片付け諦めてない?忙しくても5分あればできる「超時短」お片付け術
整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さんによると、忙しい女性に最も多いお片付けの悩みの1つに「片付けたいけど時間がない」あるそう。フルタイムでお仕事をされていたり、お子さんがまだ小さかったりと、片付けたくてもなかなかまとまった時間が取れないというのは、あるあるですよね。
そこで今回は、七尾さんに、忙しい方のための5分でできる“時短”お片付けのコツを教えてもらいました。
その1:片付ける場所を1箇所決める
はじめにすることは、“片付ける場所を1箇所決める”こと。1分1秒を争う忙しい女性にとっては、片付ける場所を考える時間すらもったいないので、ここだけ片付ければいいと最初に決めてから動くようにしましょう。場所を選ぶ基準は次の通りです。
・よく使う場所を選ぶ
思い出のモノがたくさん詰まった場所は短時間では進めにくいため、キッチンや日用品など“よく使う・使わない”で選ぶのがおすすめです。
・モノの個数が30個未満の場所を選ぶ
たとえば、上の写真は以前の筆者宅のリビングの引き出しの写真。ここ全体だとモノの量が多いため、もし5分でやる場合には左側の筆記用具の入った収納ケース2つまで、といった感じでエリアを区切ります。
もちろん30個分を目一杯選ぶ必要はないため、10個くらいの箇所でも問題ありません。上限を30個くらいまでにして、欲張らずにまずは小さいスペースから片付けていきましょう。
その2:5分タイマーをかける
効率よく片付ける手助けをしてくれるのが、“5分タイマーをかける”方法。
キッチンタイマーでも、スマートフォンのアラームでもなんでもよいですが、できるだけ壁掛け時計などではなく、ちゃんとアラームが鳴るものがおすすめです。
1つ前の項目で、モノの個数を30個までにしましょうとお伝えしましたが、5分で30個のモノを整理する場合、1個あたり10秒で判断する必要があります。だらだら片付けるのではなく、時間を意識しながら仕分けるのが“5分間片付け”において大事なポイントです。
その3:スペースの中から「不要なモノ」を取り除く
5分タイマーをかけたら、早速決めたスペースの中から不要なモノを取り除いていきましょう。“1個あたり10秒”を目安に、ひたすら集中してやっていきます。
“不要なモノ”の判断がなかなかできないという方は、2つの基準で分けていくのがおすすめです。
・もう使えないモノ(書けないペン、サイズアウトした服、賞味期限切れの食材など)
・1年以上使っていないモノ
捨てるのが苦手な方の場合、なかなか10秒で判断しきれないモノもあるかもしれません。でも、10秒で決められないモノは“基本的には要らないモノ”と割り切ることも大切です。
時間が潤沢にあれば「どうしようかな……」とじっくり迷う余裕もあるかもしれません。しかし、時間のない方は、たった30個のモノと向き合うのに1つ1つ時間をかけていたら、永遠にお片付けを進められません。判断を先延ばしにせずに、「迷うモノはそもそも不要なモノ!」として考え、“1個10秒”でどんどん判断していきましょう。
まとまった時間を取ることが難しくても、「チリも積もれば山となる」という言葉があるように、毎日少しずつ続けていけば確実に片付いていきます。
また、継続するために、できるだけ毎日やる時間を決めて習慣付けてしまうのがおすすめです。「寝る前の5分」「夕食後の5分」など続けやすい時間を決めて、毎日のルーティーンに組み込んでいきましょう。