意外と少ない!? プロが教える、ベースメイクコスメの「正しい量」とは
ベースメイクコスメの正しい使用量をご存知でしょうか? 実は意外と正解が分かっていない人が多い“コスメの使用量”。ビューティープロデューサーの小笠原彩さんによると、ベースメイクは特に”使用量”が非常に大切なんだとか。量が少なければ肌悩みカバーの役割を果たせなくなりますし、量が多ければ崩れの原因になりかねません。
そこで今回は小笠原彩さんが、ベースメイクコスメの“ちょうどよい量”をご紹介します。
ベースメイクコスメの基本
まずはベースメイクコスメの基本を押さえておきましょう。
ベースメイクコスメは少なすぎるのも、多すぎるのもNGです。特にテクスチャーが重いもの(しっかり肌に厚みを出しながらのせるもの)は、多くのせすぎると、シワができたり、毛穴に入り込んでしまったりと、逆効果につながりやすくなります。なので薄く、適量に重ねることが大切です!
図のようにテクスチャーが軽いコスメはカバー力も少ないですが、厚みが出にくいので少し量を多く、テクスチャーが重いものは厚みが出るので薄く塗っていきましょう。
「下地」は適量を守りつつ、しっかりカバー
では下地での適量からご紹介していきます。下地は一番テクスチャーが軽くなるので、お顔にしっかり伸びるくらいの量が大切。また、コントロールカラー効果のある下地を使うと、よりそのあと重ねるコスメの量を少なくできます。
ただ、塗りすぎると崩れの原因になるので、少ない量を一旦お顔に伸ばし、足りないところがあれば足していく……という方法が、量をもっとも調整しやすく、失敗しにくいです。
まず手元にパール1粒分を手先に出し、顔の高いところにのせます。そのまま中心と顔の外側にのばし、フェイスラインから消えていくように伸ばしましょう。フェイスラインにはほとんどのせなくて大丈夫です。
ポイントは手早く伸ばすこと。うっすらと全体に伸ばしていくとき、乾いてしまうと伸びきらなくなります。
パール1粒分を図の位置にのせたら、手早く伸ばしましょう。そしてこのあとに、もし赤みやくすみが気になる箇所があれば、コントロールカラー効果のある下地を少量、重ねるように塗るのがおすすめです。
このような手順でのせていくと、全体的に塗りすぎず、気になるところを集中的にカバーできます。そのあとのせるファンデーションも減らすことができますよ。
カバーできない部分に軽く「ファンデーション」をのせる
次にファンデーションの適量をお伝えしていきます。下地、ファンデーション、コンシーラーは、順に量を減らしていくことがおすすめ。なので、可能であればファンデーションは先程の半分位の量に抑えると、崩れやシワ、毛穴落ちにつながりにくくなります。
リキッドの場合は、写真くらいの量を手元にとり、下地と同様に素早く伸ばします。そのあと足りなければ足すくらいの気持ちで、あまり塗りすぎないように注意しましょう。
パウダーファンデーションやクッションファンデーションを使用する際は、パフの半分ほどの量を付けて、リキッド同様に塗り、足りないところに足すようにしましょう。
最後に隠れていないクマやにきびなど、必要なところだけコンシーラーをのせて完成。このようにベースコスメメイクは全て同じ量ではなく、段々と量を減らしていくことで、ナチュラルなメイクに仕上がります。各ステップで適量を目指し、きれいで崩れにくいベースメイクを目指しましょう!
【画像】
※a.otsuka / PIXTA(ピクスタ)、Sergey Zapotylok / Shutterstock