中身が気になる!?京都府で人気の”変わり種オムライス”
老若男女問わずみんな大好きな洋食メニューのオムライス。ケチャップ味のレトロなタイプやデミグラスソースがかかった贅沢なタイプを思い浮かべる人も多いでしょうが、今回は京都府下で味わえる個性派オムライスをご紹介。ハーブと彩り野菜がおしゃれなオムライスや飲んだ後の〆にぴったりな和風オムライス、京都で味わえる福井県のご当地メニューに、和洋中がミックスされた舞鶴市のご当地オムライスと、どれも魅力あふれる逸品揃いです!
※本記事で掲載中の金額はすべて税込価格です。
・基本的な感染予防対策(マスクの着用・手洗い・手指消毒など)を徹底してください。
・発熱等の症状(発熱、咳、のどの痛み、息苦しさなどの症状)がある場合は、外出を控えてください。
スローな空気が漂うカフェで味わう「彩り野菜のマリネハーブオムライス」
simpatica LIMONE(亀岡市)
亀岡市の旧城下町の一角にある「simpatica LIMONE(シンパティカ リモーネ)」は、2008年のオープン以来、地元の人々を中心に愛される癒やしのカフェです。
店主の川上さん夫妻が、元小料理店だった建物を1年がかりでDIYを行い、流木やサンゴ、サーフボードといった海をイメージする非日常感に満ちた空間へとアレンジ。忙しい日々の生活から離れて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
この寛ぎの空間で味わえるのが、「彩り野菜のマリネハーブオムライス」(900円)です。オレガノ・バジルを加えてハーブが香るケチャップライスを新鮮な卵で包み、ビネガー仕立ての野菜のマリネを添えた色鮮やかなオムライス。妻の麻希子さんも「できる限り亀岡の美味しい野菜や自宅で育てた野菜を取り入れるようにしています」と話すように、カボチャやナス、シメジ、キャベツ、パプリカなどの野菜は、どれも旨みやシャキシャキとした食感で味を引き締めてくれます。卵本来の味わいを楽しんでもらえるよう、敢えてソースをかけないのもこだわりなのだとか。
単品でも注文可能ですが、おすすめは前菜とスープ(夏季はスープの代わりにプチドリンク)が付いたAコース1000円(ドリンク付きは1270円)。デザート盛り合わせとドリンクがセットになった、大満足のBコース1430円も人気です。
■■INFORMATION■■
simpatica LIMONE
TEL:0771-20-7987
住所:京都府亀岡市紺屋町51
営業時間:11:00~16:00(LO15:00)
定休日:日曜、月1回月曜不定休
飲んだ後の〆にもやさしい!炊き込みご飯を卵でくるんだ「和風オムライス」
京のおばんざい MORITOSHI(京都市中京区)
多くの人でにぎわう寺町京極商店街の一角にある「京のおばんざい MORITOSHI」は、2003年のオープン以来、店主の森さんとそのご家族で切り盛りしてきた創作家庭料理のお店。どこか懐かしさも漂う家庭料理や京都らしいおばんざいメニューを中心に、旬の食材を丁寧に調理した「おふくろの味」が古都を訪れる観光客からも喜ばれています。コロナ禍以降は感染予防対策のため、席数を14席に減らして間隔をあけて営業。密なシチュエーションが気になるという方も安心して利用できます。
こちらのお店で開店当初から不動の人気を誇るのが、シメジ、油揚げ、ニンジンなどの具材が入った炊き込みご飯を卵でくるんだ「和風オムライス」(680円)。上品な和風のおだしと三ツ葉の香りがなんともたまりません!
飲んだ後の〆にぴったりの一品は、肉類不使用のためヴィーガン食を希望する外国人観光客などからも喜ばれているそうです。
店主の森さんも「あっさりとした味わいなので、お腹がいっぱいという方でもペロリと食べられますよ」と笑顔で話します。単品での注文はもちろん、おばんざいプレートと逸品料理を楽しめるおまかせコース(3300円~:貸切利用時のみ注文可)にも、食べやすいサイズで用意してくれます。美味しいお料理とお酒の〆にぜひ召し上がれ~。
■■INFORMATION■■
京のおばんざい MORITOSHI
TEL:075-221-5955
住所:京都市中京区寺町通蛸薬師上ル式部町265
営業時間:18:00~LO22:30(土・日曜、祝日は17:00~)
※21:00以降の営業については事前にお問い合わせください。
定休日:月曜
※日曜不定休の場合あり。日曜に行く場合は問い合わせをしてから行くのがおすすめです。
京田辺で味わえる!福井県のご当地グルメ「ボルガライス」
山手食堂(京田辺市)
JR松井山手駅から歩いてすぐ。フレスト松井山手店の一角にある山手食堂は、こだわりの素材を使ったおそうざいやイートインでも味わえるオムライス、カレーライスを提供するお店です。
こちらでいただけるのが、ボルガライスなるあまり聞き慣れないメニュー。写真で見ると、デミグラスソースがかかったオムライスにトンカツがトッピングされた、なんとも夢あふれる食べ物ですね。
元々このボルガライスは、福井県越前市武生(たけふ)地区のご当地グルメで、現地では30年以上前に誕生したメニューなのだとか。ロシアの卵を使った「ボルガ」という料理から着想を得た説やイタリアのボルガーナ地方でよく食べられていた料理に似ているところから「ボルガライス」となった説など、発祥や名前の由来は定かではなく、謎に包まれた料理でもあります。
本場・武生では、店によって中華あんかけやトマトソースなどを使うところもあるそうですが、こちらは自家製のデミグラスソースをかけるタイプ。濃厚なソースとジューシーなカツ、卵とケチャップライスが奏でるハーモニーがたまらない逸品。価格も620円とお手頃な点もうれしいですね!買い物ついでにぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
■■INFORMATION■■
山手食堂
住所:京都府京田辺市山手中央2-2フレスト松井山手店内
営業時間:10:00~21:00(ボルガライスを含むイートインメニューの提供は~15:00まで)
定休日:フレスト松井山手店に準ずる
和洋中が絶妙に絡み合う!舞鶴名物を盛り込んだ「肉じゃがオムライス」
KITCHEN FOREST(舞鶴市)
「肉じゃがの発祥の地」として、以前KYOTO SIDEでもご紹介した舞鶴市。この名物をなんとオムライスに盛り込んだのが、「KITCHEN FOREST(キッチン フォレスト)」の「肉じゃがオムライス」(880円)です。メニューを考案した店主の小谷さんは、以前、JR西舞鶴駅前で「CAFE FOREST」というお店を営んでおり、この名物メニューを目当てに遠方からも訪れる人が多かったそうですが、コロナ禍の影響でやむを得ずお店を閉めることに。それでも「あの肉じゃがオムライスをもう一度食べたい」という地元の人の声に応えて、2022年3月からキッチンカーにカタチを変えて再出発することになりました。
気になるその中身は、白ご飯に飴色になるまで煮込んだ牛肉やタマネギ、じゃがいものソースをかけ、トロトロの卵で包んだもの。さらに、中華風のピリ辛ソースがかかっており、これが和洋中の絶妙な味わいを生み出す秘密になっているんです!
KITCHEN FORESTでは、この肉じゃがオムライスのオンライン販売も行っていますが、「できれば舞鶴にお越しになった際に、この肉じゃがオムライスを食べていただきたいですね」(小谷さん)とのこと。普段は、金曜~月曜まで舞鶴赤れんがパークで出店しているので、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
■■INFORMATION■■
KITCHEN FOREST
TEL:0773-82-0594(090-5967-5481)
住所:舞鶴市字丸田329
毎週金曜~月曜の期間、舞鶴赤れんがパーク内で出店
10:00~15:30LO(事前に電話連絡あれば、LO後も対応可能)