防寒必須！ 地上40ｍの空中で食事!? 関西初登場の新エンターテインメントを体験

「Dinner in the Sky」って一体なんなの？

「Dinner in the Sky」はベルギーで誕生し、これまでに世界65か国・10,000回以上開催されてきた空中レストランで、テーブルとイスをクレーンで地上から約40ｍの地点までつり上げ、空中で食事を楽しむというもの。ちなみに高さ40mは、ビル13階ほどに相当するそうです！

日本ではまだまだ知名度が低い一方で、世界的には大人気なのだとか。2025年3月に国内初開催となった東京・キラナガーデン豊洲では、チケット販売開始直後から申し込みが殺到し、完売回が続出。さらに、空中からの絶景を写した写真や動画がSNSで拡散され、テレビや雑誌、WEBメディアでも多数取り上げられるなど、連日大きな話題を呼びました。

国内第2弾として選ばれたのが「水の都」大阪！

その圧倒的な反響を受け、日本第2弾の開催場所に選ばれたのが、大阪市西区にある「中之島GATEサウスピア」。和食や洋食、浜焼きBBQなどが味わえる複合施設で、体験前後の食事や寄り道も楽しめます。

Osaka Metro千日前線「阿波座駅」から約10分。歩いていると空高く伸びたクレーンが見えてきます。その迫力に思わず緊張……。モニュメント前で記念撮影をすませ、受付後はいよいよ搭乗へ！

ゴンドラに乗り込み、いよいよ空の旅へ

今回の「Dinner in the Sky OSAKA」は最大22人まで搭乗可能。一つ一つのシートもしっかりした大きさ。まるでゲーミングチェアのような座り心地のよさを感じられます。

それでもハラハラしながら乗り込むと、スタッフの方が安全ベルトを丁寧に装着してくれます。体が浮かないよう、太めのベルトで肩や腰をしっかり固定してもらえるので、高いところが苦手な私もほっと胸をなでおろしました。これならなんとか上空も怖くない……!?

これまで一度の事故もなく、安全基準は世界レベル。……という説明を聞いても、体を2本のベルトで固定される瞬間は、絶叫マシンのスタート前のような緊張感が走ります。

いざ上空40mへ！ 大阪のパノラマ絶景は忘れられない美しさ

全員が乗り込むと、ゴンドラがゆっくりと上昇開始。まずは地上5mほどまで“慣らし上昇”してくれるのがありがたいポイントです。

そこから一気に40mへ。
眼下に広がる大阪の街、輝く中之島、反射する水面……。

仕切りの壁やネットがないため、どの席からでも360度の絶景を楽しめます。上空では風が吹き抜け、イスが少し揺れるスリルも“空中ならでは”。緊張しつつも、景色の美しさに次第に心を奪われていきました。

実はこちらのイスは左右に動かしたり、180度リクライニングさせたりすることもできます。私はもちろんそんな勇気はありませんでしたが、リクライニングに挑戦した方は「青い空が一枚絵みたい！」と感動していました。

さらに、ゴンドラはゆっくりと回転しているので、梅田スカイビル、あべのハルカス、京セラドームなどが見渡せ、気づけば恐怖心より“写真を撮りたい！”が勝っていました。

40mの高さでエキサイティングな食事体験！

景色を堪能したあとは、いよいよ空中ディナーへ。

前回の東京開催からアップグレードされ、より“お酒とのペアリング”が楽しめるカジュアルなコースに。ローストビーフ、生ハムメロン、カクテルシュリンプなど6種のおつまみが盛られ、串で提供されるので片手で食べやすいのもうれしいポイント。

ドリンクはビールやワイン、ソフトドリンクなど全11種が飲み放題。40mの空中で味わうお酒は、忘れられない特別な一杯に。

滞在時間は約30分と短めですが、心にはしっかり刻まれる濃密な体験。日中・サンセット・夜景など、時間帯によって雰囲気が大きく変わるため、何度でも楽しみたくなります。担当者いわく、「夜は下が見えにくいため、高い場所が苦手な方には夜便が人気」とのこと。

前回の東京開催では1日4便（各回約60分）でしたが、今回は1回30分・1日最大6便と、より気軽に参加しやすいスケジュールに。冬の大阪で楽しむ新しいエンタメ体験として、思い出作りにもぴったりです。

＼from Writer／
今後はライブ演奏や結婚式など、空中ならではの多彩な体験も計画されているそう。実際に体験してみて、上空でしか味わえない景色や空気感に圧倒されました。思わず息をのむ瞬間の連続で、しばらく余韻が残るほど。これからの新プログラムにも期待が高まります。

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