狭い部屋を2倍広く見せる!? 収納のプロが教える「インテリア」3つのコツ
広い家に住みたいと思っても、通勤や交通の便を考えるとなかなかそうもいかないこともありますよね。
でも、できるだけ広々とした空間で気持ちよく暮らしたいもの。
そこで今回は、整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さんに、“狭い家を広く見せるためのコツ”を教えてもらいました。決して広い空間でなくても、「実際の広さより広く感じる!」そんなインテリアにチャレンジしてみましょう。
コツ1:部屋の中央にスペースを空ける
1つ目のコツは“部屋の中央にスペースを空ける”こと。
たとえば、写真のようにリビングにソファテーブルは置かず、中心のスペースを空けてみます。また、その他の家具もできるだけ壁側に寄せるとよいでしょう。
もちろん、床に置きっぱなしや出しっぱなしも、できるだけないように心がけること。部屋の中心にモノがないだけでも、だいぶ広く見える効果があるはずです。
そして、それはリビングだけでなく、リビングとつながっているワークスペースも同様。
筆者の自宅では、ワークスペースには一応折りたたみ式のミニテーブルを置いているものの、普段は壁に寄せて中央のスペースを空けています。
ちょっとした空間でもスペースをしっかりと空けておくことで、このワークスペースも広さ5畳の割には空間があるように見えますね。
コツ2:必要以上に収納家具を増やさない
続いて2つ目のコツは、“必要以上に収納家具を増やさない”ということ。
モノが増えるとつい収納家具を置くことで解決しようとしてしがちですが、家具があると、当然ながらそれだけスペースが圧迫されてしまいます。
筆者宅のリビングの収納家具はこのキャビネットとテレビ台だけですが、これでも十分スペースが余るほどなのでこれ以上増やす必要はありません。
まずは収納家具を次々と買う前に、モノの量はもっと減らせないか、また造り付けの収納ももっと活かせないか、一度考えてから検討してみるのがおすすめします。
コツ3:高さを活かして目線を上に持っていく
最後に3つ目のコツですが、“高さを活かして目線を上に持っていく”ということです。
腰の高さにある家具の上などに写真や雑貨などが集中してしまっていたり、床周りなどの低い位置にモノが集まってしまっていると、どうしても狭く見えるもの。
でも、意外とそういった場合でも、壁面や天井周りはスペースががら空き、というケースが多いです。
筆者宅でも、壁面の高い位置も使って吊るすディスプレイをしているものが多数あります。
全体のバランスを俯瞰で見て、下の方にモノが溜まっていると思ったら、ぜひ高い位置も活かすことを考えてみてくださいね。
もっと広い家だったら、とないものねだりしてしまうこともありますが、手持ちの素材を最大限に活かすことも大事。
ぜひ、お家の狭さにお困りの方は、もっと広く感じられるような工夫にチャレンジしてみてくださいね。