【和歌山】知的好奇心をくすぐるミュージアムへ

和歌山県の世界遺産を学ぶ／田辺市

熊野本宮大社の目の前にある和歌山県世界遺産センター 展示&交流空間“Kii Spirit”。紀州杉を使って高野・熊野の杉木立を表現したスペースで、2024年に世界遺産登録20年を迎える「紀伊山地の霊場と参詣道」 について学べます。紀伊山地になぞらえた「エントランスゾーン」と、参詣道を表現した「回廊ゾーン」を巡って、世界遺産の全体像をより深く知る「ガイダンスゾーン」へ進む館内構成がドラマチック!豊富なパネル展示の他、 「蟻の熊野詣」ジオラマ、「高野・熊野と祈りの道」ランドサットマップ(衛星地図)、3面マルチ大型映像などで、見て、感じて、楽しく知識を吸収できます。

熊野本宮大社からすぐの場所でお茶や食事を楽しめ、参詣や熊野古道歩きの休憩にぴったり。木製家具と観葉植物で心地よくコーディネートされた店内で、ホッと一息つきましょう。オススメのメニューは、数種類そろったカレー。馴染みのあるビーフカレーから、タイ風のスパイシーライスやグリーンカレーまでバリエーション豊富です。 漢方食材やスパイスをおいしくいただける薬膳カレーや、ビーガン対応のベジタブルカレーも。パワースポット熊野で心を癒し、菜食や薬膳で体をいたわれば、心も体もデトックス 。2階はB&Bスタイルの宿泊施設になっているので、気になる方はチェックしてみて!

和食の源、醤油の起源／有田郡湯浅町

醤油発祥の地・湯浅で創業して180年余、手作り醤油をつくり続けてきた老舗・角長。伝統の醸造法を今に伝え る湯浅唯一の醸造所で、歴史ある職人蔵と醤油資料館を見学できます。1866年に仕込蔵として建てられた角 長職人蔵には、実際に使われていた醸造道具が展示されていて、まるでタイムスリップしたよう。醤油資料館で は、ジオラマ、パネル、醤油作りの道具など豊富な展示で、醤油づくりを詳しく紹介しています。周辺は伝統的な 古い建造物が並ぶ重要伝統的建造物群保存地区なので、訪れた際はぜひ散策を。すぐ近くにある角長本店も、 醤油蔵など11棟の建物が国の重要文化財に指定されています。

湯浅町で代々みかん農園を営む主井農園直営のフルーツパーラーです。四季折々の“季節の恵み”を楽しめるのは、一年中さまざまな柑橘類を育てている農園の直営店ならでは。もぎたてフルーツをギュッとしぼった生しぼりジュースやソフトクリームが大人気です。果汁100%の「こだわり no みのり」ジュースは、皮や袋の苦味が入 らないよう丁寧にしぼった砂糖・食品添加物不使用の自然な味わい。スイーツに使われるみかんジュレやみかんホイップも自家製です。果物の美味しさが最大限に引き出された柑橘メニューをめいっぱい堪能しましょう。店内で旬の農園直送フルーツも販売しているので、お土産にいかが?

和歌の浦を和歌で愛でる／和歌山市

万葉館があるのは、日本遺産に認定されている「絶景の宝庫 和歌の浦」に位置する片男波公園。万葉集に数多く登場する風光明媚な和歌の聖地で、歌に詠まれた風景を体感しながら、万葉の歌の世界に触れる施設です。漫画界の巨匠・里中満智子さんのオリジナルイラストを交えた映像「紀伊国の万葉歌~山部赤人と有間皇子」を上映する万葉シアター、パネル展示・映像などで万葉の世界にいざなう展示スペースなどで、万葉集の世界に浸りましょう。館内のギャラリーからは、和歌の浦のパノラマを望むことができます。訪館がてら、片男波公園内に整こみち備された「万葉の小径」を散策するのもオススメ。

アンティークのインテリアや雑貨類が並ぶ、ノスタルジックな雰囲気の雑貨店兼カフェ。まったりくつろげるカフェ スペースで、オリジナルブレンドのコーヒーや手作りケーキをいただきましょう。ナポリタンやオムライス、昔懐かしい固めのプリン、クリームソーダなど、昭和レトロな喫茶メニューも充実!ドリンクや料理ができるのを待つ間、 物販スペースの食器や古道具を眺めるのも楽しい時間です。花柄のポットや鍋、田舎のおばあちゃんの家にありそうなボンボン時計、薬局や電気屋さんの店先に飾られていたマスコット人形...。昭和世代には懐かしく、平成世代には新鮮なレトログッズは見ていて飽きません。

芸術と建築美／西牟婁郡白浜町

国内外の一流アーティストが集結し、総工費400億円をかけて建築した夢の城「ホテル川久」。1200m²を誇る圧巻の金箔天井やローマンモザイクタイル、ウィーン・オペラハウスでも見られるような柱など、建物そのものが巨大な美術館といえます。その館内でオーナーズコレクションを公開する「川久ミュージアム」は、美術品と建築の融合が大きな魅力です。ダリ、シャガール、横山大観など名だたる画家の作品が展示されているほか、照明デザイナーのインゴマウラーが設計した空間に、ヘンリー・ムーアの作品を合わせるなど、他では見られない美のコラボレートも。アートに感嘆し、日常を忘れる、優美な時間をどうぞ。

ビーチから歩いて1分。南紀白浜の路地裏にたたずむ、隠れ家的な一軒家カフェです。光降り注ぐ吹き抜けの店内は、開放感いっぱい。木の素材感が温かい内装や、心地よい音楽に癒され、ついつい長居しそうです。ドリンクやフードのおいしさにも定評があり、スペシャリティコーヒー、たっぷり厚みのある卵やカツをはさんだサンドイッチなど、食欲をそそるメニューが並びます。こだわりのカレーメニューをお目当てに訪れる人も。ランチタイム (11:00~14:00L.O.)の薬膳カレーランチは、シーフードカレーなど数種類から選べ、食後のコーヒーも付きます。数量限定の和牛スジカレーを狙うなら早めの時間帯に!

歴史をデジタルで体感／伊都郡高野町

「心の解放の旅への入り口」をコンセプトに、高野山の歴史・文化を伝える体感型の文化複合施設です。VRシアターでは、専属ナビゲーターがコントローラーを操作しながら文化資源の魅力を解説!1200年以上受け継がれてきた弘法大師空海の想いや歴史的建造物について、先進のVRで学ぶ体験はとてもエモーショナルです。 館内の「高野山 café雫」では、猿田彦珈琲プロデュースのオリジナルブレンドコーヒーや、地元の食を取り入れたフード&スイーツを提供。精進メニューがあるのもうれしい点です。また旅の思い出を持ち帰れるミュージア ムショップでは、ここだけのオリジナル商品も販売しています。

角濱ごまとうふ総本舗のレストランがあるのは、高野山の入口に鎮座する「大門」からすぐの場所。修行僧の貴重な栄養源として重宝されてきた“ごまとうふ”の老舗で、精進料理ランチを楽しみませんか?懐石仕立ての食事メニューは、生ごまとうふや、多彩な創作ごまとうふが魅力。今まで食べたことのない「はじめまして」のアレンジに、きっと出会えるはず。近年ではビーガンやハラルに対応するグルメとして海外からの観光客にも人気です。 冬場に訪れるなら、朝しぼり豆乳を使った冬季限定のごまとうふ鍋「豆雫鍋」もいただけます。お腹に余裕があれば、ごまとうふを甘味に仕立てたカフェメニューも味わってみて!

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