大掃除前に整理のプロに学ぶ!「不要なモノを溜め込まない」暮らし術
12月も半ばになり、そろそろ大掃除にとりかかりはじめる頃ですね。大掃除は、普段、後回しにしてしまいがちな場所の片付けや、溜め込んでいたものの整理をするチャンス。この機会に不要なモノの見直しをして、すっきりした気持ちで新年を迎えたいところです。
そこで今回は、整理収納アドバイザーのmaikoさんに、取っておいてあるけれど実は不要なモノの見分け方と整理のコツを聞きました。
押入れや物置の整理こそ大掃除のタイミングで!
押入れや物置などの容量の大きな収納スペースは、重宝する一方で、使わなくなったものを“とりあえず置くスペース”にもなってしまいがち。そして、とりあえず置かれたモノは、そのまま存在を忘れられてしまう……というのが、よくあるパターン。
大掃除は、そんな押入れや物置の奥に詰め込まれているものたちを見直すチャンスです。この機会に、すべてのモノを出して、奥に詰め込まれている“置いたことを忘れているモノ”たちを見つけ出し、整理しましょう。
置いたことを忘れているモノ
押入れや物置の奥から出てきた“置いたことを忘れていたモノ”は、すべて不要なモノと判断して捨ててしまって良いと思います。モノを手放そうとするときに、“まだ使える”“いつか使うかも”“もったいない”などという思いがつきまといますが、すでに使っておらず、存在を忘れていたほどのモノだということをお忘れなく!
もし、また使おうと思った場合には、そのまま押入れや物置に置かずに、すぐに使える場所に収納しなおすことをおすすめします。
1年を判断基準に
“置いたことを忘れていたモノ”は、無条件で不要なモノとしてしまって良いですが、“置いていることを把握しているけれど、使っていない”というパターンのモノも存在しますよね。
こちらは、1年の間に使ったか使っていないかで判断します。1年のシーズンを通して使っていなければ、この先も使う機会はやってこないと考えて良いでしょう。
それでも判断しづらい場合は、この先の1年で使うかどうかを考えます。明らかな“いつ”という場面が思い浮かばない場合は、不要なモノと判断して良いでしょう。
使わなくなったモノの判断はその場で
押入れや物置の不要なモノの見直しが済んだら、新年のための意識改革が必要。今後は、使わなくなったモノの判断を先延ばしにして“とりあえず”置いてしまうことがないように、その場で判断することを心がけましょう。一度、全てを整理してしまえば、“とりあえず置いたモノ”は、そのあとに使うことはないということがわかるはずです。
モノの見直しをきっかけに、不要なモノを溜め込まない暮らしをはじめてみるのはいかがでしょう。ぜひ、この大掃除の機会を逃さずに、チャレンジしてみてくださいね。
【画像】
※ Africa Studio、DAMRONG RATTANAPONG、trekandshoot / shutterstock