置き方次第でラクになる!? プロ直伝「掃除しやすい部屋づくり」のコツ8つ
部屋をキレイに保ちたいけど、どこから片付ければいいのか分からない……。そんなときは、まず掃除しやすい部屋づくりからはじめましょう!
今回は掃除のプロのみなさんに教えてもらった、掃除しやすい部屋にするためのポイントを8つまとめてご紹介します。ほんの少しの工夫で、毎日の掃除がグッとラクになりますよ。
1:収納する高さを考える
掃除しやすい部屋でまず考えたいのが“どの高さに何を置くか”ということ。
高さのある収納スペースの場合、置き方の基本は、“上段に使用頻度が低く軽い物”、“中段に使用頻度が高い物”、“下段に使用頻度が中くらいで重い物”という配置になります。
プロのお家のキッチンのパントリーでも、軽い食材ストックやタンブラーなどは上段のボックスに収納し、重いお鍋やお酒などは下段に収納しています。
2:「手前と奥」を考える
奥行のある収納スペースの場合に意識したいポイントが、“使用頻度で手前と奥を使い分ける”ということ。
使用頻度で高さを上・中・下と分けたら、それぞれの中でよく使う物を手前に、あまり使わない物を奥に配置します。
その際に、手前も奥もそれぞれ手付きのボックスにまとめると出し入れがしやすくなります。
また、ボックスにまとめる際には、ある程度カテゴリを意識してラベリングすることも忘れずに。
そもそもカテゴリ分けできないくらいカオス状態になっている!という場合は、まずは物を全部出して不要な物がないか見直し、ある程度どこに何があるかを説明できる状態にしましょう。
3:細々したものはまとめる
ホコリや水滴などの掃除をするとき、そこにたくさんの物が置いてあると面倒ですよね。どかしながら掃除をするのがおっくうになって掃除自体をさぼってしまう……なんて結果にもつながります。
その手間を省くためには、細かい物を“トレー”や“プレート”などを使ってまとめておくとよいでしょう。
掃除のたびに1つずつ移動するのではなく、プレートごとまとめて動かしてサッと掃除。かなりの手間軽減になります。
まとめるならば、こちらもおすすめ。お風呂に置くボトルなどもワイヤーのカゴにひとまとめにして、お風呂をから上がるときに一緒に浴室の外へ出してしまいましょう。
お風呂場の中に水滴がたまる場所がなくなるので、水アカやカビの発生を防ぎやすくなりますよ。
4:掃除グッズはすぐ手にとれる場所に置く
ちょっと汚れが気になるな、と思っても、少しの汚れだと別の部屋まで掃除グッズを取りに行ってまで掃除するのはなかなか大変です。
ならば部屋ごとに、その場所に合ったお掃除グッズを置いてしまいましょう。掃除機などの大掛かりなグッズを置いておく必要はありません。小さなモップや掃除シートなどを、手の届きやすいところに配置しておくだけで、ちょっとしたスキマ時間にこまめな掃除ができるようになりますよ。
5:重いモノはキャスターを活用
加湿器や空気清浄機など、出しっ放しで床にドンと鎮座する大きな季節家電が多いリビング。
ピッタリと壁につけずに隙間を開けて設置する場合も多く、重たい思いをして移動しながら掃除機をかけるのが面倒ですよね。
そんな家電は、片手でスイッと動かせるようにキャスター付きの台を利用するのがおすすめ。
ホームセンターの板材にキャスターをつけて、寸法にピッタリあった台をDIYするのも簡単ですが、100円ショップでも手に入る既成の植木鉢用のキャスター台を使ってもいいですね。
6:ディスプレイは浮かせる
とくに長い時間を過ごすリビングは、シーズンイベントのディスプレイをして楽しみたい場所でもあります。
けれど、そんなディスプレイが掃除をしにくい要因になってしまうことも。
「インテリアを楽しみつつ、掃除の手間を増やしたくない!」それなら、“浮かす”ディスプレイがおすすめ。
シーズンディスプレイだけでなく、観葉植物なども天井からハンギングすればスッキリ。
7:「床」に置かないことで、きれいをキープ
家庭のゴミ箱と聞くと、丸だったり四角だったりの筒状のアイテムを床に置くパターンが多いのではないでしょうか。
けれどこの“視界に入らない足元に置く”という置き方のせいで、ついゴミ箱に入りきらなくなった場合や、大きくて入らないものなどをゴミ箱の周囲の床にも積み上げてしまいがち。
ゴミを回収するまで、ゴミ箱の周囲がゴミ置場になってしまうなんてことが多いんです。
視界に入るように台の上に置いたり、引っ掛けて浮かせるタイプのゴミ箱なら、ゴミがいっぱいになると気になってこまめに回収するようになります。
また、ゴミ箱自体も目に入る場所にあると汚れが気になり、こまめに掃除するなど、清潔を保ちやすくなりますよ。
8:「小さくて蓋付き」のアイテムにチェンジ!
キッチンで、振り返れば後ろに家中のゴミを集めるための大きなダストボックスがあるのにも関わらず、
その開閉の手間をつい億劫に感じてしまい、シンク周りにゴミを積み上げてしまうこと、ありませんか?
そこで、ゴミ箱を適度に小さくして、蓋付きのものに変えてみましょう。
すると、上限があるゴミ箱のおかげで、後ろの大きなゴミ袋にこまめに捨てようとする心理的効果が働くようになり、見苦しく生ゴミを積み上げてしまうことがなくなります。
掃除しやすい、すっきりした部屋づくりで、毎日の掃除をラクにしましょう!
※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。