映画『耳を腐らせるほどの愛』NON STYLEが語る“くだらなさ”を徹底的に追求したミステリーとは

2019.06.13

ミステリー映画は数あれど、ここまで笑えるミステリーには出会った人はいないはず。

絶大な人気を誇る漫才師コンビNON STYLEが脚本と主演を務める映画『耳を腐らせるほどの愛』が、いよいよ2019年6月14日（金）に公開します！

脚本を担当した石田明さんと主演を務めた井上裕介さんのお2人に、映画の見どころから関西でおすすめのお土産までお話を伺いました。

■『耳を腐らせるほどの愛』あらすじ

舞台は無人島のリゾート地、門喜グランドロイヤルホテル。そこで一人の男の死体が見つかった。男は、「東中野たとえ話サークル」の合宿で島を訪れていた部長・鈴木鈴吉（井上裕介）。鈴木の近くには、凶器とみられるガラス製の大きな灰皿が転がっていた。

外部への連絡手段が全て閉ざされたそのホテルに、偶然居合わせたのが探偵の真壁（八嶋智人）。宿泊客の誰かが鈴木を殺害したとみた真壁は、助手の納冨（菅原永二）とともに犯人捜しを始める。

ホテルには他に、管理人である出口（村田秀亮）と鈴木のサークル仲間・倉敷純一（黒羽麻璃央）、葉山瑠奈（森川葵）、福山朱音（山谷花純）、小倉由愛（信江勇）がいた。彼らのほかにも、自殺願望のある白木みどり（長井短）、謎の男・黒柳哲（小木茂光）、物静かな女・豊橋千秋（MEGUMI）の8人が宿泊していた。

真壁と納冨が聞き込みをしていくうちに、宿泊客たちの知られざる事実が明らかになっていく。果たして、主人公を殺したのはいったい誰なのか？

主人公が死体という衝撃のプロローグから始まるストーリー。緻密に計算された笑いに、ひとクセもふたクセもある登場人物たちとの絡み合い。そして次々と巻き起こる波乱と驚き。いまだかつてないミステリー・コメディ作品です。

画像：anna

──今回の映画の見どころを教えてください。

石田　井上さんの洗練された死にっぷりですね（笑）

井上　終始、私は目を閉じています。そのなかで本当に寝ているときもあります。代役のときもありますし、ピクピク動いているときもあります。それを皆さんに見つけていただきたいと思います。

石田　（死体役が）とても似合っていました。

──石田さんは今回、脚本を担当されていますよね。こだわりのポイントはありますか？

画像：anna

石田　今回のテーマが、どれだけくだらない内容にするのかだったので。お金と時間をかけて、くだらなくて笑える内容をどれだけ詰め込めるかというところに力を注ぎました。

──井上さんは今回が初主演とのことですが、演技で特に力を注いだところはありますか？

井上　頑張ったことは……ないですね。

──ないんですか!?

井上　今回“主演”にはなっているんですが、実質的に森川葵さんや八嶋智人さんが主演だと思うんですよね。主演というほど頑張ったこともないですし。

石田　（うなづきながら）最優秀“見切れ”賞やと思う。

──セリフについてはどうでしたか？

画像：anna

井上　今回は努力ゼロです（笑）出演者が各々キャラクターを崩して自分の色を出すのが楽しくなっていたので、前日に覚えていくこともなく。当日は現場でみんなで読み合わせをして、そのままのノリで撮影に入っていましたね。

──キャストが個性派揃いですよね。

石田　そうですね。欲しいところに、欲しい役者さんをキャスティングしてもらえたなという感じでしたね。

画像：anna

──関西土産でおすすめのものがあれば、教えてください。

石田　新大阪駅のお土産屋さんで売っている『阿倍野ぽてと』ですね。他のスイートポテトとは違って、ふわトロ食感で美味しいです。

井上　僕はお土産を買わないですね。新幹線に乗る前に、新大阪駅構内のフルーツジュースを買うくらいで。老眼防止にアサイーとブルーベリーのフルーツジュースを飲んでいます。

お2人のやりとりを全て掲載できないのが残念なほど、楽しい取材現場でした。6月14日（金）に公開となる映画『耳を腐らせるほどの愛』では、石田さんの出演シーンもあります。こちらもぜひお見逃しなく！（文／浜田みか）

＜映画情報＞
耳を腐らせるほどの愛
2019年6月14日（金）より公開
※上映映画館は『耳を腐らせるほどの愛』公式ホームページでご確認ください。

【参考】
※映画『耳を腐らせるほどの愛』公式ホームページ

【画像】
※anna

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