買い物の回数を半分に!? プロ直伝「無駄買いを阻止する」ストック術7選
消耗品って無くならないか不安で、つい買ってしまいますよね。でも、そのせいで「まだ家にあるのに買ってしまった……」なんてことがよくあるはず。
“なんとなく”で買いがちな消耗品だからこそ、いま家にどれくらいあるのかをしっかり把握して、無駄な買い物をしないようにしましょう。
そこで今回は、インテリアや収納整理のプロに聞いた、一目でストックを確認できる収納術をご紹介。無駄な買い足しをなくして、買い物に行く回数を減らしましょう!
洗剤編
■住宅洗剤は「万能タイプ」で数を厳選
さまざまな用途の住宅用掃除洗剤が市場にあふれる昨今。
トイレ用、洗面所用、キッチン用、そしてフローリング用……と、ありとあらゆる洗剤を常備してしまいがちです。
シンプルな消耗品管理を目指すなら、まずは洗剤の数を見直すことからはじめてみましょう。
さまざまな種類の汚れに対応する万能タイプの洗剤を使うのもいいですし、汚れのタイプ別にシンプルに使い分けができる“ナチュラル洗剤”も、少ない種類をそろえるだけで家中のさまざまな汚れに対応できます。
できる限りすべてのスペースで使える洗剤を探して、掃除洗剤の数を厳選することで、買うべき消耗品を根本から減らしていきましょう。
■洗濯洗剤は「業務用サイズ」で手間を激減
使用頻度が高く、一番場所を取りがちなもののひとつといえるのが洗濯用洗剤のストック。重い買い物の荷物を避けるために、ネット通販でまとめ買いされている方も多いかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、ネット通販でなら手軽に手に入る“業務用サイズ”。
細かい分量でバラバラな詰め替えパッケージだと、それをまとめて収納するケースが必要ですが、業務用のボトルなら収納ケースは不要に。それに、詰め替えのたびに出るパッケージのゴミも毎回出ることがなくなります。
サイズを業務用に変えるだけですが、ストック管理の手間が驚くほどシンプルに!
食品編
■深さのある場所は見渡せる収納に
“深さのある場所は見渡せる収納”にすることで、食品を無駄に購入せず、効率よく冷蔵庫の中身を把握できるようになります。
たとえば、野菜室の場合は結構深さがあるので、積み重なってしまうと下の方の野菜が古くなってしまいがちですよね。そのため、透明のジッパー付きバッグやケースなどを使って、できるだけ立て、中を見渡しやすい収納を心がけましょう。レジ袋では、中身が見えないだけではなく袋の口の開け閉めも面倒。ジッパー付きバッグのほうが中身が見やすくなり、出し入れもしやすく快適になりますよ。
カオスになりやすい冷凍庫の下段。冷凍なのをいいことに、いつ買ったモノかもわからない死蔵品食材が発掘されることもあるのでは?
こちらも仕切りを使ってできるだけ立てて収納し、中身を見渡しやすくしましょう。これだけで死蔵品がほとんど出なくなるはず。
■「使いかけ」を管理する
“使いかけを管理する”ことで、無駄に新しい食品を買わず、「残り物で料理をしよう」と買い物に行くのを1回パスできるかもしれません。
プロのお家の場合、野菜室では使いかけの野菜は上段のトレイにケースを置いて分けて収納しているそう。以前は下段に使用前の野菜と一緒にごっちゃり収納していたため、使いかけがあるのに新しい方を使ってしまい使いかけが増えてしまう、ということもあったんだとか。
ですが、使いかけを分かりやすくすることでそれがなくなり、早めに消費したいものは優先的に献立に取り入れられるように!
これは野菜だけでなく、冷凍食品も同じこと。深さのある場所に使いかけのモノも収納してしまうと、埋もれてしまって死蔵品になりがちです。
そのため、早く使い切りたい残りわずかになった冷凍食品や、小分けにして保存してあるお肉などの食材は上段トレイに分けて収納しています。
ちなみに、プロのお家の冷蔵庫を見て「こんなに食材が少なくて足りるの?」と思われる方もいらっしゃるのだとか。しかし、献立ボードで1週間の献立を決めて食材を買っているので、基本的に足りなくなることはないそう。
「たくさん買っておかないと足りなくなるかも……」という不安から、使うかわからない食材を買い込んでいたこともあったそうです。しかし、収納や献立の管理を工夫したことで、今はその心配がなくなり、とてもストレスの少ない冷蔵庫にすることができていると言います。
消耗品編
■適正なストック数を知る
家庭でのストックの必要数は、家族の人数、生活スタイル、使用する頻度、買い物の方法などによって変わります。家庭に合った“ストックの必要数”はどの程度なのかを知って、ストックの管理に活かしましょう。
暮らしを改めて見直してみると、なんとなく習慣になっていたストックの数が、実際に必要な量とはかけ離れていたということもあるかもしれません。ストックの数を管理することで、収納スペースにゆとりが生まれたり、ムダ買いがなくなったりする場合も多いです。
■ストックと使用中のものは分けて収納する
それぞれのストックは、使う場所ごとにまとめて収納するのが効果的です。たとえばキッチンなら、ラップ・洗剤・キッチンペーパー等を集めて一箇所に収納しましょう。
使いかけのものとストックを同じ場所に収納してしまうと、使うときに間違って未開封のものを手に取ってしまうなど、スムーズな家事の妨げに。また、ストックをまとめて収納しておくことで、在庫の管理もしやすくなりますよ。
タオル編
■積まずに、まるめて収納する
タオルの収納方法は、使うタオルが偏ることのないようにする必要があります。
畳んで積んでいるタオルも、実際に使っているのは上の2枚だけ……なんてパターンも少なくありません。畳んで積んでいる場合は、洗濯から戻ったら一番下に収納するなどの工夫が必要です。
そのためには、必要な枚数だけで高く積まないようにしておくことがベストですね。
引き出しに収納する場合は、重ねずに立てて、洗濯から戻ったら一番後ろに収納します。そうすることで、すべてのタオルをローテーションで使うことができます。1枚だけ使い古してボロボロになることがなくなり、全体をバランスよく使えるように。タオルの寿命が長くなるかもしれませんよ。
生活の必需品である食品や消耗品の収納術。少しの工夫でストックを一目でわかるような収納にできます。
買い物の時間を減らせば、別のことに使える時間が増えるはず。ぜひ参考にしてくださいね!