週末がグッと充実!都内から日帰りで行ける「世界遺産」3つ
さまざまなメディアを通じてたくさんの情報が手に入る時代。
写真だけでも十分感動することもありますが、お金や時間をかけた実体験はそれ以上の価値があるはず。
そこで今回は、トラベルライターの桑子麻衣子さんに、週末を利用して気軽に訪れることのできる関東エリアの世界遺産を紹介してもらいました。
まるで美術館のような工場「富岡製糸場」
明治5年に、群馬県富岡市に設立された日本初の本格的な器械製糸の工場である『富岡製糸場』。
その技術は日本経済を支えるだけでなく、世界の絹産業の発展にも貢献したとして海外からも高く評価されています。
世界への影響力の大きさ、そして創業当時のまま完全な状態で保存されている貴重な施設という理由から、2014年に世界文化遺産に登録されました。
レトロなレンガ作りの建物から明治時代の時代背景などを感じ取れ、工場に勤めていた女性たちが繭から糸を取り出す作業をしていた繰糸場の広さに圧巻されること間違いなし! そこは、工場というよりはまるで美術館のよう。
都内から日帰り1万円以下で行けるバスツアーもあるので、気軽に訪れることができますよ!
週末にエネルギーチャージ!「日光の社寺」
栃木県の日光山内にある『二荒山神社』、『東照宮』、『輪王寺』の103棟の建造物と周辺の遺跡・景観が日光の社寺として世界文化遺産に登録されたのが、1999年。それ以降、国内外問わず毎日たくさんの観光客に人気のスポットとなりました。
なかでも一番有名なのが『日光東照宮』。眠り猫や、“見ざる 聞かざる 言わざる”の三猿などの動物の彫刻はあまりにも有名で知らない人はいないですよね。
また、『日光二荒山神社』は国の重要文化財にも指定されており、パワースポットとしても有名です。
都内からのバスツアーはもちろん、電車や車を利用して個人旅行をするのもおすすめ。
パワースポットでエネルギーをチャージしたい方はぜひ訪れてくださいね!
アクセス抜群!「国立西洋美術館」
東京・上野公園内にある『国立西洋美術館』。都内にあるので、気軽に訪れることのできる世界遺産スポットです。
川崎造船所(現在の川崎重工業)の初代社長・松方幸次郎氏が当時、ヨーロッパに行くことが難しかった日本人に西洋美術を見せたいという思いで持ち帰ってきた私財が保管・展示されています。
中世末期から近代まで、幅広い時代の作品が展示されており、ここでしか見ることのできない作品の数々には感銘を受けることでしょう。
「遠出はちょっと……」という方でも、都内であれば足も伸ばしやすいはず!
世界遺産からは多くの人々の情熱が感じられ、たくさんの感動やパワーを貰えます。
それぞれが個性豊かで日本の歴史を知るうえでも欠かせない場所。
ぜひ、今週末は世界遺産見学に訪れてみてはいかがでしょうか?
【画像】
※ Yoshitaka、kattyan、momo、torasan / PIXTA(ピクスタ)