何度が最適…?美容師が教える「髪が傷みにくい」ヘアアイロンの使い方
毎日髪を巻いていると、髪がボロボロになってしまうことがあります。
美容師の宮川勇人さんによると、一度傷んでしまった髪を元の状態に戻すことは非常に大変で、時間がかかってしまうそう。
そこで今回は、髪が傷みにくいヘアアイロンの使い方を教えてもらいました。
摩擦 or 熱によってダメージが…!
髪の毛が傷んでしまう原因は、ヘアアイロンが擦れたときの摩擦と、高熱になったヘアアイロンが髪に触れたときの熱ダメージによるものがほとんどです。
逆にいえば、このふたつを少なくしていくことが、傷みにくい巻き方なのです。
アイロンの熱は何度が最適なのか
普段サロンワークをやっていて、お客様からよく聞かれる質問が“アイロンの最適な温度”。その答えのカギになるのは、“髪質”と“時間”です。
髪質が硬くて、ヘアアイロンで形がつきにくい方、巻いてもすぐ取れてしまう方など、人それぞれ髪質は違います。
なので、どの髪質の方でも「この温度が適切です」という明確な答えは出せないのです。
ただ、髪が硬い方のほうが、細い方にくらべて、熱が伝わりにくいので、温度は高いほうがよいでしょう。
次に時間ですが、ここでいう時間とは、“熱が触れている時間”と“熱が離れて、髪が冷めている時間”、この2つのことです。
髪の毛は熱が冷めているときに形が決まるので、巻きが取れやすい方は熱が触れている時間と冷ます時間をしっかりと取ったほうが巻きの持ちがよくなりますよ。
この2つを自分の髪質と照らし合わせて、そのなかで負担が少なくなるように調整するのがベストです。
摩擦を減らすには
ヘアアイロンの摩擦によるダメージは日々の蓄積でだんだんと大きくなります。
滑りのよいヘアアイロンを選ぶことも重要ですが、現在使っているヘアアイロンでも、巻き方を工夫することで、ダメージは抑えられますよ。
ヘアアイロンを挟みながら動かすと、非常に大きな摩擦がかかります。そのため、動かすときには髪とヘアアイロンの間に一枚空気を間に入れるイメージしてみて。摩擦を最小限に抑えることができますよ。
ほんの少しの工夫ではありますが、日々の積み重ねで大きな差になっていくでしょう。
ぜひ、コツをマスターして、ダメージを最小限に抑え、きれいな髪を維持してくださいね。
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※ puhhha、Eviart、Sergey Novikov / Shutterstock