私に似合うヘアカラーは?美容師が教える「失敗しない」オーダーの仕方
髪を染めるとき、どうやってオーダーすればいいのか迷う方も多いのではないでしょうか?
オーダーする段階で意思疎通が取れていないと、イメージと違った仕上がりになってしまいますよね。
今回は、美容師である筆者が現場で培った経験より、“似合うヘアカラーを導きだせる”オーダーの仕方をご紹介します。
なりたいイメージを伝えるのは消去法が有効︎
膨大な数の色味の中から、なりたいイメージのカラーをピンポイントに見つけだすことは非常に難しいです。
まずは、大きなくくりに分けて、そこから細分化していくような“消去法”のほうが、イメージにより近い仕上がりにしていくことができます。
イメージは暖色系?寒色系?
色味の種類は大きくわけて、赤やオレンジなどの暖かみのある色の“暖色系”と、青や緑などの暖かみのない色の“寒色系”の2種類。
暖色系のほうが、髪の毛にツヤがあるように見えて、寒色系のほうが、髪の毛が柔らかく見えます。
まずは、なりたいイメージに近い色味の種類を伝えましょう。
明るさ(トーン)を伝えましょう
色味の種類を伝えたら、次は明るさ(トーン)を伝えてください。
今より明るくしたいのか、暗くしたいのか、もしくは明るさは変えたくないのか。このポイントは必ず押さえて!
色味の種類が合っていても、明るさが違うとイメージもかなり違ってきます。暖色系は暗いトーンだとよりツヤ感が出ますし、寒色系は明るいトーンだとより柔らかい雰囲気になりますよ。
イメージの写真を見せても大丈夫?
色味を言葉で表現することが、難しく感じる方も多いのではないでしょうか?
そのようなときには、イメージの写真を何枚か見せましょう。一枚だけだと、見る人によってイメージがバラついてしまうので、最低でも3枚は用意して。
言葉だけでなく、ビジュアルでイメージを共有することもとても大事です。
お客様の中には写真を見せるのは失礼だと考えている方もいらっしゃいますが、それを失礼だと感じる美容師は、ほぼいないと思いますので、ご安心を。
なりたいイメージができないような髪の毛の状態だったり、美容師側がおすすめできないと判断したりした場合は、その髪色にしたときのリスクについての説明や他の提案をされることもあると思います。それでも、なりたい雰囲気のイメージが、より明確に伝えられるので写真を見せることはかなりおすすめです。
美容師にお任せするのもアリ
写真を準備したり、事前にイメージを膨らませて行ったりするのは、面倒くさい……。
そんな方は、信頼できる美容師にお任せしてしまうのもアリです。
いつも通っている美容院の方なら、あなたの髪質や好みも知っているはずです。似合わせやトレンドを意識した色味の選択、今の髪質の状態に合わせてベストな薬剤をきっと選んでくれるはずです。まずは、美容師のおすすめを聞いてから相談するのもいいと思います。
いつもイメージと違ったヘアカラーになってしまっている方は、ぜひオーダーの仕方の参考にしてみて。
あなたに似合うヘアカラーはきっとあります。
美容師としっかりとコミュニケーションを取って、イメージ通りのヘアカラーを見つけてくださいね。
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※ Kostyazar / shutterstock