20分以上は逆効果!? 佐久間健一さんに聞く「ダイエットの疑問」Q&A
最近では、単に「痩せたい」というより「美しい体になりたい!」と思う女性が増えてきているようです。だけど、体づくりってわからないことが多いもの。
そこで「よく聞くけど、これってどうなの?」というダイエットの疑問を佐久間さんにぶつけてみました。簡単に取り入れられる食事法も教えてもらったので、要チェックです!
1:多くの人が「効く」と勘違いしているダイエット法は?
「“長時間”行う運動です。実は、運動すること自体が体にストレスを与えるものなのですが、その時間が長くなればなるほど、ストレスホルモンのコルチゾルが分泌されます。
すると、筋肉の分解を起こし、基礎代謝を低下させてしまうんです。エクササイズ時間は、20分を目安にしてみてください」
2:忙しくても続けられる食事法は?
「“筋トレ効果を高めながら、脂肪を減らしていく食べ方”がおすすめです。これなら食事の準備に時間をかけられなくても実践できます。
ポイントは、“朝食は糖質、脂質を抜かないこと”、“毎食たんぱく質を取り入れること(体重1キロにつき1〜1.5グラム目安)”です」
3:簡単にマネできる1日のおすすめメニューは?
(1)R-1ヨーグルト1パック、グラノーラ40g、キウイ1個、ぶどう1房
「おすすめの朝食メニューといっても、何も特別なものを用意する必要はありません。
ここで注意が必要なのは、ヨーグルトやチーズなどの乳製品。“健康によさそう”だからと過度にとることはおすすめできません。チーズは基本的には脂質ですし、無脂肪のヨーグルトでも炭水化物が入っていることもあるんです」
(2)サバの塩焼き定食(外食の場合)
「外食のときも、たんぱく質をとれるようなメニューを選びましょう。なかでも、卵・魚・肉といった“動物性”たんぱく質を選ぶのがポイント。大豆などの植物性たんぱく質は、日本人の腸だと吸収しづらいといわれているんですよ」
(3)豚ロース1切れ、サラダ50g、トマト2個、アスパラガス 2本
「“肉をとるといい”と聞くと、ハムやハンバーグなどの加工品をとりいれる方もいるのですが、これはNG。
たんぱく質のほかに“吸収の早い炭水化物”が含まれていることがあるので注意が必要です。写真の豚ロースのソテーのように、できる限り素材そのものを味わえるものを選びましょう」
4:「もう、何もする気力がない…」という日はどうする?
「無理に動くことは避けましょう。ストレスホルモンが増えてしまいます。
そういうときは、ゆっくり休むことの方が大切です。食事では、疲れが取れやすいビタミンB群が豊富な、豚肉や卵などをとるのがおすすめです」
5:自分らしく体づくりを続けていく秘訣は?
「なりたい自分の理想像をイメージしましょう。そのゴールへの進み方は人それぞれ=自分らしく進んでいくことになります。
目標がズレてしまうと、自分らしさを見失ってしまうので、まずここを明確に持つことからはじめてみてください」
ただ痩せるだけではなく、健康的に美しく痩せたいものですよね。ぜひみなさんも今回ご紹介したQ&Aを参考にしてくださいね。