あなたは大丈夫?やっていたら恥ずかしい「箸使いのタブー」16選
箸には使った人の魂が宿るともいわれていますが、あなたは正しく使えていますか? 箸使いが美しいと、食事の際に品格のある印象を与えることができます。
そこで今回はマナー講師の桜美月さんに、正しい箸の使い方と箸使いのタブーを教えてもらいました。
正しい箸の持ち方
箸先から3分の2ほどのところを、親指、人差し指、中指で持ち、薬指を添えます。動かすときは、下の一本を支えにして上の箸を動かします。
正しい箸の取り方
(1)まず、箸の中央を持ち上げましょう。
(2)左側で下から支えるようにして、右手は右にすべらせます。
(3)右手を返して、右隅から3分の1ぐらいの部分を持ちます。
(4)右手正しく持ちます。
正しいお箸の置き方
(1)箸を持つ右手を胸の前に持ってきて、左手を添えます。
(2)右手を横にすべらせて、上向きに持ち替えたら左手を離します。
(3)右手で静かに置きます。
正しい箸の取り方【番外編】器と箸を同時に持つとき
(1)左手に器を持ったまま、右手で箸の中央より少し右側を上から持ち、二本そろえたまま取り上げます。
(2)器を持っている左手の小指もしくは薬指に、箸の中央あたりをはさみます。
(3)左手で箸をはさんだまま、右手を箸の下側に移動し、正しい位置に持ちなおします。
箸使いのタブー16選
1:とき箸
箸先をこすりあわせること。
2:刺し箸
食べ物を箸で突き刺して食べること。
3:移り箸
おかずからおかずへとお箸を移ること。
4:迷い箸
箸をもったまま、何を食べようかと迷うこと。
5:寄せ箸
箸を使って器を近くに寄せたり、押したりすること。
6:探り箸
盛り付けた手前から取らずに、器の中からより分けて取ること。
7:空箸
箸をつけたのに、食べずに箸を戻すこと。
8:ねぶり橋
箸先をなめること。
9:涙箸
箸先から汁をポトポトたらしながら、食べ物を取ること。
10:渡し箸
食事中や食後に箸を器の上に渡して置くこと。
11:指し箸
箸で人や物を指し示すこと。
12:こめ箸
一度に多くの料理を口の中いっぱいに押し込めること。
13:たたき箸
箸で食器の縁をたたくこと。
14:もぎ箸
箸の上のほうについたご飯などを口先で取ること。
15:拾い箸
箸と箸とで料理を渡しあうこと。火葬場で遺骨を拾う方法なので縁起が悪いといわれる。
16:逆さ箸
料理を取り分けるとき、逆さに持つこと。
うっかり間違った箸使いをしていませんでしたか?
箸を取り上げたり、置いたりする所作の美しさは、その人全体の雰囲気さえ上品に見せてくれるもの。しっかり正しい使い方を身につけていきましょう!