相撲発祥の地として奈良県葛城市や同桜井市がよく知られていますが、実は香芝市にも相撲発祥の地が伝えられています。その場所が香芝市磯壁にある『腰折田(こしおれだ)伝承地』。現在は公園として整備されています。
『日本書紀』に記される日本初の相撲は垂仁天皇7年7月7日の条。當麻蹶速(たいまのけはや)と野見宿禰(のみのすくね)が力比べをするのですが、蹶速は腰の骨を折られて絶命してしまいます。
この説話に因んで決闘があった場所を「腰折田」と呼び、江戸時代の地誌『大和志』には「腰折田は良福寺にあり」と見えることから、香芝市に伝承地を定めています。
公園には土俵があり、いつでも誰でも相撲が取れます。二上山を背景に写真も撮れますよ! 土俵はゴム素材で派手に転んでもあまり痛くないのも嬉しい♪
また大きさは、現在の大相撲では15尺(4.55m)の土俵が使われますが、当時の体験をしてもらえるようにと、江戸時代のサイズ(13尺=3.94m)になっています。
名称:腰折田公園
ふりがな:こしおれだこうえん
住所:奈良県香芝市磯壁6丁目
アクセス:近鉄南大阪線「二上神社口駅」から徒歩約16分 JR和歌山線「JR五位堂駅」から徒歩17分 近鉄大阪線「近鉄下田駅」から徒歩約20分
駐車場:なし
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