整理収納のプロが教える!増えがちな「キッチングッズ」を後悔なく捨てる基準3つ
キッチンが片付いていると料理や掃除がしやすくなります。
毎日使う場所だからこそすっきりと使いやすく片付けたい!とは思うものの、調理器具や食器、調味料など大きさや形の違うたくさんのアイテムがあって、思うように片付かないのが現実ではないでしょうか。
すっきり片付けたいならまずは必要なモノと不要なモノにわけ、不要なモノを処分することが大切です。今回は“キッチングッズを捨てる3つの基準”を、整理収納アドバイザーのnonさんがご紹介します。
1:セットのモノ
たとえばおろし器セット。「色々使えて便利そう」と買ったはいいけど全種類を使いこなせていますか?
もし、おろし金しか使っていないのならセットで取っておく必要はありません。セットで購入したモノでも、その中に使っていないモノがあれば捨ててもOKです。
また、ペアで買ったグラスのひとつを割ってしまった、ティーカップの受け皿を割ってしまったなどの場合も同じです。単体での出番がないなら処分をおすすめします。
2:複数あるモノ
たとえば計量スプーン。小さなモノだからいくつもあっても邪魔にならないと思われがちなアイテムのひとつです。
また、おろし器と同じように、大さじ・中さじ・小さじのセットで売られていることも多いですよね。
しかし、実際のところ全サイズ使っていますか? 筆者は、中さじは一度も使ったことがなかったので処分してしまいました。料理中にその都度洗えばそれぞれひとつで足ります。
まめ知識として大さじ1杯がペットボトルのキャップ2杯分だと知っていれば、いざというときには代用も可能です。
また、保存容器もつい増えてしまうグッズのひとつではないでしょうか。一度にどの大きさを何個くらい使っているか把握していますか?
週末などに大量に作り置きをするのかしないのか、よくお裾分けをするのかにもよりますが、そんなにたくさんの保存容器はいらないかもしれません。
もし足りなくなっても食器とラップで代用が可能です。収納場所を決めてそこに入るだけというルールをつくるのもおすすめです。
3:使わなくなったモノ
ライフスタイルの変化(たとえば子どもの成長、家族構成の変化など)によって使わなくなったモノはありませんか?
子どもが巣立ち、夫婦ふたり暮らしになれば大きなお鍋やホットプレートの出番は少なくなります。また、食器やコップの数も2人分で充分です。
年に数回帰省する子どもや孫のために人数分置いておきたい気持ちもわかりますが、もし足りなければ使い捨て食器や割り箸で代用するのもひとつです。
何かひとつ捨てた時に同じ物をすぐに買わず、今あるモノで代用してみてください。意外になくても平気だったり何とでもなったりすることが多いと気づきます。
壊れたモノは捨てやすいけれど、まだ使えるモノを捨ててしまうのはもったいないと感じるかもしれません。
でもモノは簡単には壊れません。家にあるほとんどのモノが使おうと思えば使えるモノばかり。「使えるかどうか」ではなく「使うかどうか」も基準にしてみてください。
【画像】
mits / PIXTA(ピクスタ)、Africa Studio/Shutterstock