靴の擦れ方で姿勢が分かる!? 擦れ方別「脱・歪み姿勢」を目指すストレッチ
あなたの靴のソールは、どのあたりが削れてへこんでいますか? 靴の底の減り方で、あなたの普段の姿勢の崩れや歩き方がわかる場合があります。もしかしたら今の姿勢が、悩ましい体型や疲れやすい体の原因になっているかもしれません。
そこで今回はヨガインストラクターのyuukaさんが、靴の底の減り方別“美姿勢を目指すストレッチ”をご紹介します。
その1:靴底の外側が減る
O脚ぎみで、反り腰の可能性があります。骨盤が前傾する反り腰は太ももの外側が張りやすく、立つときや歩くときに上半身の筋力をあまり使わないことで、脚の外側ばかりに負担をかけているかもしれません。
まずは外ももの張りを取り、内ももの筋力のバランスを整えましょう。
■内ももを鍛えるストレッチ
(1)床に座ります。椅子でもOKです。
(2)床の場合は、右脚のひざを曲げ、かかとを体へ寄せます。
(3)左ひざを曲げて左のかかとを右手でつかみ、息を吐きながらゆっくりと左ひざを伸ばしていきます。
(4)硬くてつらい場合は、ひざを曲げたり伸ばしたりしながら、お尻から太ももの外側にかけてほぐしていきましょう。
(5)20秒キープしたら、反対側も行います。できれば3セット行います。反対側も同様に行いましょう。
( 6)続いて体を横にして(写真では左側が下)左ひじを床につき、上体を少し起こします。
(7)左脚を伸ばし、左ひざ上あたりに右の足の裏をのせます。
(8)息を吸います。息を吐きながら、左脚全体を上に引き上げます。
(9)息を吸いながら下ろします。これを1セットとし、10~15回行いましょう。
(10)反対側も同様に行います。
その2:靴底の内側が減る
股関節周りが硬く、内股の傾向があるかもしれません。お尻が横に張っていたり、お尻が垂れぎみだったりしませんか? 心当たりがある方は、股関節やお尻の筋力を整えるケアをしてみましょう。
■お尻全体を鍛えるストレッチ
(1)四つ這いの姿勢から、両ひざを左右に大きく開いていきます。
(2)腰を真下へ沈めるようにして、さらに両ひざを開いていきましょう。内ももが伸ばされているのを感じながら20秒キープします。可能であれば、3セット行います。
(3)次に横向きに寝ます。(写真では左側が下)
(4)左のひじの上に頭を乗せて支える。両方のひざを曲げます。背中と腰はまっすぐのラインに合わせましょう。
( 5)息を吸います。息を吐きながら、かかと同士は離さずに左ひざを開いて、左の股関節とお尻に刺激を感じるところまで上げます。
(6)元の位置へ下ろします。
(7)20回を目安に行い、反対側も同様に行います。
今回はよくあるパターンの2つに絞りました。人により体の癖はさまざまですが日々、意識してみることが大切です。気になる方はケアを続けてみてくださいね。