TOP ライフスタイル ランドセルはどこに置くのが正解?子どもの導線に合わせた「学用品」収納テク

ランドセルはどこに置くのが正解?子どもの導線に合わせた「学用品」収納テク

2019.04.03

新年度になり、入園・入学・進級で新たに環境も変わる季節。そのなかでも特に、小学生進級のお子さんがいる場合、学用品や持ち帰りのものも一気に増え、収納スペースに困りやすいですよね。

そこで今回は、この春4年生に進級した男の子がいる、整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さんに、“子どもの学用品収納テクニック”について教えてもらいました。

 

まずは小学生の「学用品」の量を知っておこう

実際に収納する前に知っておきたいのは、“小学生の持ち物の量”。学校や地域により異なると思いますが、参考として七尾さん宅でのケースを確認してみましょう。

小学1年生の入学時に購入したもの&学校から配布されたもの

出典: GATTA(ガッタ)

【毎日持ち帰るもの】
・ランドセル(中に筆記用具、下敷きなど)
・教科書、ノート(国語、算数、道徳、音楽など)
・給食用のマスク、ナプキン

【週末に持ち帰るもの】
・手提げ袋
・体操着(+収納袋、赤白帽)
・上履き(+収納袋)

【長期休み前に持ち帰るもの】
・お道具箱(クレヨン、色鉛筆など)
・防災頭巾

これだけでもそれなりの量ですが、ここから学年を重ねるとさらに物が増えるんです。それもチェックしておきましょう。

3年生の終わりまでに増えたもの

出典: GATTA(ガッタ)

【毎日持ち帰るもの】
・教科書、ノート(社会、理科などが追加)

【基本的に家に置いておき、必要なとき学校へ持っていくもの】
・習字セット
・鍵盤ハーモニカ
・社会科用ファイルケース
・絵の具
・国語辞典
・虫捕り網
・虫かご

【長期休み前に持ち帰るもの】
・音楽バッグ(リコーダー)
・1年間に描いた絵や習字の作品

このように追加で増えるものがかなりあります。それも大きくてかさばるものばかり。

お子さんが小学校に入学するタイミングで“学習机”を購入する家庭も少なくないと思いますが、実は、多くの学用品は学習机の引き出しに入りません。

そのため、できるだけ自由度が高く、かさばるものでも収納できる家具も用意しておくことをおすすめします。

 

ランドセル置き場は、子ども目線で選んで

出典: GATTA(ガッタ)

続いては、お悩みの方が結構多い“ランドセルの置き場所”。よくあるのは、学習机のイスの下やランドセルラックなど。

出典: GATTA(ガッタ)

しかし、指定した場所に置かれないこともありますよね。七尾さん宅でも、学習机のイスの下が当初のランドセル置き場でしたが、「重くて大変」を理由に、ランドセルは置き場にあまり戻されませんでした。

そこで、ランドセル置き場は下記の2つに気をつけて選ぶようにしましょう。

・お子さんが出し入れしやすいもの(高いところに持ち上げたり引っかけたりするのは結構大変)

・お子さん自身に見てもらって、どれなら片付けたくなるかを選んでもらう

ランドセル収納用の家具やアイテムは、必ず入学前に購入する必要はありません。入学後、実際にお子さんの様子を見て検討しても良いでしょう。

 

その他の学用品は、大きさ別に収納

ランドセル以外にも、さまざまな学用品がありますよね。それぞれどのように収納すれば良いのか見ていきましょう。

教科書やハンカチなど、小さな学用品

出典: GATTA(ガッタ)

教科書やハンカチ、ティッシュ、給食用のマスクやナプキンは、オープンラックに収納するのがおすすめ。七尾さん宅では、学習机の中に、袖机の代わりとして使用しています。オープンラックなら、ランドセル以外の手提げ袋もフックを使ってオープンラックに掛けることができますよ。

七尾さん宅のように、お子さんが床にランドセルを置いて翌日の学校の支度をする場合は、教科書や給食セットなどは机の上より床の近くの方が動線的に便利でしょう。

絵具セットや習字道具など、大きな学用品

出典: GATTA(ガッタ)

絵具セットや習字道具など、かさばる学用品はいくつかありますよね。七尾さん宅では、それらをまとめてラックに収納しています。

まとめて収納できるようにしておくことで、長期休み前に学用品を一気に持ち帰ったときも、片付けがラクチンです。

 

実際に収納するのは、親ではなくお子さん自身。先回りしてガチガチに固めず、また親がつくったやり方を押し付けずに、ベストな方法を親子で相談しながら決めていくのが良いでしょう。

ぜひ、お子さんを一番に考えた収納を目指してみてくださいね。

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