TOP ビューティ キャンセルしたら返金される?「旅行を計画するとき」に知っておくべきこと5つ

キャンセルしたら返金される?「旅行を計画するとき」に知っておくべきこと5つ

2020.03.10

世界情勢の影響を受けやすいのが、旅行・航空業界。そのため、旅行を計画したときは、不測の事態に備え、キャンセルについても事前に把握しておくのが望ましいでしょう。

ということで今回は、トラベルライターの石原有起さんが、ツアーなどの旅行商品や航空券を予約する際にチェックしておくべき事柄をご紹介します。

1:旅行申込み時に、キャンセルや保険についてチェックを

出典: William Potter/Shutterstock

2020年春の新型肺炎の流行については、旅行会社や航空会社でキャンセルの特別対応が行われています。各国の対応や、航空会社の減便、現地の観光施設の閉鎖などにより、参加者の都合よりも先に、旅行会社がツアーを中止する場合もあるようです。

そもそも、旅行会社でツアー参加を申し込むこと=募集型企画旅行に申し込むこととなっています。また国土交通省が定める『標準旅行業約款』に基づき、キャンセル料の上限もあらかじめ決められています。

しかし、購入した旅行商品によって料金やルールにばらつきがあったり、キャンセル保険に入るタイミングも「購入から○日以内」「出発の○日以内」といった規定があったりする場合が考えられます。申し込み時に、これらの項目を熟読しておく必要があるでしょう。

2:航空券は、正規運賃で購入すれば返金がある可能性も!

出典: Dabarti CGI/Shutterstock

筆者の経験では、格安航空券や格安のツアーであればあるほど、特に航空券については予約時から、全額のキャンセル料がかかるケースが多いと感じています。

航空運賃は正規運賃と格安航空券では同じ座席でもかなり差額が生じやすいので、仕方のないことではありますが、お手頃な価格で購入すればするほど、何かあった場合の覚悟が必要になるといえるでしょう。

またその対応は旅行会社によってもさまざま。こちらも事前に確認しておくと安心です。

3:マイルで予約した特典航空券は、少額でキャンセルが可能

では、マイルで予約した航空券のキャンセルは、どうなるのでしょうか?

未使用特典であれば払い戻しサービスが適用され、予約・手配完了済みの特典航空券やアップグレード特典をすべて未使用の場合に限り、特典交換に使用したマイル数を元の口座に払い戻すことができる場合が多いです。

2020年3月時点で、『JAL』は、払戻手数料として3,100円(税込)が必要です。手数料の支払い後、特典引き換えに使用したマイルが口座に戻されるようです。

『ANA』の場合は、現金で払うことはできず、払戻手数料は3,000マイル(1名につき)となっています。どちらも、使用したマイルが有効期限を迎えてしまっている場合は、払い戻しができてもマイルは口座に戻りません。

ただ、マイルで予約した航空券の強みは、変更が自由自在で、変更ついての手数料もかなり少額で済むこと!

『ANA』を例に挙げると、自己都合であっても、国際線は、予約済の便の出発前かつ搭乗希望便出発の24時間前までであれば変更が可能。国内線に至っては、変更希望便出発日の前日まで、かつ予約便の出発前までの変更が可能と柔軟な対応です。

以前、筆者も『ANA』のマイルで予約した便を変更したことがありますが、とてもスムーズで、変更手数料も数十円しかかからず便利でした。旅行のスケジュールが曖昧であれば、特典航空券で予約することはおすすめできます!

4:LCC利用の場合、キャンセル時にお金が戻らないことがほとんど

格安航空会社やローコストキャリアといわれる『LCC』の場合、キャンセル時にお金が戻らないことも多いようです。

同じ便でも少し高い運賃を買うと、キャンセル時に払い戻しができる場合もありますが、手数料がかかるよう。できるだけ安く旅行に出たいものですが、特に安いセール運賃などは注意が必要ですね。

5:ホテルのキャンセルは、宿泊日の数日前からがスタンダード

出典: GATTA(ガッタ)

ホテルのキャンセルポリシーについては、宿泊施設やプランによってさまざま。

よくあるのが、宿泊1週間前ごろ、キャンセル料20%からスタートし、前日は50%、当日は100%がかかるパターンです。ホテルの宿泊約款をはじめ、ホテル予約サイトでも、キャンセルポリシーがどこかに必ず明記されているので、見落としのないようにチェックしましょう。

 

今後、春休みやゴールデンウィーク、そして夏休みと、旅行のシーズンが控えています。この機会に、旅行にまつわるキャンセル料はどのくらいかかるのか、マイルでの特典旅行の場合、キャンセルしたらどうなるのかなどをチェックしておきたいですね。

また、キャンセル時の負担を軽くする旅行保険(チケットガード保険、旅行キャンセル保険など)についても調べておくと良いでしょう。

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