日本を代表する書家・紫舟さんが自身で制作した『地獄絵図』を燃やして世界平和を祈る「地獄絵護摩祈祷」が10月21日、奈良県吉野山にある世界遺産・金峯山寺で行われます。
『地獄絵図』は4隻の屏風で高さ約1.7m、全長15mの大連作。疫病や災害、戦争などで世界中の人々が直面した「死」への恐怖に対して、人間を知り、死の目的や命と対峙する作品で、今春には金峯山寺で展示されていました。
この絵図を焚き上げて燃やすことで、この世の地獄と化した戦争や疫病の終息と、人々の心の中の地獄の消失を祈る。そんなプロジェクトになっています。
今回のプロジェクトは全額自費で行われるため、現在「デジタル護摩木」のクラウドファンディングが行われています(10/15まで)。
「デジタル護摩木」は護摩祈祷をデジタル上で行う世界初の取り組み。支援者はインターネットサイトなどで祈祷名と願い事を書いて申し込むと、木札型ウォレットが送られます。
木札にはチップが内蔵されており、ここからデジタル護摩木にいつでもアクセスが可能。画面上で祈願内容が確認できます。
デジタル護摩木の内容は金峯山寺が準備する紙札にも記載され、10/21の護摩祈祷で地獄絵とともに焚き上げられます。同時にデジタル護摩木も消失しますが、後日祈祷完了の証印が送信されます。
クラウドファンディングは当日の様子を配信視聴できるコース(5,500円)と、現地参加できるコース(8,800円)の2種類。申し込みは下記URLをチェック。
「デジタル護摩木」クラウドファンディング申し込みはコチラ!
名称:國軸山 金峯山寺
ふりがな:こくじくさん きんぷせんじ
住所:吉野郡吉野町吉野山2498
拝観時間:8:30~16:00(蔵王堂・脳天大神龍王院)
拝観料:大人800円、中高生600円、小学生400円
駐車場:専用駐車場なし
TEL:0746-32-8371
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