なんとなくはNG!美容師が教える「ヘアトリートメント」の正しいつけ方&選び方
髪の毛を整えるために、へトリートメントを使っている方が多いはず。ただ、なんとなく髪の毛につけて、トリートメントをした気になってはいませんか?
そこで今回は美容師の野澤琢磨さんが、意外と知らない“正しいトリートメントの方法や選び方”をご紹介します。
トリートメントは毎日の習慣にする
普段お客様に「トリートメントはどのくらいの頻度でやればいいの?」と質問をされることがよくあります。その答えは「毎日行いましょう!」です。
トリートメントは髪の内部から流失してしまった栄養成分であるタンパク質を補うもの。髪の栄養は毎日少しずつ流失するので、毎日トリートメントで少しずつ補修することが大切です。
髪は少しのダメージだと比較的簡単に補修することができますが、1~2日とサボってしまうと補修することがだんだん難しく……。可能な限り毎日行うようにしましょう。
自分の髪質にあったトリートメントを見極める
毎日行うトリートメントはどんなものを選べば良いか? 大切なのは、自分の髪質を見極めることです。
チェックポイントは3つ。
(1)髪の癖があるかないか
(2)髪が硬いか、柔らかいか(太いか細いか)
(3)ダメージはどのくらいあるか
これによって、使うトリートメントの種類が変わります。自分がどのカテゴリーに属するか見極めるのは難しいので、ここはぜひプロの美容師さんにカウンセリングしてもらいましょう。
自分はどのタイプのトリートメントを使えばいいのか、相談してみてくださいね。
トリートメントは毛先を中心につける
トリートメントの種類は大きく分けて、“流すタイプのトリートメント”と“流さないタイプのトリートメント”の2つ。どちらとも使う際に、気をつけたいポイントがあります。
まず、どちらのトリートメントも毛先を中心につけてください。ダメージは根元よりも毛先にあることが多いです。
そして、適量トリートメントを塗布したのち、髪の内部に補修成分が浸透しやすくなるよう、手のひらで揉み込む作業をしましょう。トリートメントは揉み込むことで、トリートメントの効果を高めることが可能。
揉み込んだ後はすぐに流したり、乾かしたりするのではなく、1分ほど浸透するための時間を置きましょう。放置することでさらに、トリートメント効果を高めることができますよ。
日本人は夏も冬も髪のトラブルが起こりやすいもの。今回ご紹介したトリートメントの正しい知識を身につけて、美しい髪を維持してくださいね。
【画像】
※ Maryna Pleshkun、New Africa / Shutterstock