どんなBOXを使えばいい?整理のプロが教える「高い位置の収納」を上手に使うコツ
使い方の悩ましい“高い位置の収納”。手が届きにくいため、うまく使えずにストレスを感じている人も多いですよね。
そこで今回は、整理収納アドバイザーのmaikoさんに“高い位置の収納を上手に使うコツ”を教えていただきました。
使いづらければ、使わなくてもいい!?
使いこなすのがむずかしい、“高い位置の収納”。手が届きにくかったり、奥の方が見えなかったり、踏み台を使わなければいけなかったりと、“高い位置の収納”は使いづらいものです。
そんな“高い位置の収納”の一番の解決方法は、“無理に使わないこと”。アドバイスとして成立しないかもしれませんが、「収納スペースが空いているのはもったいない」と思っている人には、意味のあるアドバイスかもしれません。
実は多いのが、「高い位置の収納は使いづらいので、使わないものをしまっている」といったパターン。確かに、高い位置に使用頻度の低いものを収納するのは正解なのですが、その前に考えてもらいたいのが、本当にその“もの”は必要なものなのかということです。そもそも、“使わないもの”はとっておく必要はありませんよね。
「使うつもりで収納したけれど、高い位置なので取り出すのもめんどくさく、そのまま使っていない」といったことはありませんか? 収納スペースすべてにものを詰め込む必要はありません。高い位置に収納してしまったばかりに、「その後に使う機会がなくなってしまった」というのもよくあるパターンです。
高い位置に収納しようとするときには、その“もの”が本当に必要なものなのか、きちんと取り出してまた使うことがあるかを考え、必要がなければ、高い位置の収納スペースは無理に使わないというのも一つの方法です。
特に、“奥行きの深い”高い位置の収納は、奥のものが見えづらく、手が届かなくなってしまうこともあるので、なるべく奥は使わずに、手前にだけものを置く使い方がおすすめです。
高い位置に収納する場合は…
“高い位置の収納”は、無理に使わなくてもいいとはいっても、収納スペースが不足していれば使わざるを得ません。高い位置に収納するのに適しているのは、使用頻度の低いものや使わないけれど保管する必要があるものです。さらに、出し入れすることも考えて、軽いものを収納すると比較的使いやすいはずです。
それらのものは、種類ごとにBOXなどにまとめて、中身がわかるように半透明のBOXを使ったり、ラベリングしてしておくと取り出しの際にもスムーズです。取っ手付きのBOXを使うのも、取り出しやすくなるのでおすすめです。決して、細かいものをそのままバラバラ置いてしまったり、紙袋にただ投げ込んで中身を忘れることがないように注意してくださいね。
さらに、高い位置の収納の近くに踏み台を準備しておけば、収納したものを取り出したいときにスムーズです。
使いこなすのがむずかしい、“高い位置の収納”。今一度、見直しをして上手に使ってみてくださいね。