夏のメイクは絶対崩れる!? プロが教える目からウロコのテクニック
まもなく待ち遠しい夏がやってきます! 夏ならではのメイクを楽しもうと考えている人も多いのでは?
しかし汗や皮脂によるメイク崩れに悩む方も多い季節。どのように対策をしたらよいか分からない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ビューティープロデューサーの小笠原彩さんに、夏のメイク崩れ防止テクを教えてもらいました。
崩れても汚く見えないメイクをすることが大事!
どんなに化粧崩れをしづらいアイテムでメイクをしても、気温が暑くなり汗が出れば、化粧は崩れます。逆に崩れたくないからと毛穴をふさぎすぎると、健康的な肌状態から遠ざかる結果に。
大事なのは崩れづらいアイテムを使用しつつ、最初から崩れても汚く見えないように仕上げること!
化粧崩れで気になる部分はベースメイク、アイメイクがほとんど。それぞれ、崩れたときを想定し、被害が少なく見えるメイクをお伝えします。
メイクテク1:崩れてもきれいなベースメイク
ベースメイクは“何もしていない”というイメージで
まず汗や皮脂による崩れが気になるベースメイク。崩れるのが嫌だからと、下記のイメージ図のようにベースメイクをしっかり塗ろうとすると崩れたときに目立ってしまいます。
お肌に何も付けていなければ“崩れる”ということにはつながりませんよね。ただ、見た目のきれいさや紫外線のことを考えると、ベースメイクはしたほうがよいです。
ベースメイクは“何もしていない”というイメージでナチュラルに仕上げましょう。
コントロール下地できれいなベースを仕上げる
ナチュラルにきれいにベースメイクを仕上げるためには、テクスチャーの軽いコントロールカラー下地が不可欠。厚塗りせず色の力でお肌のくすみ除去、透明感を出していきましょう。
伸びづらいものは多めにつけてしまいがちなので、乳液をすこし混ぜて。その上から軽くティッシュオフ。
ひとつひとつの工程でしっかり肌になじませるように、余分な油分は最初から全てお肌から排除しましょう。
筆者のおすすめは、まるで薄いファンデーションを付けているかのように仕上がるestの『モイストラスティングベース』。全体に塗ってから赤みが気になるところ、小鼻周りのくすみ、おでこなど、足りない部分に再度下地を塗布します。
このようにするとファンデーションで隠さなくても、下地だけできれいなベースに近づきます。この時点でもう肌がきれいだなと思ったら、思い切ってファンデーションなしでパウダーで仕上げると、崩れが気にならなくなりますよ。
まだ足りないという場合は薄くリキッドファンデを塗りましょう。
使うのは写真くらいの量。気になる所にすばやく伸ばしましょう。付けすぎてしまう人は両手に伸ばし、お顔全体を包み込む方法がおすすめです。
ニキビやクマが気になるところは少量のコンシーラーで部分的にカバーし、全体的にパウダーを軽くはたきます。
仕上げにフィニッシングミストなどで、お肌により密着させましょう。この一手間で密着度が大きく変わります。
【商品詳細】
est『モイストラスティングベース』 / 4,200 円(税抜)
メイクテク2:汗も怖くないアイメイク
次に崩れづらいアイメイクの方法です。
目はよく動く部分なので、あまり厚く塗りすぎないことが前提。アイメイクの崩れは、余分な油分や水分によるアイライナーやマスカラの崩れがほとんど。そのような崩れを起こさないように、スキンケアのあとに余分な油分を除去することが大切です。
また、崩れることも想定して、ウォータープルーフのアイテムを取り入れるのがおすすめ。
余分な油分は特に目尻にたまりやすいので、スキンケア後に綿棒で目尻のキワの油分を取り、軽く目周りもティッシュオフ。
そしてアイライナー、マスカラはウォータープルーフのものを使いましょう。筆者のおすすめはFASIOの『パワフルステイ リキッドライナー』。極細のアイライナーを引くのは少しむずかしいですが本当に落ちません!
アイメイクはこのようなテクを取り入れて、崩れに備えてくださいね。
【商品詳細】
FASIO 『パワフルステイ リキッドライナー』 / 1,500 円(税抜)
メイク崩れを意識しすぎて、せっかくの夏を楽しめないのはもったいないです。崩れることを想定してメイクをすれば、汗をかいても焦ってメイク直しをする必要はありません。上手に夏の汗と付き合っていきましょう!
【画像】
Jacob Lund、Africa Studio / Shutterstock