夏日のベビーカー移動も怖くない!オススメ「熱中症&暑さ」対策グッズ8選
暑い季節のベビーカー移動。寝てたり座っているだけの赤ちゃんですが、実は、ベビーカーを押しているママ以上に暑さと戦っていることがあります。
ベビーカーは、直射日光だけでなく地面からの照り返しを強く浴びてしまうので、しっかりと対策することをおすすめします。
今回は、3児のママである山田さんに、夏日のベビーカー移動の注意点と便利な対策グッズをご紹介いただきます。
夏場のベビーカー移動!赤ちゃんへの負担は?
環境省が提供している「熱中症予防情報サイト」では、身長の低い子どもに対して下記のように伝えています。
日中の強い日射により地表面はかなり高温になります。身長が低く地表面からの影響を受けやすい子供を想定して、高さ50cmでの暑さ指数を観測、比較しました。
子供を想定した50cmの高さでは大人の高さの150cmに比べ、暑さ指数は平均して0.1~0.3℃高くなります。風が弱く、日射が強いときには2℃程度高くなった事例もありました。
また、子供を想定した50cmの高さでは大人の高さの150cmに比べ、地表面の影響を受けやすいため、体感温度はさらに高くなります。地表面からの反射光の遮光や熱がこもりにくい服装など、大人以上に子供の対策を心がけてあげることが重要です。
※「地表面に近い高さの場所、ここでは高さ50cmを想定」環境省 熱中症予防情報サイト
日中の強い日射により地面はかなりの高温に……。ベビーカーの座席も地面からの距離が大人よりも低いため、同じようなことが言えます。
筆者は、外出や買い物は、できるだけ朝早めか夕方の時間にするようにしています。何も対策をせず、暑い日に外出すると、20分でも赤ちゃんの顔が真っ赤になっていることもあるので、日中の移動がある場合は、長時間のベビーカー移動は避け、途中、涼しいところで休憩するなど、赤ちゃんの様子を見て行動するよう心がけています。
体感温度が高くなり、汗っかきな赤ちゃんは汗びっしょり、熱中症や脱水症状の危険があるため、しっかり予防したいですね。
ベビーカーの暑さ対策5つ
(1)保冷シート
ベビーカーの座席に敷く保冷シートは、保冷剤を入れられるようになっているものと、シート自体が冷たい素材でできているものとあります。メッシュ素材だと風通しがよく快適です。
(2)ジェル状の保冷剤
カチカチに固まる保冷剤に比べて、凍らしても固まらない柔らかいジェル状の保冷剤は、枕にしても痛くなく用途が広がります。ベビーカーに乗っている赤ちゃんの頭や背中、足などを冷やすとよいと思います。
また、わざわざ凍らさず濡らすだけでひんやりするネックウォーマーなどもあり、暑さ調節が手軽にできますので持っていると便利です。
(3)ベビーカーの日よけ
ブランケットやケープなど赤ちゃんに掛けるタイプとベビーカー自体を覆うネットタイプがあります。日焼け防止や蚊よけにもなり筆者のお気に入りの対策です。
しかし、ケープタイプの日よけは、薄い素材でできていますが真夏に一枚掛けられているというのは暑かったようで、初夏と秋口くらいしか使いませんでした。
(4)照り返し防止シート
地面からの照り返しを防止するシートで、下からの暑さを軽減してくれます。ベビーカーの下に簡単に取り付けられ、3~5℃近く体感温度が変わるものもあります。
(5)ベビーカー用扇風機
ベビーカーに取り付けられる扇風機。行楽地などで使用している人をよく見かけます。赤ちゃんが触ってしまっても大丈夫なように、指が羽に触れないような仕組みになっているので安心です。
▼おすすめのグッズ8選
(1)クール・ミー 「ベビーカー用さらさらシート」
”メッシュ・断熱材・メッシュ”の3層構造が、背中やお尻などをムレにくくし、体温が高くなるのを防いでくれます。体から出る熱を素早く逃がすので、ひんやりとした肌ざわりが気持ちいいですね!
色もブラック、ベージュ、ピンク、グレー、ブルーと豊富で、5点式シートベルト型のベビーカーなら簡単に取り付けることができます。
(2)アレックス・サンガ 「ひえぽかサポートクッション」
凍らしても固くならない保冷剤がセットになっている保冷シート。保冷剤は、お湯で温めることもでき、保温シートにもなるので一年中使用することができます。
ベビーカーやチャイルドシート、ヘッド部を取り外せば抱っこ紐に簡単に取り付けられるのも魅力的です。
(3)ファムベリー「ひんやりUVブランケット」
クリップで留めるタイプの日除け・紫外線対策のブランケットです(UVカット率94%)。クリップが2個付いているので、ベビーカーだけでなく抱っこ紐にも使うことができます。
薄手でさらさら素材だから、お出かけ中にムレることがなさそうです!
(4)スマートスタート 「大型サンシェイド レイフリー」
ベビーカーに取り付け、強い日差しと紫外線をシャットアウト(UPF 50+)するカバーです。大きなカバーが、前からも横からも守ってくれます。両サイドの布地がメッシュになっているので、深くかぶせても熱がこもらず安心。
使わない時は、コンパクトに収納できるので便利です!
(5)イマージ 「虫よけ メッシュネット」
ベビーカーと抱っこ紐、どちらにも使える2way仕様のカバーです。通気性の良いメッシュ素材で、軽い日除け、そして、虫よけにもなります。
ボタン装着が簡単で、ズレにくいのもポイントですね。
(6)コジット 「ベビーカー 照り返し防止シート」
ベビーカーの底から背面にかけて取り付けると、アルミ蒸着シートが路面からの照り返しの暑さを軽減してくれるそうです。ベビーカーに乗っている赤ちゃんの熱の負担をやわらげてくれるでしょう。
どの位置でも自由に固定できるフリーマジック(※「フリーマジック」は(株)クラレの面ファスナーの登録商標)が便利で、シートを付けたままベビーカーを折りたたむこともできます。
(7)日本育児 「おでかけ扇風機」
電池式のポータブル扇風機。羽がむき出しではなく、目の細かいカバーで指が入る心配がありません。胴体はジャバラ式で自由に角度を変えることができ、風の方向も自由自在です。
最大直径3cmまで固定できるクリップで、ベビーカーに装着できます。
(8)イマージ「クリップ扇風機」
ライオンのキュートなクリップ扇風機。強力モーターと5枚の羽でさわやかな風が赤ちゃんを心地よくしてくれそうです。また、縦横360度回転するので風を当てたい方向に調節できるのが便利ですね。
電子式で場所を選ばず、強力なクリップなのでベビーカーだけでなく車の中やテントなどでも使用でき、さらに置き型としても使えます。
最近は、様々なベビーカーの暑さ対策のグッズが出ていて、百円均一でも手に入るものがあります。お出かけ時の気温をチェックして、赤ちゃんが快適なお出かけができるよう、色々試してみるのも良いですね。
また、グッズを使った対策だけでなく、水分補給や日陰での休憩など、赤ちゃんの様子を見て対応し、脱水症状や熱中症から守ってあげましょう。
(2018年07月10日の記事を再掲載しています)
【画像・参考】
※ 熱中症予防情報サイト – 環境省
※1 クール・ミー 「ベビーカー用さらさらシート」- Amazon
※2 アレックス・サンガ 「ひえぽかサポートクッション」- Amazon
※3 ファムベリー「ひんやりUVブランケット」- Amazon
※4 スマートスタート 「大型サンシェイド レイフリー」- Amazon
※5 イマージ 「虫よけ メッシュネット」- Amazon
※6 コジット 「ベビーカー 照り返し防止シート」- Amazon
※7 日本育児 「おでかけ扇風機」- Amazon
※8 イマージ「クリップ扇風機」- Amazon
※ SvetlanaBorisova、 Subbotina Anna / Shutterstock