックスの時間も満喫できますよ!
日月老茶廠リーユエラォツァーツァン
+886-4-9289-5508
営業時間:8:00~17:00
https://www.assamteafarm.com.tw/
南投県魚池郷中明村有水巷38号
【3】ハレの日に食べたい、絶品郷土料理に舌鼓
海外のリゾートステイに欠かせないものといえば、ちょっと背伸びしたグルメでしょ! そこで、日月潭近くの山間の町・埔里のレストラン「金都餐庁」にやってきました。
「金都餐庁」では、埔里産の食材を使い、郷土料理をアレンジしたオリジナルメニューを提供。国内外の要人たちも足を運ぶほか、地元の人たちが結婚式や誕生日といったお祝いごとのたびに訪れるという、特別なお店なんです。
「おすすめのご当地グルメが食べたいです!」とオーダーして登場したのは、名前も気になる新作メニュー「美人麺」。“美人脚”という別名を持つ埔里名産のマコモダケのつみれを筆頭に、キノコやアカネギ、スープのトマトにまで、すべて地元産の食材を使用しているそう。さらに、ピンク色のローズ麺、緑色の緑茶麺、黄色の生姜麵という3色の麺が隠れているのも驚きです。トマトベースのスープに具材や麺をしっかり絡ませていただけば、食べ応え満点! 野菜たっぷりのヘルシーさも魅力です。
美食に目がないウラリエさんも絶賛した絶品グルメは、スライドでピックアップ。トリュフごはんに真っ赤な角煮、真っ黒な漢方スープまで、初体験のおいしさにあふれていました。
金都餐庁ジンドウツァンティン
+886-4-9299-5096
営業時間:10:00~14:30、17:00~21:00
定休日:無休
https://www.instagram.com/jindu_restaurant/
南投縣埔里鎮信義路236號
【4】関西人ならきっと好き♡ 台湾ミックスジュース
「金都餐庁」での食事を終えて外に出ると、ちらりと見えた看板「炎術」です。コーディネーターさんに尋ねたところ、「地元で人気のフルーツミックスジュースのドリンクスタンドです」とのお返事。
関西人にとって、ミックスジュースはソウルフード。満腹でも別腹でしょ! ということで、台湾版のミックスジュースを求めて直行しました!
店頭にはメニューがずらり! オーダーに迷っていると、オーナーさんが「こっちで試飲できるからおいで~」と声をかけてくれました。や、やさしい……。
ウラリエさんがチョイスしたのは写真の3品。どれもオーナー自らが開発した無添加レシピでつくられています。「冬瓜珍珠奶」に入っているタピオカは、プルンとみずみずしく、わらび餅のような食感だったことにもビックリです。
店頭には、地元のお客さんが続々と来店。なかには瓶サイズで何本も買っていく人を見かけました。
「炎術」のおいしさの秘密をオーナーに聞くと、使用するフルーツはすべて旬の時期に加工し、一番おいしい状態で冷凍しておくそう。たしかに、特別に見せてもらった冷凍庫には、完熟ドラゴンフルーツが山積みに! 年間3万トンもの野菜・果物を使うんだそうです。
イートインできるのはもちろん、店頭にはお土産販売のスペースもあるので、のんびりとジュースタイムが楽しめます。こちらは本店ですが、台中など台湾各地に支店があるそうなので、看板を見つけたらぜひ立ち寄ってみてくださいね。
炎術イェンシュウ
+886-4-9298-5476
営業時間:10:00~22:00
定休日:無休
南投縣埔里鎮信義路238號
次は泊まりたい! 憧れステイを叶える「ザ・ラルーホテル」
日月潭旅を締めくくるのは、湖を望む高台に佇む「涵碧樓(ザ・ラルーホテル)」。世界が誇るラグジュアリーホテル・アマングループが運営する、台湾随一の5つ星リゾートホテルです。
今回は台北からの日帰り旅だったので、「次に台湾に来たときは絶対泊まりたい!」という野望を胸に、ホテル内部を見学させていただけることに。ウラリエさんもエントランスのフォトスポットでご満悦です。
ホテル敷地内にある湖面に続くインフィニティ回廊や、世界各国の名品をセレクトしたスーベニアショップ、台湾茶、台湾紅茶や茶器がそろうショップは宿泊しなくても散策OK。眺めもよく、宿泊しなくても行く価値ありなスポットです。
次回はぜひ宿泊客として体験したい、客室や屋外プールはスライドでご覧ください!
「ザ・ラルーホテル」では、書道体験や本場インドの講師がレクチャーするヨガ体験、体質に合わせてコースをつくってくれるパーソナルスパなど、さまざまなおもてなしがスタンバイ。世界各国から癒やしのリゾートステイを求めて観光客が訪れるというのも、納得の心地よさでした。
涵碧樓ザ・ラルーホテル
+886-4-9285-5311
https://www.thelalu.com.tw/jp
南投縣魚池鄉水社村中興路142號
台湾移動には悠遊カードが便利!
「今、行くべき台湾旅」vol.1、vol.2の記事でも大活躍だったICカード「悠遊卡(ヨウヨウカー)/Easy card」は、台湾内を旅する際にも必携アイテム。台北MRT(地下鉄)や台湾新幹線、バスなど、さまざまな交通機関で利用することができました!
NT$5,000(約2万円)をチャージした「悠遊卡」が当たる、台湾観光庁の“Taiwan the LUCKY LAND”キャンペーンの詳細は記事のvol.1を、ウラリエさんが「悠遊卡」で爆買いしたお土産などは記事のvol.2をご覧ください!
古き良き伝統が残る日月潭で、お手軽リトリート
視界には常に自然があふれ、思わず深呼吸をしたくなるような、穏やかな空気が漂う日月潭。美景を楽しみ、歴史を感じながら巡る旅は、とても贅沢な時間になりました。
これまで3回にわたってお届けした「今、行くべき台湾旅」は、今回で終了です。でも、知れば知るほど大好きになり、もっといろんな場所を訪れたくなる台湾だから、またきっと帰ってきます!
2025年6月30日(月)までの“Taiwan the LUCKY LAND”キャンペーンを活用して、みなさんもぜひお得に台湾を楽しんできてくださいね!
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