「なんで片づけないの」がなくなる!? 子どもの収納でやめたほうがいい3つのこと
「気がつくとモノが出しっ放し」、「大事な持ち物をしょっちゅう忘れてしまう」など、子ども用具の収納方法に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
なかには、良かれと思って工夫した収納法が、小さな子どもにはハードルが高い収納になってしまっていることも……。
そこで今回はインテリアブロガーのsumikoさんに、子ども用具の収納で“やめたほうが片づきやすくなること”を教えてもらいました。
1:「身支度グッズ」はわざわざ便利な場所に置かなくていい
大人の場合は、外出時に忘れがちな小物を玄関に置くと便利なことがありますよね。たとえば、マスクやティッシュ、ハンカチなど、忘れたことに気がついて、玄関から取りに戻るのは面倒です。
でも、この“先回りして便利にしよう”という大人の工夫は、未来のラクよりも目の前のラクを優先したい小さな子どもにとっては、ハードルが高いもの。
「これだけ別の場所にしまうのはめんどくさい……」と挙句には、片付けた場所がわからなくなったり、持っていくのを忘れてしまったりと、逆効果になってしまう可能性が高いです
子どもの身支度グッズ置き場は、あまり細分化せず、“ここに全てがある”とまとめることがおすすめ!
同じく学習用品も、ダイニングやリビング、さらには自室に……と、それぞれ道具を置くスペースをつくってしまいがちですが、探し物や忘れ物防止のためにも、片づける場所は一つに絞るとわかりやすいですよ。
2:お気に入りは見える場所じゃなくても大丈夫
“つくりかけの作品”も、置き場所が悩ましいですよね。
つくりかけのブロック作品やパズル、書いている途中の絵など、「壊さないで!」と言われて、出しっ放しにしてはみたものの、いつも部屋が片づいていない雰囲気になってしまうのがストレスに……。
そんな子どもの作品やお気に入りの出しっ放し防止には、扉の中やボックスの中にブランクスペースをつくっておくと便利!
掃除の邪魔になったり、ホコリをかぶったりもしないので、「いい加減に片付けなさい!」と言う回数が減るはずですよ。
3:「モノの住所」はキッチリ決めすぎないほうがいい
子どもがパッと片づけやすいように、グループに分けて、収納ケースにはラベルを貼ったのに、いつも出しっ放しのモノがある……。もしかしたら、収納を決めすぎているのかもしれません。
学校から持ち帰った教科書とノートに紛れて、お友達がつくってくれた折り紙作品があったり、お菓子の付録のグッズだったり。学校用具にもおもちゃにも、グルーピングしづらいものが常に紛れ込んできます。
できるだけ収納各所に、“捨てたくないけれど、どこのグループにも入らないもの”と何を入れてもOKなスペースをつくってあげましょう! そのグチャグチャなスペースだけをたまに整理すればいいので、ほかのスペースが乱れにくいですよ。
例のように収納法によっては、子どもにとって片付けにくい環境になっている場合も……。
そしてもちろん、子どもも大人と同じように個々の性質があるので、片づけやすく取り出しやすい収納を目指すためには、まず子どもの性格を理解して、それぞれの子どもにあった収納法を検討することが何よりも大切でしょう。
何も言わなくても自然と片づく、そんな環境にしてあげたいですね。